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十日日記


2006-03-01

Link HD-HGLANとtelnet

職場のファイルサーバーのデータはrsyncを使って控えをとっている。バックアップ先はrsyncdを入れたLinkStationで、スリープ機能を利用して深夜数時間だけ起動させておき、そのあいだに複製を行なう仕組みだ。いまのところ快調に稼働している。

LinkStationはサーバー機の隣に置いている。これでは火事など物理的な被害を受けたときにデータが守れない危険があるので、別の場所にも同様にLinkStationを設置し、rsyncを使って控えをとっておくことにした。数日前の日記で書いたとおり某所がBフレッツになったため、「別の場所」の最有力候補となっている。

さて、発注したLinkStationは前回と同じHD-HG160LANである。Gigabit Ethernet対応のHG-HGLANシリーズは用途にはオーバースペックだが、不都合があるわけではない。Realtekのチップは発熱が大きかろうが、100Mbpsで接続しているかぎり問題にはなるまい。

ところが問題は別のところで出た。いつもどおりマジックナンバー修正ツール+Linux Box化ツールを入れたのだが、telnetでアクセスしようとすると接続拒否される。設定の誤りを探してみたのだが、見つけられない。違いといえばファームウェアが1.4.9になっているところか。

原因が解明できないので、一か八か現在動作しているLinkStationの第一パーティションをddで丸ごと複製してみる。結果は成功で、telnetできるようになった。(ファームウェアのバージョンも古くなったが。)最新ファームウェアではtelnetできないようにしているのだろうか。ともあれ、こうした使い方をするなら最初から玄箱を買うべきだろう。

Tags: PC

2006-03-09

Link The Coupon Collector's Problem

まわりの人が食玩を集めているのを見て、表題の名前がついている確率の有名問題を思い出した。n種類の食玩がランダムかつ一様に分布しているとして、全種類を集めるためには平均して何個買わなくてはならないか、というものだ。

n種類の食玩のうちi種類を持っているとすると、(i+1)種類目の食玩が入手できる確率は(n-i)/nだ。新種の食玩を入手するまでの外れの回数は幾何分布に従うから、次の食玩を入手するまでの期待購入回数はn/(n-i)になる。(幾何分布の期待値にX+1を代入する。)これを1枚目からn枚目まで足し合わせればよいから、求める期待値はn(1 + 1/2 + 1/3 + … + 1/n)となる。

いま求めたのは期待値だが、ほかに気になることもある。たとえば食玩が10種類あったとして、30個買ったときに全種類そろっている確率はどれくらいなのだろう、とか。要は分布がどうなっているのかが気になる。

Webをあたっているうちに見つけたプリントが、Some New Aspects of the Coupon-Collector's Problem(PDF)というもの。このPDFファイルの最初の部分に解答があるので確かめられたい。ちなみに先の例では0.629と出る。Maxima 5.9.2ではスターリング数を求める関数が入っている(5.9.0にはなかった)ので、float((10!/10^(30))*stirling2(30,10));などとすれば計算できる。

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2006-03-14

Link G2 PowerMac再生記

いくつかのブログで話題になっているとおり、Mac OS Xでの検索問題を解決するnetatalk 2.0.3用のパッチがnetatalk2 and samba3にて配布されている。私もさっそく適用し、幸せになった。

楽あれば苦ありで、PowerMac 7600/120(MPUはPowerPC 750/233に換装)の内蔵LANの調子が悪いという。たしかにハードウェア的に認識しないことがある。このようなときにと備えておいたのが、Realtekの8139Dを搭載している980円のLANカードだ。装着し、ドライバーソフトウェアにカニさんパッチをあてる。内蔵LANは10Mbpsなので、高速化の効能もある。

この機械は内蔵ビデオのフォーカス特性がよいなど素性は悪くないので、できればもっと生かしたいところではある。ためしにPC用のUSB 2.0カードを刺してみたが使えなかった。Beige G3のRev.B以降でないとダメらしい。というわけで、PUC-02を発注する。とりあえずUSBポートを増設していれば、マウスやキーボードが取り付けられる。

あとはACARD AEC-6280をM化すれば足回りがずいぶんよくなるだろうが、電源がもつかどうかが不安だ。

Tags: PC

2006-03-15

Link HPに行き着く

事務用PCを選定している。とりあえず存在していればよい機械と、オフィス系ソフトがそれなりの速さで動く機械とが必要だ。

前者はDellの安物でよい。PCは最底辺級だが、表示装置は1707FP HASという、少しマシな17インチSXGA液晶ディスプレイを選択しておいた。DVI端子、USB端子を備え、高さ調節もわりと柔軟だ。映りは及第点を与えられる。

後者の機械ということで事務用PCを真剣に選び出すと、Dellは選択肢に入らなくなる。かわりに視野に入ってくるのがHPで、dx5150 SF/CTあたりが魅力的だ。オフィス系に強いAMDプロセッサを搭載している点で希少だし、さらにオンボードビデオ(Radeon 9600)にDVI端子があるのがすばらしい。小振りなのもよい。

Tags: PC

2006-03-20

Link GT4012j+BTX専用ビデオカード

自宅で使用しているThinkPad T21は老朽化が著しく、蓄電池は満充電で6分しかもたない。ここ2週間ほどで、液晶のバックライトが時おり消えるるようになってきた。加えて本体からは高周波の音が発せられるようになり、俗にいう「鳴き」の状態に陥っている。トランジスターが劣化しているようだ。今年は『スタートレック』のDVDを一括購入しようと考えていたのだが、どうせ見る時間もないことだし、PCを新調するのが現実的に思えてきた。飛び石連休のあいだに設定もできる。

今回選んだのは、ゲートウェイGT4012j、ギガバイトGV-NX66128DP-SI、イーヤマProLite H2130、バッファローWLI3-TX1-G54、富士通FKB8579-661EVという取り合わせだ。マウスはロジクールMX300の在庫が手元にある。

PC選定では音を重視する。音といっても音響装置のことではなく、雑音のほうだ。静粛な機械を好むのはもちろんだが、小さくても高周波な音は堪えられない。J6452ではなくGT4012jにしたのは、「こんな『静かな』BTXマシンは初めてだ」という評価記事を読んだからだ。

使って2日たつが、たしかにファンの音は許容範囲内にある。(静かだとは思わないが。)また直径12cmであることが幸いして、回転音が低い。これは嬉しい誤算だ。悲しい誤算は搭載しているHDD(Seagate ST3200822AS)で、このシーク音(カリカリという音)が数世代前のHDDのような騒音をしている。評価記事で使われているHDD(Seagate ST3200826AS)よりも古いのは費用削減のためだろうか。この音は容認できないので、余っているSmartDriveを取り付けることを検討している。製造元のページでSATAドライブ用の延長ケーブルを購入した。

ビデオカードのGV-NX66128DP-SIはちょっと風変わりな外観で、BTX専用に設計されているらしい。装着してみると、垂直なヒートシンクがCPUのすぐ後ろにくる。おかげでファンレスになってありがたいが、前面ファンはCPUの温度しか見ていないので、十分な冷却が行なえるかどうかは定かでない。システム終了後に蓋を開けて触ってみたところ、明らかにCPUのヒートシンクよりもビデオカードのそれのほうが熱かった。本体にDVI端子があればビデオカードは不要なのに。

ディスプレイは、ナナオのL997がほぼ同価格にまで降りてきていたので、選択に迷う。結局、いま職場で使用しているProLite H540Sに不満がないということが決め手となり、後継機種であるH2130に決めた。大型ディスプレイは端境期にあるようで、20型を超える製品も動画を重視したつくりのものが増えてきている。目の疲れやすい人間には生きづらい世の中になった。

WLI3-TX1-G54は、メディアコンバータとかイーサネットコンバータなどと呼ばれる製品群である。本来はデジタル家電を無線化するためのものだが、PCの有線LANに接続することで、PC側には何の設定も加えずに無線化が可能になる。無線LANカードを増設するよりもドライバーが不要なぶんPCへの不可が少ないかと思い、選択した。これはヒットで、あらかじめ正しく設定しておけば、有線LANポートに刺すだけで魔法のように(like a charm)見事に動く。

Tags: PC

2006-03-21

Link 英語学習本あれこれ

滝沢直宏『コーパスで一目瞭然――【品詞別】本物の英語はこう使う!』(小学館、2006年)がおもしろい。この本はコーパスをダシにして、英語を母語としない人間には発想しにくい英語表現を紹介している。たとえば次の文(p.38)はどうだろう。

The Japanese media often warns of possible big earthquakes.

日本語に訳すと、「日本のメディアは、大地震があるかもしれないという警告をしばしば発している」となる。原文は英語らしく名詞句を使って表現していると頭ではわかっていても、この文を生み出すのは私には難しい。同様に、

There is growing evidence that our approach may not produce the results we want.

の例(p.114)も「証拠が増えてきている」という意味はとれるのだが、この文をゼロから書くのは困難だ。著名な参考書である『和文英訳の修行』や、隠れた名著といわれている『英作文の栞』にも、これらの例文は出てこない。

最近流行だというので、大西泰斗、ポール・マクベイ『ハートで感じる英文法』(日本放送出版協会、2005年)、『ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力』(研究社、2005年)を購入して読んでみた。ところがどちらもパッとしない。既知の文法事項を大ざっぱに整理するには使えても、それ以上の効果は望めないように思う。つまり、「理解できる」ようにはなっても「表現できる」ようにはならないのではないか。

英語らしい表現といえば、行方昭夫『英語の発想がよくわかる表現50』(岩波ジュニア新書、2005年)も最近読んだ。編集は下手(50例の表現法に工夫が足りない)だが、内容はよい。ただしホームズ愛読者としては、p.72に掲げられている暗誦用例文が気にかかる。

"My dear Watson, have you made the same mistake again? How many times have I told you that you can always trust me," said Holmes a bit angrily.

という文なのだが、この文の出典が思い浮かばないのだ。というより、こんなことをホームズが言うとは思えない。

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2006-03-27

Link Skypeハンドセット紹介

Gateway GT4012jのハードディスクがうるさい話は前に書いた。SmartDriveに収納すると少しはマシになったので、現在はそれで凌いでいる。その際に感心したのは説明書で、ハードウェアの分解方法が詳細に載っている。メモリー増設はおろか、電源やCPUの交換方法まで掲載しているのには驚いた。

SmartDrive装着時に改めてマザーボードを眺めると、通風を考慮に入れたBTXという仕様はATXの反省を踏まえたものと理解できる。この仕様であれば、側面に穴を開けた無様なPCは作らなくていいはずだ。とはいえAthlon 64 X2のような発熱しすぎるCPUを使わなければ済む話で、Intel Core Duoを搭載したデスクトップPCが登場すればGT4012jの魅力は吹き飛ぶだろう。なお、SmartDriveに入れるとHDD温度は最高46℃になる。寿命の短縮は避けられない。

閑話休題。仕事場でのやりとりは基本的にSkypeで行なっているので、ハンドセットには詳しくなった。5種類ほど使ってきた中で頭ひとつ飛び抜けた出来なのは、サイバーフォンKである。ただしこの製品は価格も頭ひとつ飛び抜けているのが難点だ。とくかく安価なものがほしければ、LB-USBPK1あたりはどうだろうか。付属ソフトのSkyMeも安定してきた。

選択が難しいのは、4000円〜5000円程度の中級品だ。恥ずかしながら今回すっかり騙されたのがNovacのVP-812UWだ。「ワイヤレスではありません」という断り書きは理解していたが、そのコードがとんでもない位置にあることまでは予想できなかった。なんと、この写真の受話器のへこんでいる部分からコードが伸びているのだ。確実に手に当たるので、早々に断線しそうな予感がする。そのあとで買ったバッファローのBSKP-U202はまずまずだった。

Tags: PC

2006-03-31

Link 塾用英語教材の進歩

市販の学習参考書と塾用教材とを比較した場合、高校では前者が優れているのに対し、中学では後者のほうが出来がよい。おそらくは市場規模のためだろう。今年度は中学教科書の改訂に合わせて塾用教材も一斉に改訂されたので、手に入る範囲で一通り目を通してみた。英語に関して言えば、育伸社の教材が目を引く。(同社は数学がイマイチだったが……。)

たとえば英語の受動態では、伝統的には能動態の書き換えから導入する。She loves him.をHe is loved by her.とする類だ。少なくとも私はそう習ったし、教育開発の新中学問題集のような古典的な教材は現在でもそうしている。ここでは、受動態を能動態と対比させていることになる。

しかし私はこの方針には賛成できない。受動態で意味をもつのは過去分詞であって、「〜される」という意味を担う過去分詞を補語のように見立てて第2文型っぽく受動態をとらえたほうがよいと思う。あるいは形態的に見れば、受動態と対比させるべきは能動態ではなくて進行形だ。進行形と同じという感覚があれば、否定文や疑問文の作成も容易になる。

伝統的な導入でもうひとつ気に入らないのは、byの扱われかただ。受動態に関する前置詞としbyを殊更に取り上げ、be known toやbe filled with、be made ofなどを「慣用表現」などと特殊扱いするのはどうかと思う。byを特別扱いせず、「行為者を明示するときにはbyを用いる」として他の前置詞と同列に扱えばよいではないか。

その点、育伸社の教材はすごい。確認問題からYou are wanted on the phone.(電話ですよ)やTables are made at this factory.(この工場ではテーブルが作られています)などとあって、前置詞がbyにかぎらないことが即座にわかる。byは次章において他の前置詞と同様に扱うようになっているのだ。さらに、副教材のほうでは進行形と受動文とを対比させてある。こちらは予想外で驚いた。

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