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十日日記


2005-08-05

Link Windows XPはUDF 1.5書込非対応

先のnetatalkは、AppleVolumes.defaultのname欄をEUC-JPで書けばボリューム名が日本語で正しく表示されることが確認できた。しかし、Mac OS 9のネットワークブラウザからではマウントできるのだが、Mac OS X 10.3.9では日本語名のボリュームはマウントできない。しかたがないので、同じマウントポイントを日本語名と英語名と重複させて登録することにした。Mac OS 9を使う初心者は日本語名でマウントし、Mac OS Xを使う上級者は英語名でマウントする。

ファイルサーバーをMac OS 9からLinux+netatalkに変えると、転送速度の違いが体感できる。計測してみても、従来10MbpsだったのがOS 9からでも40Mbps、クライアントをOS Xにすると80Mbpsほど出ている。ところでMac OS 9からは“システムフォルダ”の中に“サーバ”というフォルダーができていて、ここにボリュームのエイリアスが入っている。起動が妙に遅いMacでは、この中にエイリアスが54個も入っていた。

そんな話はさておきeMachines J6442のことだ。この計算機はGSA-4163Bという日立LG社のDVD-RAMドライブを内蔵している。Windows XPはDVD-RAMドライブの読み書きに標準で対応していると思っていたのだが、書き込みはFAT32のみの対応だった。UDF 1.5書き込みができないのは痛い。幸い、ドライバーを裏技的にインストールする方法を鉄虫ネットで得たので、それでしのいだ。

Tags: PC

2005-08-07

Link ATOKとWord 2000との衝突

主力機をJ6442にしてから、Word 2000の終了時にエラーが発生するのを何回か目にした。不審に思って検索サイトに当たってみたら、「ATOKを既定の入力システムにするとWord2000終了時にエラーが発生する」というマイクロソフトのサポートページに行き着いた。Windows MeまたはXPの場合、Word 2000とATOKは衝突を起こす。Word 2000の問題であることが確認されているが、実害はないとのことで放置されたままだ。

ページの記述に従って〈文章校正ツール〉を削除してみたが、エラーは回避できない。その上で、Windows Me用対策としてある〈自動文章校正〉をオフにすることで、ようやく回避できた――と思う。

Tags: PC

2005-08-08

Link USB夜話

外付けハードディスク装置を選ぶとき、接続方式としてUSB 2.0とFireWire(IEEE 1394)とのどちらにするかというのは、わりと見かける議論である。Mac使いだった私はFireWire一本である。両端の形状が異なっているUSBケーブルは美しくない。目の悪い上に老眼の母がUSBケーブルを誤ってEthernetポートに挿入するのを見て、何よりも刺さること自体に驚いた。

しかしその登場時から、世の趨勢はUSBにある。ケースもUSBのほうが数千円安いし、規模の経済がはたらくのかケーブルも数百円安い。このまえ通販ショップでメモリーを探しているときに3000円のUSB外付けHDDケースを発見し、6000円を切っていた120GBのHDDと合わせて買った。サーバーのバックアップとして使うためだ。

機器を接続しただけで自動的にマウントされ、設定をしようと思っていた矢先に虚をつかれた。supermountというのだそうで、Vine Linux 3.0から入っていたらしい。FireWire一本だったので今まで気がつかなかった。性能には期待していなかったが、hdparmで2.43MB/secとアホみたいに遅い。11Mbpsを超えているからUSB 2.0接続しているのだろうが、DVD-RAM並の速度ではなかろうか。(その後測定し直すと、15MB/secほど出た。12V-0.9Aなのはプラッターが多いからだと納得。発熱もなぜか控えめになった。)

Terminator TUがサーバーの服務を勤められることが判明したので、余ったPowerMac G4 400/PCIはクライアント用として使用することになった。付属キーボードが壊れているので新規購入しようとして、適切なものが見つからないことに気づく。条件を重要な順に述べていくと、(1)パワーオンキーつき、(2)テンキーつき、(3)できればJIS配列、(4)なるべくコンパクト――である。私が使うのではないからキータッチはどうでもいい。要は初代アップルUSBキーボードがあれば十分なのだが、これがない。けっして名機とは思えないが、今では中古で1万円ほどするようになっている。

新品でパワーオンキーのついたものと言えばアテッサのものがあるが、1万円を超える価格には気が引ける。最も安価な組み合わせを検討した結果、iMac付属のキーボードをG4にまわして、iMacには私が昔使っていたHHK Liteをあてがい、さらに外付けテンキーを装着することにした。iMacはパワーオンキーがなくても本体の電源ボタンに手が届くし、追加費用もテンキー代だけですむ。

そのテンキーは、実はつい最近までMac/Windowsに関係なく使えると思っていた。どうやら違うらしく、Mac用のテンキーがかろうじて存在している。ヨドバシカメラで見るにサンワサプライの3製品だけが購入可能である。

Tags: PC

2005-08-13

Link インラインとブロックとを行き来する

さる筋からワープロ作業を依頼された。安易に引き受けたものの、いざ確かめると敵は手強い。国語の解答用紙を作れというのだ。縦書きに加えて枠の多用と、日本語環境独特の要素を盛り込んだ題材である。ほかの仕事を抱えているだけに、すぐに後悔した。

Macでこの種の作業を最も簡単に行なえるのはマックライトIIで、その後継とも言えるクラリスワークスがそれにつづく。近年のEGWORDも比較的扱いやすい。Microsoft Wordは一見自由度の高い罫線機能を持っているのだが、その自由度の高さが仇になって意外と使いにくい。ビジネスユーザーの中にはExcelで文書を作る向きもあるが、今回は縦組なのが厄介だ。

浮動オブジェクトコピーしてインラインペーストクラリスの系譜にある作表機能で便利な点は、他のオブジェクトと同じようにインラインかブロックかを自由に選択できる点だ。先のEGWORDの広告にも出ているが、少し紹介しておく。図左はクラリスワークスで表を作ったときで、デフォルトでは自由な位置に配置できる浮動オブジェクトになっている。これをインラインにするには、表全体をカットなりコピーなりしたのち(図中)、ポインターがキャレットになっている(i.e.テキストモードの)ときにペーストする。すると、インラインの表と通常の文字列とで、中心線が自動的にそろう(図右)。これだけのことが、Microsoft Wordでは難しい。(おそらく「問一」の部分を含めて表にし、透明な罫線を使用することになるだろう。)

いまのところ、作業はクラリスワークス 4.0v2 for Windowsで行なおうと思っている。このソフトは「Windows 95対応」で動作に怪しいところがあるが、ビジネス文書には今でも便利だ。ただし、人に奨めようにも購入のしようがない。ソースネクストから安価に販売されてくれればいいのだが、そのような事態は考えられない。とりあえず、LotusSuperOfficeを買って使い勝手を確かめる予定である。

追記。LotusSuperOfficeは×。

Tags: PC

2005-08-16

Link LinkStationにrsyncd

サーバーに載せたデータの控えをとる件、USB 2.0の外付けHDDでは信頼性に不安が残る。hdparmで制御できないのでディスクが回転しつづけるため、早く寿命を迎えてしまうのではないか。そこで目をつけたのが、使われぬまま放置されていたNAS(LinkStation HD-H160LAN)である。放置されていた理由はWindows/Macの互換があまりうまくいかなかった点で、これはSamba/netatalkが古いため仕方がない。ハードウェア的な問題はなかった。

LinkStationや玄箱はOSとしてPowerPC Linuxが走っているため、先人たちが改造を行なっている。その恩恵にあずかる算段である。

上に従って作業を進めた。OpenSSLのインストール時にinterger.pmだけでなくstrict.pmも必要だったこと以外は、それまでの過程で特に問題がなかった。しかしOpenSSHがmakeできない。途中で次のようなエラーが発生する。いくつかバージョンを試してみたのだが、結果は変わらなかった。

dso_dlfcn.o(.text+0x72c): relocation truncated to fit: R_PPC_REL24 dlclose
collect2: ld returned 1 exit status
make: *** [ssh] Error 1

幸いrsyncをdaemonとして動かせば、sshdは必要ない。こちらもmake時に「popt.h」がないといって怒られるが、先だってconfigure時に「--with-included-popt」しておけば問題ない。rsyncd.confの設定では、「rsync使用メモ」に助けられた。

控えをとることだけが目的なので、Vine化やDebian化をする予定はない。それよりもLinkStationのスリープ機能が便利だ。指定した時刻にスリープ・復帰が行なえるので、実働時間を1日2時間にして起動中にrsyncを動かしている。

Tags: Linux

2005-08-20

Link 養老孟司を読む

ブックオフで養老孟司『まともな人』(中公新書、2003年)が百円コーナーに出ていたので、退屈しのぎに買う。2003年といえば『バカの壁』がそれこそバカみたいに売れた年らしく、『まともな人』は柳の下のドジョウを狙ったものなのだろう。中身は連載エッセイの収録で、およそ新書で出すような書籍ではない。

養老先生の本は、単著でも何冊か読んできた。ちくま文庫に収められている初期作品『ヒトの見方』『脳の見方』あたりは、わりとおもしろいく読める。ちなみに「バカの壁」という言葉は、『脳の見方』の中に「馬鹿の壁」として出てくる。この人の気質からして同じことを言っているのだろうと思われるので、『バカの壁』は読む気がしない。

『唯脳論』(ちくま学芸文庫)でハッとしたのは出だしで、「心と脳」を「機能と構造」として描いている。同書での著者の主張を思い出しつつ書くと、(1)人工物は脳の機能を延長したものである。都市はその代表的な例だ。(2)知覚や意識は脳の機能で、それに対応する構造が脳に存在する。我々は脳の構造に従って物事を認識する。(3)脳にとっての禁忌は脳の身体性である――といったところだろうか。

ことの真偽は私にはわからない。ただし疑義はある。たとえば著者は(1)に従って数学も脳の産物だと説く。さらに(2)の線で、比例・相似が視覚(網膜)の構造に存在していること、それどころか直線という概念も脳(神経系)の中に構造として存在していることをいう。数学の基本的な発明は実は脳の中の何かを発見していることになる。その一方で、視覚は座標を利用していないともいう。では、座標は脳のどこに根ざしているのだろうか。

(3)を読むときに思い出したのは、むかし『パペポTV』で上岡龍太郎が父のセリフとして述べていた「脳も肉体の一部やなあ。体が動かんようになったら、頭まで動かんようになった」という話だ。脳は筋肉ではないから、これまたどれだけ本当なのかはわからない。

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2005-08-21

Link Mac/Windowsでのリモートファイル共有を考える

Samba 3とNetatalk 2との組み合わせで、Mac/Windows両方から共有できるファイルサーバーが実現できることは前に触れた。ただしこれはLAN内のことだ。iDiskのようにLANの外からでもMac/Windowsで共通してアクセスできるようにするには、どのような方法が考えられるだろうか。

Macのほうは何もしなくてよい。AFP over TCP/IPになっているので、たとえばMac OS 9なら“ネットワークブラウザ”の〈サーバへ接続...〉から、アクセスしたいAppleShareボリュームのある機械のURLを入力するだけだ。問題はWindowsである。

最初に検討したのはWebDAVである。Vine Linuxにはmod_davもmod_encodingも用意されていて手軽な点では一番だし、ルーターのポートを新たに開けなくてもいいところが嬉しい。

しかし、WebDAVではSambaでいう「delete veto files」が実現できないのが困る。とはいえMacを使っていない方には全然ピンとこないかもしれないので、以下に簡単に説明する。

Macからnetatalkサーバーに「hoge.xls」というファイルを置いた場合、リソースフォークの部分は「.AppleDouble」という隠しフォルダーの中に「hoge.xls」という名前で作成される。Windows機からSambaサーバーにアクセスするときには.AppleDoubleフォルダーは見えず、「hoge.xls」を消去するとリソースフォークのファイルも同時に削除される。ところが、Windows機からWebDAVでアクセスして「hoge.xls」を消去しても、.AppleDoubleフォルダーの中にある「hoge.xls」は残ったままになってしまう。

他の問題もある。最も手軽なBasic認証は、パスワードを平文で送るためWindows XP SP2からは標準では使えなくなっている。パスワードを暗号化したダイジェスト認証を使用すると、mod_encodingがうまく動作せず日本語ファイルが書き込めなくなることがある。現実的な案としては、Basic認証+SSLあたりに落ち着くだろうか。

もうひとつ案がある。PPTPを使ってVPNを構築し、そこでSambaを使う方向だ。暗号化のためにカーネルにパッチを当てて再構築する必要が出てくるのが面倒だが、いったん構築できれば便利だろうとは思う。

Tags: Linux

2005-08-26

Link 旅行者から見たJR東日本

二泊三日の小旅行に出ていた。旧交を温める以外に目的があるわけでもないので、時間を持て余す。数えてみたら、旅行中に本を5冊ばかり読んでいた。そういえば、ホテルでも移動中でも読書ばかりしていた気がする。

移動は新幹線で行ない、ホテルは楽天トラベルで予約する――なんとも平凡な話である。ただし今回は「周遊きっぷ」を買った。この切符を持っていると、決められた区間内で特急自由席を含むほとんどの電車に4日間乗り放題になる。問題は4000円という価格で、真面目に計算するとけっこう割高だ。ただしイオカードがなくなった今、切符を買う手間を省くのにいいと思う。

そういえばJR東日本はよほどSuicaを普及させたいようで、自動改札機に専用レーンを設けている。そこまではいい。しかし、専用レーンを真ん中に設けるのはやめていただきたい。旅行者や観光客がとまどうではないか。部外者の利便を考えないあたり、東京は人口こそ多いが田舎だなあと思う瞬間だった。

以下余談。宮城県で最大震度6強の地震があった日の翌日、宿泊先の新宿から国立までで行くのに周遊きっぷを有効活用しようと考え、生まれて初めて特急あずさに乗った。新宿を発車後まもなく、うしろの席に座っていた中年男性が車両連結部に移動し、信じがたい嘘話をはじめる。

「あの、○○です。いまですね、東北新幹線に乗っているんですけれども……。いやあの地震でね、ぜんぜん動かないんですよ」――環境音で在来線とわからないものだろうかと、はたで聞いている側が心配になってくる。遅刻の言い訳のようで、ほうぼうに電話をかけていた。「いま大宮なんですが……」とか「やっと上野に着いたところです」などとしゃべっていた。

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2005-08-29

Link VPN縁起

Sambaサーバーをローカルマスタブラウザ(LMB)にすると、クライアント機からワークグループ内の機械一覧が見えなくなる。(アクセス権がない、という旨のことを言われる。)マニュアルを引っ張り出してnobodyの設定を変更したりしたのだが、未解決である。結局、Sambaサーバーがローカルマスターには決してならないように設定してお茶を濁している。

Netatalk 2.0.3+CJK patchのほうも、ちょっとばかり困ったことが起きている。Mac OS XからマウントしたAppleVolumeは、日本語名のファイル検索が機能しないのだ。Mac OS 9でマウントすると検索できることから問題はUnicodeがらみだと思うが、これも未解決。現在は、ファイル検索するときだけSamba共有フォルダーとして接続するという苦肉の策を適用している。(追記。Mac OS Xでも日本語ファイル検索が可能になったCJK patchが出た。)

さて、WindowsのLAN外からのファイル共有は、WebDAVで速度が出せないこともあり、VPNを使用することに決めた。これまで関心がなかったので、「VPN技術について」「VPN」「PPTPサーバー構築」「LinuxでWindows用VPNサーバを立ち上げる」などを読んで一知半解に努める。(完全理解は最初から放棄している。)VPN対応ルーターが手元にあったのは幸運だった。

クライアントはWindows機だけなので、マイクロソフト社策定のPPTPでいく。上に掲げたページを読めば、暗号化なしでVPN接続することはできる。注意点としては第一に、暗号化なしのVPN接続はデフォルトでオフになっている点。第二に、VPN接続時には「リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う」をオフ(デフォルトではオン)にしないとVPN側からIEなどで接続してしまう点。しかしオフの設定にしてもローカルプロキシを読みに行かなくなるので、どういう経路で名前解決しているのか疑問がある。

ここでも問題はある。暗号化のためにkernelにパッチを当てようとするのだが、2.6系列を除けば最新で2.4.22用のものしか見当たらない。よって2.4.27を搭載するVine Linux 3.1にはうまく当てられないことだ。一部手作業を行なってなんとかパッチを当てるも、モジュールの作成でこける。そんなに頻繁に使うものでもないし、Vine Linuxはまもなく3.2になるそうなので、それまで待っておこうと思う。

Tags: Linux


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