2004-02-05
Link 軸輪(じくわ)のこと
記憶するかぎりにおいて同一製品を最も長く使いつづけているのはシャープペンシルである。はじめてその製品を手にしたのは小学1年の夏休みの終わりごろで、ラジオ体操の皆勤賞記念としてもらった。サクラクレパス製で名前をnocksといい、いまでも大学生協に行けば80円で買える。おそらく最底辺価格帯に位置する安物シャープペンだ。
軸のクリップに手が触れる感触が好きでないので、クリップを持たないnocksを私は好んで使っている。軸の太さは鉛筆とほぼ同じで、大人にとっては細い。高校時代からは鉛筆用の滑り止めグリップを入れて使うようになった。このグリップは実家近くのイズミヤで見つけたが、東京に来てからも文房具屋でときどき見かける。このようなグリップの一般名詞を知らないので、竹輪から連想して勝手に軸輪(じくわ)と命名した。
nocks+軸輪の組み合わせは快適で、人間工学設計を謳うグリップ付きシャープペンよりも使いやすいと私は思っている。それでいて費用は100円強なので、なくしても惜しくない。
nocksは色が豊富だったはずだが、生協にはエメラルド・グリーンと薄紫との2種類しかない。大きな文具店に行けば、黒や紺色といった定番の色のものが置いてあるだろう。
2004-02-10
Link デスクトップPCに内蔵スピーカーを
先月頭に譲り受けたTerminator TUの調子がよく、Power Mac G4を飲んでしまっている。我が家にはデスクトップPCを複数台設置する空間はないので、Macを処分することにした。この決断に至るまでには逡巡することもあったが、最終的にはWindows版iTunesの存在が決め手となった。
ところでデスクトップのMacにあってPCにないものとして、内蔵スピーカーが挙げられる。PC/AT機はそれほど数多く見たことはないが、ビープ音以外の音が出せるスピーカーを内蔵したデスクトップパソコンを、私はまだ見たことがない。Macだと、どんな製品にもスピーカーが内蔵されている。
もちろん迫力ある音楽を楽しむためには外付けのスピーカーを設置すればよかろう。しかしケーブルの取り回しや場所の確保が面倒だし、ただ音声が聞ければよいのに外付けスピーカーでは大仰すぎる。Terminator TUにスピーカーが内蔵できないか目下検討中だ。
ちなみにTerminator TU前面のヘッドホン端子は雑音がかなり入る。背面のLINE出力ではそれほどでもないから、対処のしようがあるやもしれぬ。
追記2008-01-02。LenovoやHPの機械には内蔵スピーカーがある。メーカーによるようだ。
2004-02-15
Link 小銭入れを買う
ふだん身近に目にしているのに正式名称がわからない物がいくつかある。たとえば商店街の歳末抽選会で使う装置がそれだ。多くの人にガラガラで通じるだろうが、ちゃんとした名前はわからない。もうひとつ挙げると、車道と歩道とを分けるパンの耳みたいな部分を縁石ということも大きくなってから知った。さらに恥ずかしいことに、本で得た知識だったために当初は「ふちいし」と読むと思っていた。
ここ数年使ってきた小銭入れの革が破れてきた。この小銭入れの形状は一風変わっていて、化粧のコンパクトのようにパカッと広げて小銭を出す。はじめて見たのは友達が奈良教育大学の学校記念品として持っていたもので、東京に移ってきてから中古屋で100円で購入したのが使いはじめである。2年ほどして革が破け、替えを探す。東京大学の学校記念品に同じものがあると妹から聞き及び、買ってきてもらった。だいたい2〜3年が製品寿命らしく、その革もまさに破れんとしている。
ところが同じものを買うのが難しい。うまく説明できないので、店頭まで実際に持って行って見せなければならない。新宿の東急ハンズで見かけた気がするが、3000円ほどする高級品だった。私が求めているのはもっと安価な数百円の品だ。
このまえGoogleで検索していて、ようやく名前がわかった。この形状は「馬蹄形」と呼ぶのだそうだ。そうして購入にたどりにつたのが、日本将棋連盟で売っている600円の馬蹄形小銭入れである。送料は120円で、品物は普通郵便で届けられた。例によって数年はもってくれるだろう。