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十日日記


2006-12-03

Link 数学本の文庫化

現代の古典解析 森毅『現代の古典解析』が筑摩書房から文庫化されているのを知った。この本は微積分の副読本としてオススメの1冊で、私は現代数学社のオリジナル版を持っている。その後、判型を変えて日本評論社から出ていたように思うが、それも絶版となっていたのだろう。文庫化のおかげで長らく販売されることとなり、喜ばしい。

電子と原子核の発見 ちくま学芸文庫が文庫で数学本を出したのは、吉田武『オイラーの贈物』(2001年)が最初だったのではなかろうか。LaTeXで組むことで廉価に制作できると踏んだのかもしれない。ワインバーグ『電子と原子核の発見』(2006年)もLaTeX組だった。

文庫版の『現代の古典解析』を書店で見かけたのでパラパラと本を繰ってみたが、さすがにグラフが多用される部分は読むのが辛い。むかし代ゼミが山本矩一郎の「数学超特急」シリーズをバイブル判あたりで出していたが、あれはもっと本文サイズが小さかったように思う。

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2006-12-06

Link のこいのこ

とりとめもない話から思わぬ収穫を得ることがある。先日メルカトルの話をしたときのこと。メルカトルはフランドル出身だが、フランドルといえば『フランダースの犬』が真っ先に思い浮かぶ。画家志望の少年ネロがラブラドールのパトラッシュとともに……中略……最後はアントワープの大聖堂でミケランジェロを見ながら死んでいくという、少年の救いがたい悲運を記した物語である。

運が悪いといえば、1週間で死んでしまう不運なカバの歌があったと思い出すのだが、困ったことに誰も知らない。「運の悪いヒポポタマス」ではじまるメロディを知らない者がいたなんて、ちょっとショックだ。調べてみると、元ネタらしきものはマザーグースのSolomon Grundyにあるそうだ。たしかに歌詞はほとんど同じである。

ここからが個人的な発見で、「ヒポポタマス」を歌っているのが「のこいのこ」だと知る。「パタパタママ」の記憶はあったが、「まるさんかくしかく」も彼女だったとは知らなかった。コマソンをたくさん歌っていて、「オノデン」も「サトームセン」もだ。『のこいのこ大全』というCDが出ているのだが、「ヒポポタマス」も「もものハート」(これは名曲)も収録されていないのが残念でならない。

Tags: 音楽

2006-12-08

Link Wordで関数グラフ

PC Watchのニュース記事によれば、2006年11月のデスクトップPC売り上げが前年比36.9%減で、「Windows Vista待ちの買い控えが深刻」だそうだ。投資の鉄則に照らせば、売り手が弱気な今こそ絶好の買い時である。Windows Vistaを快適に動かすためには、Windows XPで必要とされるハードウェアの性能水準から1.5万円ほど上乗せする必要があるし、何よりVistaで安定運用するためのノウハウを積むのに時間がかかる。リスクに対して保守的な人間なら、十分に枯れたWindows XP機を安く買い叩くチャンスだと考える。

私も、デルや日本HPが販促キャンペーンを打ち出すのではないかとアンテナを張り巡らせておいた。ところが意外にも、期間限定の特価販売を行なったのはレノボだった。12月4日までの期限で、ThinkCentre A60 NN13W91が69,800円になっている。Windows XP Professionalを搭載し、CPUもCeleron DではなくSempronでオフィスアプリ向きになっている。WideXGA+(1440px×900px)の19型画面はドットピッチが大きく、中高年でも無理なく見える。金利1%ローンもある。デルと違って送料も無料になっている。完璧だ! そうこうして、なんとか12台の注文に漕ぎつけることができた。(現在は107,100円に戻っているので、慌てて買ったりしないように。)

これから職場では、Mac OS 9からWinows XPへと逆スイッチを迫られる者が出てくる。表計算ソフトはExcelで移行に大きな困難はないが、ワープロソフトが問題だ。クラリスワークス 4.0は傑作と呼べる出来だから、そこからMicrosoft Wordに乗り換えるのは苦痛を伴うだろう。Windows版のクラリスワークスも用意しているが、Windows 95時代のアプリなので動作に少し支障がある。

これまで簡単な文書執筆にしかWordを使ってこなかったので、図形オブジェクトや数式オブジェクトを多数取り入れた文書を試しに作成してみた。すると、オブジェクト数が一定限度を超えるとファイルが破損される可能性が高まることが判明した。そういえば――東大先端研のF先生が金融工学の教科書原稿をWordで執筆しているとき、数式を多量に入れていると数十ページ目で動作が急に緩慢になると言っていたのを思い出した。もう前世紀の話だ。あのときはWindows 98が原因だと思っていたので、Windows NTに変えればいいんですよと答えたのだが、原因はWordにあったのか。

さて、Wordだけではなく多くのワープロソフトの図形描画機能に言えることだが、基本図形の中に放物線や双曲線が存在しない。ベジェ曲線の使用は素人には困難なので、楕円で代替される場面を数多く見てきた。これは二次曲線を知る者には恥ずかしい間違いだ。放物線は相似図形だから1パターンあれば十分なのに、基本図形に備わっていないのは解せない。ともかく、こちらで予め用意しておこうと思ってWebを漁っていて、驚異的なマクロを見つけた。

在処はWordでグラフを描くというページである。グラフといっても、ここで描くのは棒グラフや折れ線グラフといったデータを可視化したグラフではなく、関数のグラフだ。動作画面を見れば、その威力が想像できるだろう。かねてから、数式グラフ作成が簡単にできないかと思ってカルキングなどの数式処理ソフトを試してみたのだが、いずれも導入に踏み切れるほどではなかった。ところがこのマクロは、Wordだけで一定の機能を実現している。

たしかに改善できる点はある。おそらくあえて「わかる人にはわかる」つくりになっているので、素人が使うと突然のVBEエディタが出てきたりして混乱するだろう。しかし著者はソースコードを公開していらっしゃるので、そのあたりは手を加えればよい。そもそも、Wordでこういったことができるという実例を見せてもらえただけでも感謝しなくてはならない。VBAといえばExcelしか考えてこなかったが、Wordも楽しめそうだ。

Tags: PC

2006-12-10

Link Samba 3.0ドメインログオン

Samba 3.0+OpenLDAPを体験するため、Sambaドメイン評価環境にあるイメージファイルを入手しVMware Serverで動作させてみた。現時点ではドメインログオンができず、その原因がつかめない。以下に作業内容を記しておく。

まず標準のネットワーク設定がNAT接続なので、ブリッジ接続に変える。こうしないとWindows機からpingも通らないからだ。IPアドレスはDHCPサーバーから取得したものをそのまま使うこととし、特に変更は加えない。

次に、接続したいWindows機のコンピュータ・アカウントを登録する。たとえば機械のNETBIOS名がMACHINEだとすると、

smbladp-useradd -w machine
pdbedit -a -m -u machine

とすればよい。Sambaの設定は以上。

指定されたドメインがない 今度はWindows機を操作する。〈マイコンピュータ〉を右クリックして〈プロパティ〉を選択し、〈ネットワークID〉タブを開く。〈ネットワークID〉ボタンを押すと“ネットワーク識別ウィザード”が開始されるので指示通り進み、ユーザー名/パスワード/ドメインにそれぞれAdministrator/samba/SAMBA-TESTと入力する。

これでOKだと思っていたのだが、画面写真のとおり「指定されたドメインがないか、またはアクセスできません」というエラーが出る。写真はWindows 2000 Professionalのものだが、XP Proでも結果は変わらない。マイネットワークからのフォルダアクセスは可能だから、Sambaサーバーに接続できていないわけではない。ドメインログオンができないのだ。

いずれはVine Linux 3.2のSambaをPDCにしてWindowsドメインを構成するつもりでおり、今度の試験はその前哨戦という位置づけだった。完敗だ。参考にしたページは、主にSambaのHOWTO集と「Samba技術資料」とだ。『セキュアなSambaサーバーの作り方』(日経BP社、2005年)も購入したが、雑誌記事の寄せ集めのため、説明が網羅的でない。たとえばドメインログオンは使うがLDAPは使わない(tdbsumを使う)方法は、この書籍には書かれていない。

Sambaのすべて 無知を自覚したので、高橋基信『Sambaのすべて』(翔泳社、2005年)と『アンドキュメンテッドMicrosoftネットワーク』(翔泳社、2002年)を注文。なんとか来週中には実運用できるようにしたい。

追記。nmbdのログを見ると、192.168.71.xxxが残っていることに気がついた。たしかにwins.datを見ると、192.168.71.xxxの記載がある。だから、(1)# /etc/init.d/samba stopして(2)# rm /var/lib/samba/wins.datし、(3)# /etc/init.d/samba startすればよい。wins.datを消してrestartするのはよくない。wins.datはSambaの終了時に書き込まれるからだ。

ようやく試験環境でのドメインログオンまで進めることができた。次はVine Linuxだが、こちらは標準ではLDAPに対応していないので、SRPMを拾ってコンパイルから始めなければならない。

Tags: Linux

2006-12-11

Link Vine Linux 3.2でNTドメインPDC

『Sambaのすべて』が届いたので、とりあえず通読した。すばらしい本だ。たとえばconfigure時に「--with-ldap」オプションを付けていても、必要なライブラリが揃っていなければ無効になる(しかもconfigureは正常終了する)ことがあるとは思いもよらなかった。また第9章で、smbldap-toolsの使い方をバージョンごとに分けて説明しているのも親切だ。このあたり、Webで見つかる説明には混乱がある。

さっそくVMware ServerでVine Linux 3.2実験環境を作り、SambaがNT PDCになるような設定を施してみた。第9章に従えば、ほとんど引っかかることなくドメインログオンできるようになる。Samba/UNIXのパスワード同期もWindows側で実現できたし、移動プロファイルも使えた。コンピュータアカウントの自動作成も問題ない。以上はLDAPを使わずに実現できる。

usrmgr.exeを使ってWindows上でSambaユーザー・UNIXユーザーの自動登録も行なえる。ただし、Samba上のユーザーを消してもUNIXユーザーは消えない。データ格納方式がtdbsamであることによる実用上の制約は、この点くらいだ。LDAPの導入は、Samba 4.0がLDAPを自前で組み込んでからにしようと考えている。数百人規模でユーザー管理しているわけではないので急ぐ必要はない。

Vine Linuxは零細企業や研究室といった小規模組織に向いたOSだから、LDAP抜きでNTドメインのPDCにすることもあるだろう。もっとも、最近は法人向けでもWindows XP Home Editionが販売されているから、価格に釣られてHome版を購入してしまう向きもあるかもしれない。しかし十数台〜数十台の規模になると、機械ごとにユーザー管理するのは絶望的に面倒になる。Pro版を購入してNTドメインを構築することを薦めたい。以下にVine Linux 3.2を例にとった設定を記す。hosts.allowなどは抜いた最低限のものだ。

Vine Linux 3.2のaptでSamba(3.0.14a)をインストールすると、/etc/samba/smb.conf.rpmnewが入る。このファイルをsmb.confに改名してベースとする。コメントアウトされた記述があるが、ここではカットしている。

[global]
unix charset = eucJP-ms
dos charset = cp932
display charset = eucJP-ms

workgroup = MYDOMAIN
server string = Samba %v on %h

log file = /var/log/samba/%m.log
max log size = 50

重要なのは、workgroupによってドメイン名が決まるという点。あとは“netbios name”を設定しておくと、ホスト名とは別の名前が使える。unix charsetは上が基本だが、実運用ではnetatalkとの関係でUTF-8にしている。ただしその場合、smb.confもUTF-8で書かなくてはならない。

security = user
encrypt passwords = Yes
username map = /etc/samba/smbusers
passdb backend = tdbsam
unix password sync = Yes
passwd program = /usr/bin/passwd %u
passwd chat = *New*password* %n\n *ReType*new*password* %n\n \
*passwd:*all*authentication*tokens*updated*successfully*

socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192

“username map”は、Unixユーザー名とWindowsユーザー名とを紐づけるためのもの。デフォルトでrootがadministrator、adminに紐づけられている。つまりWindowsでドメインログオンするときには、rootのかわりにAdministratorやAdminが使えるというわけ。そして“passdb backend”では「tdbsam」とする。

local master = Yes
os level = 33
domain master = Yes
preferred master = Yes
domain logons = Yes
wins support = Yes
dns proxy = No

“os level”は32以上にしておく。PDCになるためにはローカルマスターになることが不可欠だ。

logon home = \\%L\%U
logon path = \\%L\%U\profile
logon drive = X:

以上でホームディレクトリにログオンし、その下のprofileに移動プロファイルを保存する。「%L」はサーバーのNetBIOS名、「%U」はユーザー名。“logon drive”は標準では「Z:」だが、最近Z:はWindowsリカバリー用に使われることが多いので、上では変更している。

add machine script = /usr/sbin/useradd -d /dev/null -s /bin/false %u

この設定は、コンピュータアカウントを登録するためのものだ。ドメインログオンする際、ユーザーだけでなくマシンもSambaに登録する必要がある。上のスクリプトで自動化できる。

add group script = /usr/sbin/groupadd '%g'; \
getent group '%g' | awk -F: '{print $3}'
delete group script = /usr/sbin/groupdel '%g'
add user to group script = /usr/bin/gpasswd -a '%u' '%g'
delete user from group script = /usr/bin/gpasswd -d '%d' '%g'
set primary group script = /usr/sbin/usermod -g '%g' '%u'
add user script = /usr/sbin/useradd -m '%u'
delete user script = /usr/sbin/userdel -r '%u'

これらの設定は、Sambaユーザーの追加・削除をWindowsソフト(usrmgr.exe)で行なうためのものだ。

hide files = /desktop.ini/

これはオマケだが、移動プロファイル使用時にDesktop.iniが見えていると問題が発生するので、強制的に見えなくしている。

[homes]はいたって単純である。

[homes]
writeable = Yes
browseable = No
profile acls = Yes

最後の“profile acls”がキモ。Windows XP SP1や2000 SP4では、この設定がないと移動プロファイルを保存できない。

[netlogon]
comment = Network Logon Service
path = /var/samba/netlogon
writeable = No
write list = @admins

特に言及することはないが、“write list”は特定の者だけが書き込み可能にするためのオプション。このフォルダーが見えても仕方がないからといって、“browseable = No”としてはいけない。smb.confの設定は以上でおしまい。

つづいて、Domain Admins、Domain Users、Domain GuestsのWindowsネットワーク用グループがSambaで組込定義されているので、UNIXで実在するグループ名と関連づけておく必要がある。私は、Domain Adminsにはadminsグループを新たに作り、rootを入れた。Domain Usersはstaff、Domain Guestsはnobodyにしている。

関連づけには、Samba 3.0から新設されたnetコマンドを使う。

# net groupmap modify NTgroup='Domain Admins' UNIXgroup=admins
# net groupmap modify NTgroup='Domain Users' UNIXgroup=staff
# net groupmap modify NTgroup='Domain Guests' UNIXgroup=nobody

# net groupmap list

最後のlistは確認用。こんな感じで出力される。

Domain Admins (S-1-5-21-1698345608-1752824526-3561159485-512) -> admins
Domain Guests (S-1-5-21-1698345608-1752824526-3561159485-514) -> nobody
Domain Users (S-1-5-21-1698345608-1752824526-3561159485-513) -> staff

用意すべきは以上だ。Windows側の操作は、Vine Linux 3.2をWindowsドメインのPDCに仕立てるに画面写真付きで詳述されているので、それを参照。なお、netコマンドとともにpdbeditも知っておくとよい。smbpasswdに代わるものだ。

VMwareでの実験環境で成功したので、実環境でも実施した。準備に1週間くらいかかると思っていたのだが、1日ですんでしまった。これも『Sambaのすべて』とVMware Serverのおかげだ。

Tags: Linux
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

Link artigeCreni [Hello ALL! My name is Vitaliy Kokosko!!!]


2006-12-14

Link ラベルとカスタムフォルダ

Mac OS 9からWindows XP Proへの逆スイッチの準備を進める。導入アプリケーションの選定とか標準環境の決定とか。後者について全部のPCで設定するのは時間の無駄だから、すべてのユーザーを対象にした基本プロファイルの作成方法に従ってDefault Userプロファイルを作成するのだが、その仕様をどうするか。利便性と安全性とを天秤にかけて決めることになる。

たとえばデスクトップだと、Active Desktopは無効で固定する。しかし、ClassicShellの強制は、ちょっと行き過ぎという気がする。ClassicShellを有効にすると、“画面”のプロパティに“デスクトップ”タブがなくなって、壁紙が設定できなくなる。(私自身はかまわないが、そういう問題ではない。)フォルダアイコンが使えないのも痛い。未確認だが新しいところでは、ClassicShellだとIE 7のタブ機能が使えないと聞いた。

Mac OSのFinderには「ラベル」機能がある。これはファイルやフォルダを色分けする機能で、使わない人間には利便性がわからないものの、いちど使えば病みつきになる。システムファイル類にラベルをつけていて、システム更新時やアプリ導入時に何がシステムに加わったのかを確認する――といった使い方がある。Mac OS Xではいちど失われたが、部分的に復活している。部分的というのは、フォルダ全体に色がつかないからだ。ついでに書いておけば、FinderのアイコンはSystem 8で退歩したと思う。“ゴミ箱”ひとつとっても、System 7のほうが断然よかった。

もうひとつ、Mac OSには「カスタムフォルダ」があって、フォルダに好きなアイコンが貼れた。ネットワーク上でグループ作業しているとき、フォルダごとに異なるアイコンを貼っておくと区別しやすくなる。実際には不可視ファイルをフォルダの中に生成するので、機能が搭載された当時はLocalTalk(230kbps)が主流だったことあって、上級ユーザーからは「表示が遅くなる」と忌み嫌われたものだ。

Windowsでカスタムフォルダが使えるようになったのは、Windows XPからである。私が完全に逆スイッチしたのはWindows 2000が出たときであり、Windows XPを使い出したのも去年からなので、カスタムフォルダ機能はずっと使ってこなかった。TortoiseSVNを使うようになって、利便性を再発見した次第だ。逆スイッチにあたって完全なラベル機能は求めるべくもないが、ラベル感覚でフォルダの色分けができるソフトウェアがほしい。

世のなか探せばあるもので、Folder Markerというソフトウェアが見つかった。フォルダを右クリックして色を選ぶことができるので、わりと馴染みやすかろう。

Tags: PC

2006-12-16

Link 英語で何と言うか

この前、「○○を英語で何と言うか?」という文の英訳は、「How do you say ___ in English?」か、それとも「What do you say ___ in English?」かという質問を受けた。答は前者で、whatを使うときには動詞はsayではなくcallでなくてはならない。つまり、「What do you call ___ in English?」なら正しい英文だ。

Web上では「Excite質問広場」に自称「専門家」の「自信あり」なアドバイスがあって、

What do you call xxx in English? ○
What do you say xxx in English? ×
How do you call xxx in English? ×
How do you say xxx in English? ○

callの場合、「何と呼ぶ」だからwhatを使うのね。
sayの場合、「どの様に言うの」だからhowを使うのね。

簡単でしょ♪

というのだが、非専門家の私には理解しがたい。(1)whatは文の要素となるがhowはならない、(2)callは二重目的語をとるがsayはとらない、ことを組み合わせただけではないかと思うのだが。例の最初の文は、第5文型「You call xxx yyy.」のyyyをwhatにして前に出したものだろう。

Tags: 言語

2006-12-17

Link rsyncの-zと--bwlimit

サーバーのバックアップは、パーティション全体のバックアップを1日1回行なうほかに、LinkStationというNASにrsyncdを組み込んでデータ(/homeや共有ディレクトリ)を控えている。LinkStationは2台用意していて、ひとつはLAN内に、いまひとつは他の場所に置いている。

LAN内に置いてあるLinkStationにはrsyncが機能しているのだが、他の場所に置いてあるほうに問題があった。タイムアウトしたり転送途中で切断されたりする。比較的容量の小さい/homeでは異常が発生しないこともあるので、大きなデータの扱いに問題が発生しているようだ。

Webをあたってみると、同様の事例が見つかる。それによると、「巨大なファイルを転送する際に-zオプションをつけているとほぼ確実に止まるらしい」。さらに「bwlimit」なるオプションを知る。2.5.4ベースの日本語訳には載っていないが、manによれば最大帯域幅をKB単位で設定するオプションだ。

いま試しにzを外し、さらにbwlimit=4096でrsyncをかけている。この制限でも4MB/s=32Mbpsなので、VDSLを使った光回線には厳しい。実運用では256KB/sあたりで制限をかけるようにしたい。この場合、最高転送速度は900MB/hとなる。ついでにtimeoutも明示的に指定しておいた。これでうまくいくことを祈ろう。

追記。ダメだった。LinkStationでは厳しいか。

Tags: Linux

2006-12-20

Link Wikiを試す

PCの一般利用者までもがWikipediaを知るようになって、「Wiki」の意味するところが霞んでしまいそうだ。私自身これまではWikiの必要性を感じてこなかったのだが、他人に託す文書類に使えそうだと気づいて調べはじめた。

興味を抱いたWikiクローンは、HikiFreeStyle WikiPukiWikiの3種類。それぞれ個性があって、Rubyで作られたHikiは軽さを身上としている。ピュアPerlのFSWikiは若干重いのだが、PDFJ標準搭載してPDF化が可能なところが魅力的だ。またPHP製のPukiWikiは、モジュールの多さを売りにしている。

それぞれ10分ほど使ってみて、結局PukiWikiを選択した。理由のひとつは、WebグループウェアであるLa!Cooda WIZの認証と統合しておくためだ。La!CoodaはPHPを使ったBasic認証を行なっていて、ユーザ情報はPostgreSQLに持たせている。それと同一の認証機構を備えるためには、開発言語が同じほうが都合がよい。

使いだして3日になるが、これは確かにいいかもしれない。利用にあたって必要な習熟度はblogと同程度で、複数人による情報蓄積の手段として有効だ。

Tags: web

2006-12-25

Link 活動範囲

寝しなに見ている『新スタートレック』(TNG)も終盤に差しかかってきた。第6シーズンからは『ディープ・スペース・ナイン』(DS9)と並行して放送されていたので、そちらにも興味がいってしまう。DS9はフジテレビで放送が打ち切られたし本国でも低視聴率だったというし、廉価版の販売は当てにはできない。だが、レコード店によっては5割近く値引きしているところもあるので、DS9も買いそろえることにした。

スタートレック(ST)の舞台は、言うまでもなく宇宙である。ところが今まで、スタートレックの世界における宇宙の設定を考えたことがなかった。たとえばロミュランやカーデシアはどこにあるのだろうか。気になったので調べてみた。

STでの宇宙の活動範囲は、私が最初に考えていたほど広くはない。基本的な認識範囲(彼らにとっての「世界」)は太陽系を含む1銀河(天の川銀河)であって、アンドロメダなど別の銀河は完全に認識の埒外だ。さらに惑星連邦の勢力圏にあるのは、そのうちのごく一部にすぎない。銀河系勢力図を見ると、そのことがよくわかる。

STの舞台になるのは、基本的には銀河の「下半分」であるアルファ宇宙域とベータ宇宙域との一部である。こちらの詳細な星図は、El mapa de Star Trekで見ることができる。狭いとはいえ移動はけっこう大変そうだ。ワープ速度表によれば、連邦領域内を横断するのにワープ9で66年かかるという。マゼランの艦隊が地球を一周するのにかかった年月が2年ちょっとだから、勢力圏を維持するのも大変だ。地球とベイジョーとの距離が70光年くらいだから、標準的な巡航速度であるワープ6だと移動に2カ月かかる。帰省するのも一苦労だなあ。

ここからは現実の話。宇宙のスケールを実感できるページとして、An Atlas of the Universeがおもしろい。

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2006-12-29

Link 5400rpm→4200rpm

バックアップ用途に使っている2.5型HDDケースMomobay CX-1の中に入れるHDDをMHV2080AH(富士通)に変えて3カ月経つ。私にとっては初となる5400rpmの2.5型HDDだ。Gateway GT4012jでの使用には何の問題ないのだが、eMachines J6442で接続すると、40%くらいの頻度でアクセス不良を起こす。

IEEE 1394やUSB 2.0接続でこのような現象に出会うのは珍しくないので、まずはマザーボード上のノイズを疑い、帯域を200Mbpsに絞ってみた。効果がない。念のためにIEEE 1394拡張カードを新規購入して接続するも、結果は変わらない。となると考えられるのは、MHV2080AHのディスク回転数が5400rpmであることくらいになる。HDDが最も電流を多く必要とするのは電源投入時で、MHV2080AHのスピンアップに必要な電力をJ6442の電源では供給しきれないのだろう。

というわけで、4200rpmである日立のHDD HTS421280H9AT00を購入して付け替えた。結果は上々で、今のところ問題はない。バックアップ用途だから高速性を求める必要はなかったわけで、あまり欲を出すなというのが今回の教訓である。

Tags: PC


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渡辺 慎太郎(na@10days.org)

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