2005-09-29
Link なんでもExcel
我が国でExcelが使われる場面の広さには驚く。データベース的に利用するのは序の口で、仕様書や企画書にまでExcelを使う人もいる。まさに「なんでもExcel」状態である。『日経PC21』に掲載される関数の超絶技巧を見ると、そこまでやるかと感嘆することしきりだ。私など、今年に入ってようやく配列数式の存在を知った未熟者である。(配列数式は、mapを使うような処理に使用する。数式の確定時にCtrl+Shift+Enterと押せばよい。)
Excelが偏愛される理由のひとつには、世間には表が好きな人が多いということがあろう。西欧の表とちがって、我が国の表は多くの場合縦線も入っている。だから、表好きというよりはマス目好きといったほうが適切かもしれない。
しかし、Excelが好まれる理由は他にもあると思う。ひとことでいえば(当人にとっての)「見通しのよさ」だ。Excelでいかに工夫したところで(あるいはVBAを使って新規にワークシート関数を定義したところで)、1つの関数で実現できる操作は知れている。だからExcelで複雑なブックを作成するときには、「作業用セル」といって変数を一時的に保存するためだけのセルが設けられる。しかもその変数は常にprintされているわけだ。このように、スモールステップであり変数確認が同時にできるのが取り組みやすさにつながっている。
ただし、そのファイルを作成者以外の人間が扱うのは難しい。どこにどんな関数が使用されているかは、セルをクリックしなければ確認できないからだ。よって、保守性を考えればVBAを使ったほうがよい。こちらはマクロシートに集中的に保管されるから、機能の流れが追いやすい。
私自身、VBやVBAに対して偏見を抱いていたのを反省している。大したことはできないかわりに、小さなことをやるには便利にできている。食わず嫌いの方にはオススメしたい。