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十日日記


2005-12-01

Link KzBackUpToolで“デスクトップ”を複製元に

iMac群やポリタンクG3/G4群が導入されて5〜6年たつだろうか。PCお守り係としては、そろそろハードディスクの物理的損傷が気になってくる。転ばぬ先のバックアップを完備させておきたい。

Mac OS 9で使える無料のバックアップ支援ソフトウェアは、KzBackUpTool 2.2.1が定番だ。それを使って定期的に控えを取ってくれとお願いしても実現可能性は低そうなので、システム終了時に自動的にバックアップをとる設定にする。

ところがひとつ問題がある。KzBackUpToolでは、複製元として“デスクトップ”を指定することができないのだ。バックアップをマメにとらない人のデスクトップには往々にして書類やフォルダーが散乱しているため、この問題は何としても対処しなくてはならない。解決策としては、次のようにすればよい。

“デスクトップ”のファイルは、「基本的には」起動ボリュームの“Desktop Folder”という不可視ディレクトリに保存されている。(別ボリュームのこともある。混乱予防のためにも、デスクトップにはファイルの実体を置かないのが望ましい。)そこで起動ボリュームの第1階層に“Desktop_Folder”というフォルダーを作成しておき、複製元として指定する。複製先はどこでもよい。次に、“初期設定”-“KzBackUpTool Prefs”をバイナリエディターで開いて、先の「_」(アンダースコア)を「 」(空白)に置き換える。

これで、複製先の“Desktop Folder”(可視ディレクトリ)の中に“デスクトップ”の控えがとられるようになる。

Tags: PC

2005-12-03

Link フランスとMetaPost

作図ツールで最近熱いのはPHPのグラフ作成ツールJpGraphだが、ここは渋くMetaPostに注目していきたい。

MetaPostの関連サイトは、本国アメリカよりもヨーロッパ、特にフランスが充実している。中でも目を引くのはSyracuseMetaPostページだ。講義ノート用の図版を集めたFigures pur un coursは実用的だし、Galeriesには美しい図版が数多く収録されている。

Tags: PC

2005-12-05

Link サンラメラ使用中

輻射式の暖房器具には興味があり、以前サンルーム550Nを購入した。ところが当時住んでいた木造アパートは建て付けが悪く隙間風が吹き込むこともあって、真冬には18℃を上回ることができなかった。備え付けのガスエアコンのほうが強力だったので、1カ月足らずで売り飛ばした。

実はサンルームは一種の類似商品であり、その元祖はサンラメラという製品である。このことを私は去年の暮れに知った。いつだったか、永平寺の住職を取り上げた番組がNHKで放映されていて、部屋にはサンラメラが映っていた。冬の永平寺は寒かろうから、そこで実用になるのなら性能に間違いはなさそうなので、この10月に注文した。いまも使用している。

暖房装置としては優秀で、満足している。結露が発生しないのが想定外の効能だ。

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2005-12-08

Link ADOで取得したレコードセットの行と列

ここ数年間毎年風邪を引いていた誕生日を健康に乗り越えて調子がよいと思っていたのだが、きょうになって喉が痛むようになった。かなり短く髪を切ったのがまずかったか。

頭もはたらかないので、VBAで気になることを1つだけ書く。ADOで接続したデータベースにSQL命令を発行してデータを取得するとき、それを2次元の配列に収めようとするのは自然な発想だろう。ところが、VBAで得られる2次元配列は私が想像する2次元配列とは行・列が逆転している。

私は横ベクトルが縦に並んだような行列を考える。だから、(3,4)とあれば、3番目のレコードの第4項目、のように考える。(Excelでは、こういうときには配列の添え字は1始まりになる。)ところが実際には、4番目のレコードの第3項目となる。接続するたびに妙な感じがするのだが、私のほうがおかしいのかもしれない。

Tags: 言語 PC

2005-12-09

Link ナカトジータで中綴じ三昧

リコーのジェルジェットプリンターIPSiO G7570を使って小冊子印刷するのが好きだ。64ページのマニュアルも、こうやって印刷すると16枚に収まる。印刷した紙は、中綴じ用ホッチキスHG-10Vで綴じる。厚手の印刷物は、ほとんどこのようにしてB5判の冊子にしている。

上の中綴じ作業を数十部〜百部の規模で行なわなければならないとしたら、どうだろうか。ちょっと面倒に感じられると思う。だが、業者に出したり資金や時間はもったいないし、自動製本機導入の予算を組むほどの規模でもない。そういう人に打ってつけなのがナカトジータである。どんなものかは、リンク先を見れば一目でわかる。3000円という値段は少し高いが、アイデア料と考えよう。

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2005-12-11

Link 食と住

風邪を引くなか、東京に顔を出してきた。

喉を痛めているときに刺激物はよくないと考え、昼はシチューを食べた。渋谷駅を出て西武百貨店のほうに歩く。Stew Kettle Rebirthというシチュー専門店だ。舌が肥えているわけでもないので特別なことは書けないのだが、おいしい。私よりも味覚の鋭いTさんやKさんもそう言っているので、大丈夫だろう。stewとstewardには関係があるかな、と思って軽く調べてみたが、無関係だった。

宿は立川リージェントホテルというところだ。ここは入り口を探すのが困難で、罠ではないかと思うほどである。(入れないドアや無関係なエレベーターがあり、フロントにたどり着くまでが一苦労だった。お客様の声を見れば、誇張ではないとわかるだろう。)LANを使用する場合には、フロントで「てるらん」という接続キットを受け取らなくてはならない。往年のPhoneTalkのような感じでLANを構成しているようだ。

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2005-12-14

Link デジタルカメラを再度買う

3年間使っていたオリンパスのデジタルカメラが故障したので、買い替えることにした。購入に当たって考慮した点は、(1)乾電池駆動、(2)J6442で読める記録媒体、(3)手ぶれ補正の3点である。大きさにはこだわらないし、画素数も実は200万画素で十分だ。そうやって探していくと、意外なことに松下製が3条件を満たすことを知る。結局、DMC-LZ2を購入。価格は3万円弱だった。

SDメモリーカードは付属しないので、自前で調達する必要がある。もっとも、すでにカードを持っている人には不要だし、必要なメモリー容量は個々人で異なるだろうから、この方針には賛成する。amazonで適当に見繕ってHPC-SD512TPを選ぶ。転送速度が10MB/sで、ちょうどカメラの限界性能に一致するらしい。その他ソフトケースも買う。ソフトケースくらいは付けてほしかった。純正オプション品は探すのに一苦労だから。

同機には銀色と黒色との2色があり、私は黒を選んだ。届いたカメラを手にとってみると、プラスチック樹脂がずいぶん安っぽい。使い勝手の点では、OKにあたるボタンがなくて→ボタンで代用するのに戸惑ったくらいで、ほぼ違和感なく使える。画質云々については、コメントできるほどの感覚を持ち合わせていない。

Tags: PC

2005-12-15

Link 科学技術史

今回の都心ブックオフめぐりでは、数こそ少ないものの掘り出し物を手にすることができた。きょう記すのはその中の1冊、城阪俊吉『エレクトロニクスを中心とした年代別科学技術史』(第4版、日刊工業新聞社、1998年)。第5版が2001年に出ている。

労作としか言いようがない大作である。B5判で336ページあり、中も9pt、8ptのイワタ活字でびっしりと組まれている。もちろん科学技術史だから数式も図版も入っており、書く側だけでなく組む側の苦労も偲ばれる。内容は、歴史年表が詳細になっていると考えたらよい。ただし、日本史や世界史の場合「政治・経済・文化社会」などと分類されるのに対し、本書では「真空:電気・磁気/光学/元素・原子:力学/一般科学・技術」の4本立てになっている。

本書の白眉は記述のディテールにある。それは特に「一般科学・技術」の欄で著しい。いまパッと見開いた70〜71ページ(1833〜1836)の同欄には、「1833 天保の大飢饉」「1833 フランス最初の鉄道開発」「1834 関税同盟の成立とドイツ産業革命の進行」「1835 ドイツ最初の鉄道」「1835 ベルギー最初の鉄道」「1836 帆足万里『窮理通』著述」と並ぶ。単なる「科学技術史」ではないことが浮かび上がってくる。

現代史の注釈になると、記述はもっと過激になる。「“公共事業あるところ汚職あり”で、関西国際空港初代社長として権勢をふるった服部元運輸事務次官が、1997年、空港建設事業に関する贈収賄事件で、逮捕・起訴された」(p.291)。1997年は「日本列島総腐敗化現象」として、「政府や官僚は、教育の改革、教育の見直しなどとうそぶいているが、何のことはない、“上乱れて下これに従う”で、自分たちの悪徳行為で破綻させた土壌の上に咲いた仇花ではないか」(p.300)。「早い話が、市民から遠慮会釈なく巻き上げた税金を、書類操作ひとつで、何十億円という金を自分たち用にネコババして、飲み食いに使っている。過半数の地方自治体すべてこれである」(p.301)と憤懣やるかたない様子だ。

この「官」への厳しさから覗えるように、著者は民間の雄・松下電器産業に昭和21年入社、昭和57年には取締役副社長に就任している。「発刊によせて」では松下幸之助氏が序文を記している。曰く、「実を言うと私は技術関係のことはよくわからない」が、「城阪君の人となりはわかっている」ので、「技術のわからない私でも、わからないながら、これはたいしたものだということがわかってくる」のだそうだ。

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2005-12-19

Link 蓄電池駆動のネットワークカメラがほしい

近ごろThinkPad T21のLEDが橙色に点滅するようになった。内蔵蓄電池の容量が不足している状態だそうで、満充電しても「残り時間7分」と出るくらいだから蓄電池がダメになっているのだろう。そのうち交換しなくてはならない。

きょうは各所に無線LAN式のネットワークカメラを取り付けた。プラネックスとコレガのものだが、いずれもhttpサーバー機能を備えていて、遠隔操作ができるようになっている。最近は、アイ・オー・データも参入した。防犯意識が高まっているのだろう。

最近のネットワークカメラには無線LANが標準装備されているので、LANケーブルの取り回しが不要だ。しかしながら電源は確保しなくてはならない。カメラが蓄電池駆動になっていて電池残量がWebなりメールなりを通じてわかれば、設置場所にもっと融通が効くだろう。現在は無線LANの消費電力が大きすぎて苦しいかもしれないが、将来的にはそうなってほしい。

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2005-12-21

Link Skypeのビデオ機能は相手が非対応でも動作する

もはや通信には欠かせなくなったSkypeだが、現在配布されている2.0betaでは「ビデオ通話」機能が搭載されている。「ビデオ会議」ではなく「ビデオ通話」である点に注意されたい。一部報道やブログではビデオ会議が可能であるかのように書かれているが、少なくとも現時点では同時通話時にはビデオ機能は使用できない。(Festoonというプラグインを使えば可能だが、画質や使い勝手でSkype内蔵のものに劣る。)

ビデオ通話機能で感心したことがある。相手のPCにもカメラがあればお互いに画像が映るのは当然だが、たとえ相手方がカメラを持っていなくても自分の画像は相手に届くのだ。シームレスでわかりやすいし、カメラを持っていない人に興味をもたせる効果もある。別画面にせず、 Skypeの画面内に表示させるようにしたところが賢い(「窓の杜」の画面写真紹介)。

カメラはロジクール製のものを試験した。USB 1.1接続のQcam Pro 4000と、USB 2.0接続のQcam Fusionである。結論から言えば後者のほうが画像が綺麗かつ滑らかで、USB 2.0の性能は侮れないと悟った。どちらもマイクを内蔵しており、問題なく音声を拾う。

私自身は、Skypeは過渡期の製品だと考えている。電話ごときにPCを使うのは大仰で、仕様が固まりしだい電話機に似た専用の機械が普及していくと思う。しかし、Skypeはまだまだ変化しつづけており、過渡期の時代はまだつづきそうだ。

Tags: PC

2005-12-22

Link ウインドウシェードをWindowsで可能にするWinRoll

Mac OSにはウインドウシェードという機能がある。もともとはオンラインソフトウェアだったが、System 7.5のころにOSに取り込まれた。タイトルバーをダブルクリックすることで、タイトルバーだけの表示が可能になる。なくて困るものではないが、あると便利だ。

この機能をWindowsで有効にするには、WinRollというソフトウェアを利用する。ただし、このソフトでのウインドウシェードの切り替えは右クリックで、ダブルクリックではない。そこでさらに、市山氏のWinRollページからwinroll.dllを頂いて、これを上書きする。

アセンブラによるプログラムで動作が軽いので、私はこれだけで十分満足している。もっと多機能なものがほしい向きは、たとえば窓グリッドを使用する手がある。

Tags: PC

2005-12-27

Link フリーウェアのマークシート処理システム

以前、専用OMR装置がなくてもマークシートが処理できるArea61 マークリーダについて書いたことがある。Area61はシェアウェアだが、世にはフリーウェアのマークシート処理システムもあった。神奈川県立総合教育センターのMarkScanだ。

Area61との最大のちがいは、設定ファイルを別に作るかどうかという点にある。つまり、ここは何項目あるかとか、マーク間隔がどうだとかいった項目をArea61ではGUIで設定していくのに対して、MarkScanでは基準マークをマークシート内に設けることによって対処している。設定ファイルが要らないのはよいが、柔軟性は犠牲になる。一長一短というところだろう。

Tags: PC

2005-12-28

Link Vine Linux 3.2でVPN

Vine LinuxでPPTPによるVPN環境を再び整えようと思ってGoogleでWeb界隈を当たってみたのだが、これといった情報が見当たらない。

PPTPで面倒なのは、MPPEによる暗号化を行なうためにはカーネルにパッチを当てて再構築をしなくてはならない点だ。情報がないから当て推量でやろうかと考えていた矢先、すでにパッチが当たっていることを知る。ということで、liloして再起動したのち簡単な設定をするだけでVPNは使えるようになった。たしかに、ここまで容易に実現できるのなら情報を書き込むまでもない。

Tags: PC

2005-12-29

Link 本はいつごろから作られたか

ダニエル・ブアスティン『本はいつごろから作られたか』(集英社文庫、1991年)を読む。原典は1983年刊行。内容が多岐にわたる本で、東アジアへの理解も深い。(道鏡が出てきたときには驚いた。)書籍が誕生する以前は記憶術が興隆していたこと、活版印刷誕生前は書写が重んじられていたこと、また誕生後も書写と地位争いをしていたこと、大量印刷は国語の成立に役立ったこと、などなど。

再認識させられたのは、本はもともとは音読するためのものだという点である。カール大帝の時代になって句読点が打たれるようになり、単語間が空けられるようになった。このおかげで朗読者は効果的に読み上げることができる。感嘆符や疑問符も、もとは抑揚のための記号だった(p.171)。

あとは索引の効用について説かれているのが個人的にはおもしろい。

索引をつけることを、偉大な法律改革者キャンベル卿(1779-1861)は熱烈に支持した。キャンベル卿は半ば真剣に、索引のない書物を出版した者に罰金を科し、著作権法の恩恵にあずからせないようにしてはどうかと提案したものである(p.238)。

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2005-12-30

Link 人名の世界史

読書を投資目的と消費目的とに2分すれば、辻原康夫『人名の世界史――由来を知れば文化がわかる』(平凡社新書、2005年)は完全に後者に位置する。外国人の名前の由来を知ったところで特に役立つことはなかろうが、歴史好きには興味深い本だ。特に英米系以外の姓については無知だから、ゴルバチョフの語源が「せむし男」だなんて聞いたら驚く。

著者は欧州の姓の由来を4分類している。(1)地域、(2)職業、(3)あだ名、(4)父姓。(1)はわかりやすい。エンゲルスは牧草地、モーツァルトは沼地の茂みといった具合。(2)もありがちだが、デカルトが代書屋だというのはいいなあ。(3)も意外と多いらしく、ルソーは赤毛の小男、ラッセルは赤ら顔、などなど。先のゴルバチョフはこのジャンルだ。(4)-sonや-senといった接尾辞やMc-やO-といった接頭辞がつくもの。これも、-itzや-off、-ovもそうだとは知らなかった。イワンの息子でイワノフだったのか。なお、欧州だけでなく東アジアや中東、アフリカの姓についても触れられている。

また、姓は「家」制度と結びついているという事実も認識を新たにさせられた。姓を古くからもつ東アジアに対し、欧州で庶民が姓をもったのは18〜19世紀にかけてだ。(古代ローマの姓名の伝統はいったん途絶える。)また、姓ではなく洗礼名を先にするというのも、キリスト教の影響を考えれば頷けることだ。

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渡辺 慎太郎(na@10days.org)

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