トップ 最新 追記

十日日記


2007-03-02

Link プロパガンダを見る

容赦なき戦争 第二次世界大戦中のプロパガンダを扱った書籍として真っ先に思い浮かぶのがダワー『容赦なき戦争』(平凡社ライブラリー、2001年、原1987年)だが、第一次大戦中のプロパガンダポスター展が飯田橋の印刷博物館で催されているのを知り、足を運んだ。

展示物のほとんどは米国のものだ。歴史の史料集で目にする、アンクル・サムが指をさしているポスターも飾られていた。私は標語が好きで、「権利は捨てても義務は捨てるな」など日本の国策標語にはシビれる作品が何点かある。当日見た米国のポスターでも、「Food Is Ammunition」(食糧は弾薬だ)とか「Fight or Buy Bonds」(戦え、さもなくば国債を買え)とか、なかなかよいものがあった。

細かいところでは、とあるポスターに、分綴している単語だけ次行の行頭にemスペースのインデントを設けた組みかたをしているものがあった。また、ウィルソン大統領の開戦演説の原稿を読んで、「third」は「3rd」だけでなく「3d」とも省略できることを知った。いまなら三次元(3D)と誤解されそうである。

これら展示品は、東大大学院の情報学環が所有している。情報学環というのは昔の新聞研だったか。コレクションはWebでも公開されていて、バックエンドのサーバーはFileMaker 8 Proだそうだ。

「印刷」博物館ということで、オフセット印刷がこの時期に導入され……というコーナーが順路の最後にあるのだが、付け足しの感がぬぐえない。大学側と博物館側とで見せたい力点が異なっていて、それらを統合しないまま引っ付けたように見える。第一次世界大戦は最初の国民国家総力戦であり、総力戦→大量破壊→大量印刷(オフセット)みたいにストーリーを明確化すればよいのに。順路最初の広告部門紹介と最後の印刷技術とが離れているのは改善を要するだろう。

Tags:

2007-03-03

Link 万年時計、ダチョウ

仕事を2件こなしたあとで、上野の国立科学博物館に行く。ここには田中久重による和時計の最高傑作・万年時計が展示されているので、それを見るのが主目的である。

万年時計の傑作たる所以を簡単に説明する。万年時計は六角柱になっていて、天は太陽運行図に、それぞれの側面は和時計・二十四節気・七曜・十干十二支・日付月齢・西洋時計を表示するようになっている。とてつもない複雑時計であり、特に和時計に関しては世界初の不定時法に対応した実用時計だ。

不定時法というのは、時刻の間隔が一定でないことからくる名称で、「明け六つ」「暮れ六つ」という時代劇でおなじみの表しかただ。明け・暮れとあるように、昼夜の長さを等分して「一つ」あたりの時間の長さが決まるので、季節によって時刻間隔が異なることとなる。万年時計は、針ではなく文字盤上の文字を動かすことによって時刻間隔を調節するという逆転の発想を採用している。それは見事なものだった。

他の展示にも興味深いものがたくさんある。私が驚いたのはダチョウの剥製だった。おそらくダチョウ(与太郎)の絵を描く『うる星やつら』の話が元で誤解していたのだが、ダチョウの身長は80cmくらいだと信じていたのだ。実際には240cmもあって度肝を抜かれた。2万年前のフルートには人類と音楽との太古からの関わりを感じさせられたし、磁力線を目に見せる装置にも感心した。水槽の中に砂鉄が入っていて、下からポンプで空気泡を出すことで砂鉄が動くようになっている。2時間は楽しめること請け合いだ。

Tags:

2007-03-08

Link セルにフリガナを与える

データベースやCSVファイルなどからExcelに移した住所録では、氏名とフリガナとが別のセルで与えられている。Excel 97以降は1つのセルの中にフリガナを付与する機能があるが、互換性を考えると使用は勧められない。ただし、印刷時には重宝する。

A列にフリガナを付けたいいま、A列に氏名が、B列にフリガナが入ったExcelファイルがあるとしよう。まだA列にはフリガナは存在しない状態である。ここで、B列のフリガナを元にA列にフリガナを付与するには、どのようにすればよいだろうか。

世間では、フリガナ情報を利用せずRangeオブジェクトに対してSetPhoneticメソッドを使用する方法を紹介していることが多い。この方法ではMS-IMEの辞書を使って漢字を仮名にひらいているわけだが、当然ながら辞書にない単語は失敗する。たとえば「笑福亭 仁鶴」にSetPhoneticを適用すると、次のようになった。

「じんつる」になった問題は「仁鶴」を「じんつる」と読んでしまったことではない。画面写真のとおり、「仁」と「鶴」とでPhoneticsを分けてしまったことだ。大ざっぱに言うと、Phonetics(1)="笑福亭"、Phonetics(2)="仁"、Phonetics(3)="鶴"という状態になっている。これを修正するくらいなら、最初から手動でPhoneticsコレクションを作ったほうが早い。

Sub AddPhonetics(rngName As Range, rngYomi As Range)
    Dim varKanjiName As Variant, varFurigana As Variant

    varKanjiName = Split(rngName.Value, " ")
    varFurigana = Split(rngYomi.Value, " ")

    With rngName
        .Phonetics.Delete
        .Phonetics.Add 1, Len(varKanjiName(0)), varFurigana(0)
        .Phonetics.Add Len(varKanjiName(0)) + 2, Len(varKanjiName(1)), varFurigana(1)
        .Phonetic.CharacterType = xlHiragana
        .Phonetic.Visible = True
    End With
End Sub

というわけで、

Call AddPhonetics("氏名のセル", "読みのセル")

のようにして使うマクロを作ってみた。PhoneticsコレクションはExcel 2000からなので、Excel 97では動作しないだろう。いちいちSplitしたりLenで漢字の長さを測ったりせずとも済むような方法を考えてみたのだが、すぐには思い浮かばなかった。もっとシンプルな方法を希望したい。

なお、この例では「滝川 ラルドゥクリステル 雅美」みたいな名前は考慮に入れていないので念のため。

Tags: Excel

2007-03-11

Link いろいろな趣味

3月2日にポスター展を見たこともあって、そのあとで寄った中野のステーキ屋に『椿三十郎』のポスターが飾ってあるのを目にしたときには興味を引かれた。そうして調べてみると、AllPosters.co.jpをはじめポスター通販会社は少なくない。例のアンクル・サムはいいなあ。レーニンも捨てがたい。周恩来のポスターはないかしら。

母が使用していた双眼鏡のラバーがダメになったので、新しいのを買って贈ることにした。従来のものは正体不明だが、安物であることは確かだ。世の中には双眼鏡を趣味とする人もいて、双眼鏡愛好会というサイトまである。ぼやけた感じがするのは双眼鏡の宿命だと思っていたのだが、単に双眼鏡の分解能が低かっただけらしい。考えてみれば、双眼鏡も眼鏡と同じく光学製品なのだから、レンズや工作精度による良し悪しは当然あるわけだ。

実は、あまり深く考えずにペンタックスのタンクロー 8x21 UCF Qという双眼鏡をすでに購入していた。アマゾンで「残り1個」とあったのと、5336円という価格に引かれたからだ。また、205gという軽さも重要だった。「8x21」の21が対物レンズの口径(mm)だと知らなかったほど無知な状態だったが、あとで調べると入門機として定番らしいので、少し安心する。

Tags:
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

Link ゆき [その中野のステーキ屋さんが気になります(❤ฺ→∀←)ノ 教えて..]

Link semimaru [一緒に行った方によれば、 http://www.mapion.co.jp/c/f?grp=Air&uc=1&scl..]


2007-03-12

Link 多いことはよいことだ

現代英文法講義 2005年3月に英文法の時制について雑文を書いたときには、1年ごとに何か書こうと思っていた。ところが安藤貞雄『現代英文法講義』(開拓社、2005年)を出版と同時に買い求めて以来、これで満足・十分だという気分になっている。それほどまでに、同書は類書とは一線を画す出来だと思う。これまで紹介してこなかったのは、まだ読破していないからだ。

英単語のあぶない常識 ところで文法一本では解釈に苦しむだろう分野に、比較と否定とがある。どちらも人間の心理がからむので、言外に含む部分が意味に加わる。このまえ読んだ山岡洋一『英単語のあぶない常識』(ちくま新書、2002年)には、not helpが事実上harmを意味することが多いとあった。「notは部分否定」といっても事実には逆らえない。

Practical English Usage A rather than Bやらno more A than Bやら、学習文法書の比較や否定の章には、いきおい「慣用表現」が並んでいる。これらは文法というよりは語法といったほうがいいかもしれない。語法の本と言えば、学習参考書としては綿貫陽『英語語法の征服』(旺文社)が便利だが、一般書としてはSwan, Practical English Usage, 3rd ed, Oxford Univ Pr, 2005が著名だろう。しかしおととい小西友七『現代英語語法辞典』(三省堂、2006年)を買ったので、ちょっと紹介したい。

現代英語語法辞典 たとえば素朴な疑問として、muchの比較級はmoreなのに、なぜ“I like summer very much.”に比較級を使うと“I like summer better than winter.”というのだろうか。ちなみに、“I like summer more than winter.”も正しい英文なので念のため。

この疑問に対して、「betterは副詞muchの比較級でもある」というのは感心しない。「なぜbetterが副詞muchの比較級となりうるのか、またそれはどういう場合か」と疑問を重ねられると説明に窮するからだ。

なぜlikeにはbetter, bestを使うの?」というウェブページによれば、この疑問に対して動詞likeの語源に鍵があるという。likeの根本義は「近い形」という意味で、「両者形が近いから違和感が無く、一致」→「合一=好ましい・うまくフィットする」というところから「好む」という意味ができた。そして、よりよくフィットするという点からbetterが使われるのではないか――と結論づけている。けっこうおもしろい。ただ、この説に従えば動詞以外のlikeはmoreよりbetterがいっそう「フィットする」ように思えるが、実際には“The house is more like 40 than 20 years old.”(Random House Unabridged Dictionary)などという。それはともかく、著者の英文法最終回答サイトこの単語の言いたいことは悪くない。

小西(2006)にあたってみると、betterがmuchの比較級になっている例として、a better paid jobが挙がっていた。たしかに日本語でも「給料がいい」と量を良し悪しに変換している。多いことはよいことだ。というわけで、“I like summer better than winter.”も、「冬より夏のほうがいい」という意識から来ているのかな、と思う。

Tags: 言語

2007-03-15

Link 軽量CMSを探す

これまでCMSとしてはJoomla!を使ってきた。けっこう満足しているのだが、機能過多で初心者には使いづらいようである。ブログやウィキに近い感覚で使用できる軽量CMSはないものだろうか。ブログやウィキをそのまま使用する手もあるが、ブログでは構成の自由度が小さい点が、ウィキでは標準で誰でも編集可能な点がネックになる。

探してみると、たとえばPukiWikiを改造したSiteDev2というものがある。テンプレートにSmartyを利用している点など悪くはないのだが、制作者がphpspotの方なので、継続的な使用に耐えうるか不安だ。SiteDevを改造したSiteDev+ATもソースを見てみたが、機能の追加が付け焼き刃的なのが気になる。このあたり、それが本業でもないかぎり個人開発は厳しいのかもしれない。

CMSレジュメというCMS一覧サイトがあって、これはよくできている。(サイト自体はDokuWikiで構築されている。)代表的なウィキ・ブログシステム・CMSについて、設置者・利用者の視点からなされたコメントがツボを押さえていて役に立つ。同じ著者の手によるものなので、感性に一貫性がある(と韻を踏んだりして)のがよい。

その中で、Geeklogの紹介ページが目にとまった。Joomla!よりも投稿が簡単でDrupalよりも出来合い感が強いという、幕の内弁当みたいなCMSである。記述にあるような設置の面倒さは、重要なファイルをpublic_html以外の場所に置いて安全性を確保する代償だ。Geeklog Japaneseの説明を読んで気に入ったので設置してみた。現時点でかなりの好印象である。

Tags: web

2007-03-16

Link 再び韓非子について

韓非子 散髪屋に行ったついでに寄った本屋で、冨谷至『韓非子』(中公新書、2003年)を発見する。京都大学法学部の講義録をもとに書かれた著作だ。実は、自殺かどうかを判定するための漢の時代の死体検分マニュアルで始まるのが不思議だったのだが、法学部生にとっては興味を引く話題かもしれない。実際この本は中たりだった。

書籍の構成は以下のとおり。殷・周・春秋・戦国と時代を概観していき、孔子を嚆矢とする(と韻を踏んだりして)諸子百家の話に持ち込む。性善説の孟子、性悪説の荀子を配置し、そしていよいよ荀子の弟子である韓非の登場となる。このあたり、荀子の天論を短く要約したり孟子の性善説の不備を突いたり、なかなかよい。だが、それが同書の特色というわけではない。

この本で目新しいのは、『韓非子』の法家思想をのうち特に刑罰に注目している点だ。刑罰の目的は大ざっぱに言って(1)応報(報いを与える)、(2)犯罪抑止、(3)犯罪者の更生に分かれる。古代はハムラビ法典など(1)の要素が大きい中、『韓非子』は専ら(2)のみを考えている点に特徴があるという(p.116)。重要なのは秩序がシステマティックに維持されることで、人為的な臭いのする(1)(3)は思考の埒外だ。そしてこの人為の排除という点で一見異質な老荘思想と共通するところがあり、「喩老」などの『老子』解題が『韓非子』に含まれているのではないかという(p.124)。私は単に敵の敵は味方だからと思っていたのだが、考えが赤坂見附は練兵場だったか。

オマケの話。『平家物語』の冒頭から2段落目で、「遠く異朝を訪へば、秦の趙高、漢の王莽、梁の周異、唐の禄山……」「近く本朝を窺うに、承平の将門、天慶の純友……」という部分がある。この秦の趙高(秦の二世皇帝の下で権勢を恣にした重臣)が、俗に言う「馬鹿」の元となった人物である。彼は皇帝に鹿を差しだして、馬であると言う。訝しんだ皇帝が周囲の者に訪ねると、趙高の権勢を恐れた者は馬だと言い、そうでなかった者は鹿だと返事する。その後趙高は、鹿だと言った者を処罰したという(p.173)。

Tags:

2007-03-17

Link 口に合わない著者

数に強くなる 畑村洋太郎『数に強くなる』(岩波新書、2007年)を読んだ。この人は文章が下手なくせに気取って書く癖があって、読むたびに辟易させされる。著者の書籍に目を通すのは3度目だが、やはりダメだ。

しかし、である。そのダシ汁が大変だった。問題は、塩である。分量をはからずに、「こんなもんだろう」と目の子でガバッと鍋に投入したのである。そうしたらば、である。味見をしてみたら、トンデモなく塩っ辛くなってしまったのである(pp.45-46)。

こんなに「である」が続くとイヤになるのである! 内容が充実しているわけでもない。3度買って3度ともこの調子だから、おそらく私には合わないのだろう。

Tags:

2007-03-19

Link R1C1参照形式の薦め

Excelは、セルの位置を2通りに表現できる。たとえば上から3行目、左から4列目の場所を指すのに「$D$4」とする方式(A1参照形式、デフォルト)と、「R3C4」とする方式(R1C1参照形式)とだ。切り替えは〈ツール〉-〈オプション〉メニューからファイルごとに行なえる。A1形式はLotus 1-2-3の標準形式であって、Excel以前のマイクロソフト社製表計算ソフトであるMultiPlanでは、R1C1形式がデフォルトだったらしい。

Excelであるていど複雑なワークシート関数を使うなら、A1形式よりもR1C1形式のほうが便利だ。このことを数日前から痛感している。R1C1形式では絶対座標を裸の数字で(例:R3C4)、相対座標を角括弧付きの数字で(例:R[-3]C[4])表現する。この例だと、現セル番地から上に3、右に4ということになる。RC[3]なら右に3、R[2]Cなら下に2、そしてRCなら現在の番地だ。

R1C1形式のA1形式に対する利点は3つある。(1)列数が増えても負担が変わらない。A1形式だとAAやらBGやらで混乱してくる。(2)座標指定が楽。条件付き書式で現在のセルが云々という場合、「=RC>0」などとすればよい。(3)セル番地が変わっても数式が変化しない。特にこの(3)がありがたい。以下に詳しく説明しよう。

装備状況

これは、ある人びとの装備状況の半年間の変化を記録したワークシートだ。いちばん左のブロック(R3C2:R10C3)は、ほかから参照できるように常に最新の装備が表示されている。途中で武器が別のゲームに変わっているが、気にしてはいけない。

さてここで、R3C2(えにくすの最新武器)の数式は次のようになっている(実際には1行なので念のため)。

=INDIRECT(
  ADDRESS(ROW(),
    COLUMN()
      +COUNTA(RC[5],RC[10],RC[15],RC[20],RC[25],RC[30])*5
  )
)

関数の解説が本題ではないのだが簡単に述べておくと、(1)ROW()とCOLUMN()とは現在の行、列を返す関数だから、(2)ADDRESS(ROW(),COLUMN())で現在のセル番地が返ってくる。(3)ここで「最新」の装備を参照するためには、何列か右側のセルを見なくてはならない。このワークシートは5列で1ブロックを形成しているので、RC[5]で最初の月の武器が、RC[10]で次の月の武器が参照できる。(4)COUNTA()して実際に入力している月の数を求め、その数だけ参照セルを右にずらす。(5)最後にINDIRECT()で参照セルを呼び出す――という次第。まあ、そんなことはどうでもよろしい。

この数式はR3C2のものと書いたが、実はR3C3でもR4C2でもまったく同じ数式になっている。相対的な位置関係は変わらないからだ。これがA1形式だとそうはいかず、数式の見た目が変わってしまう。たとえば今の式をA1形式にすると

=INDIRECT(
  ADDRESS(ROW(),
    COLUMN()
      +COUNTA(G3,L3,Q3,V3,AA3,AF3)*5
  )
)

となる。さらに1つ下のR4C4(ライアンの最新武器)を求める数式は、

=INDIRECT(
  ADDRESS(ROW(),
    COLUMN()
      +COUNTA(G4,L4,Q4,V4,AA4,AF4)*5
  )
)

こんなふうに式が変わってしまう。というわけで、R1C1形式を大々的に推奨したい。

それより、画像をインラインでなくブロックとして表示できないのはなぜだ。

Tags: Excel

2007-03-22

Link 元に戻す

購入から1カ月ちょっと経った「電波王」は、結局使用を中止してリンクシスのアクセスポイントに戻した。電波状況はよかったのだが、ルータ機能をオフにできない点がまずかった。たとえば、イーサネットコンバータ越しに接続しているプリントサーバは、数日経つとアクセス不能になる。DHCPが再リースできていないように私には見える。デザインは悪くないし、ブリッジとして動いてくれれば活用できたのだが。

PLCアダプタは、競りにかけたところ思わぬ高値(購入価格−500円)で落札された。別宅で大事にされることを希望する。電波王も、いずれ競りに出す予定だ。それにしても、この半年に行なった自宅ネットワーク機器の更新で成功したのはプリントサーバしかないのが情けない。しばらくおとなしくしておこう。

印刷するたびにアプリが強制終了したりシステムが終了できなくなったり――とにかく調子が悪くなるというので、伯母のノートPCを一晩あずかる。Windows 98SE機で、起動時の空きリソースが30%だった。オフィスアプリを起動するだけで空きは20%を切り、印刷時にパカパカ出てくるプリントモニタ類を起動した段階でリソースが払底するだろう。手当てをして起動時75%にまで回復させたが、Windows 98の設定方法を忘れつつあるので見残しがあるかもしれない。とりあえず、ひさしぶりにWindows 98を使うことでWindowsの進歩が実感できた。

Tags: PC

2007-03-25

Link DION-KDDIにWebで転居手続きをしてはいけない

めったなことでは腹が立たないのだが、今回は少しばかり憤っている。

某所は3月23日に近所に移転することになっていた。NTTの手続きは1カ月前からだというので、2月26日にNTT西日本ピッタリねっとを通じて申し込んだ。移転先は数百メートル離れたごく近所で、電話番号もそのまま利用できることになった。その後2月28日にADSLの移転手続きをするため、DION 移転ナビから必要事項を記入した。コースは変更していない。

ところが3月23日、電話工事のあとでADSLモデムをつなげてみると、モデムのLINEランプが点滅している。すなわちADSL回線が開通していない。不審に思ってKDDIカスタマーサービスセンターに尋ねてみると、NTT西日本の回線適合調査中であり、まだADSL回線が開通していないというではないか。開通日が決まり次第、葉書で知らせるとのこと。このときは引き下がった。私はNTTが好きではないので、お役所仕事をしているのだろうとDION-KDDIには同情的だったくらいだ。しかし腑に落ちない点がある。

実は、2月2日にも別の某所で同じような移転を行なっている。このときもやはり電話番号はそのままだった。申し込みをするのをしばらく忘れていて、引っ越し10日前になってようやく申し込んだにもかかわらず、電話工事当日からすでにADSL回線が使えていた。しかも開通日を知らせる葉書など届いていない。この違いはいったいどういうことかと思って、再び電話をかける。

状況を尋ねると、前回と同じで適合調査中であるという。そこで、DION-KDDIからNTTに適合調査を申し込んだ日付を尋ねると、不明だと返ってくる。しかたがないので、DION-KDDIで移転が登録された日付を尋ねると、驚くべきことに、3月20日というではないか! 3月20日なんて日にはDIONにはまったくアクセスしていないというと、調査して折り返し電話するとのことで、いったん電話が切れた。

しばらくしてかかってた電話によれば、Webから変更を受け付けたのは2月28日だが、データに登録されたのが3月20日で、その後に適合調査を依頼しているという。それなら開通していなくて当然だ。NTTを疑って悪かった。問題の所在ははっきりしている。2月28日にWebで登録したものが3月20日までデータに反映されなかったわけで、それはDION-KDDIの責任だ。

データ反映が遅れた理由は詳しくは不明だが繁忙期だからだろうとの返答。「別の某所」ではすぐに反映されたではないかと問いただすと、このときはWebでの申し込みではなく電話の申し込みだったという。言われてみれば、そのとき(1月下旬)はまだDION 移転ナビのようなページがなく、電話で申し込んだような気がする。電話申し込みだとオペレーターがデータを直接入力するので、処理が早くなる「こともある」とのこと。それならWebページに「電話で連絡したほうが早い」と書いとけ! ちなみに、同じ2月28日には、さらに別の某所の解約手続を電話で行なったのだが、こちらは予定通りだった。

善後策を尋ねると、最短で開通するようにするとのこと。最短というのは9営業日ということかと聞くと、具体的な数字はお知らせしていないというではないか。お知らせしているように見えるのだけど……。代替手段としてAirH"端末を提供してもらおうとしたが、すでに業務がウィルコムに移っているのでできないという。そういえばそうだった。「別の某所」に葉書が届いていない件については、調べてみないとわからないとのこと。

というわけで引っ越しをお考えの方に声を大にして申し上げたい。DION-KDDIにWebを使って転居手続きをすると、3週間以上前から申し込んでいても移転当日に間に合わない。手続きの申し込みは必ず電話で行なうようにしよう。

Tags: PC

2007-03-30

Link コンタクトレンズと眼鏡のその後

調べてみると、乱視用ハードコンタクトレンズ(トーリックHCL)を買ってから18カ月になる。ハードトーリックの購入時にはレンズ会社の人間も立ち会うので扱っている眼科が少なく、ニチコンEX-UVトーリックは丹波橋まで出かけたのを思い出す。その後の使用感はいたって快適で、時間の経過を忘れていた。

特に大きな違いはレンズを外すときに出る。メニコンEXやメニコンZを使っていたときには、外す瞬間にレンズが予期せぬ方向に飛んでいってしまうことが頻発していた。そのせいで何度かなくしたこともある。ところがトーリックにしてからはそういった事態に陥っていない。まぶたを横に引っ張ると、レンズはすとんと真下に落ちる。当たり前のように思うかもしれないが、どれだけ嬉しかったかしれない。

眼鏡はどうか。私の目は調節力が低いので、屋外用と近業用とで眼鏡を使い分けている。度が進んでも買い替えるのは屋外用だけで、屋外用眼鏡として使えなくなった眼鏡を近業用として使い、従来の近業用眼鏡はお蔵入りする流れになっている。いま使っている近業用眼鏡は2000年に量販店で購入したもので、安物でデザインが悪い上に右のレンズが定期的に外れる欠点を抱えている。かなりぞんざいに(「ぞんざい」の漢字はないのか)扱っているのだが、壊れないので買い換えがためらわれる。今度買うときには、ウスカリズムを使ってみたい。

Tags:

2007-03-31

Link eMachines J6442の電源交換

eMachines J6442だが、FireWireにて電源バスパワー供給で接続している外付け2.5" HDD(4200rpm)の調子が芳しくない。まったくマウントできなかったり、マウントしてもアクセス途中で遅延が発生したりすることがある。

HDDには問題がないと仮定すると、考えられる主立った原因としては(1)ノイズ、(2)電源くらいか。マザーボードを目視するかぎりコンデンサに異常は見当たらないし、PCIカードで増設したFireWire端子でも同様の現象が発生する。さらに2.5" HDDが5400rpmのときは頻度がさらに高かったから、(1)ではなく(2)の線を疑った。(先ほど偶然見つけたコンデンサメーカー一覧サイトはすばらしい。)

J6442はBestecの300W ATX電源(ATX-300-12E)を積んでいる。奥行きの寸法を確認して電源を見繕う。今回は、エバーグリーンのSilent King-5(450W)にした。そんなに真剣に検討したわけではなく、単に売れ筋の中から選んだだけだ。4ピンコネクタが取り外しやすくなっている点が決め手になった。値段は6500円。もともとが安物のPCなので、ニプロンなどの頑健な電源は畏れ多い。ただ、もう少し値の張る1万円台中ごろの製品(ST-580PAFSS-550HTなど)のほうが安心できそうなのは確かだ。(電源に関しては、てらさんのゴミ箱が参考になる。)

交換した結果だが、よくわからない。とりあえず音は静かになった。以前の電源ファンは8cmの排気だったが、今度のは12cmの吸気でPC内部側の面についている。CPUの熱を吸気ファンで吸い取ってケース背面から外に出す意図だと手引きにある。手引きの言うとおり、このままではケース背面の排気ファン(8cm)と干渉するので、ケースファンを除去した。つまり8cmファンを2個除いて12cmファンを1個付けたわけで、これで静かにならないほうがおかしい。ちなみにeMachinesの電源がPFC電源だという話をWebページで見かけるが、J6442の電源に関してはPFC回路は載っていない。米国のパーツ屋では40ドルほどで販売されている。

ところで、J6442のフロントカバーの開けかたに関して手引きに書いてある方法は無茶だ。現実的にはイーマシーンズのフロントカバーのはずし方に従うのがよい。J6442では少し違うが、ツメの部分を横からドライバーで浮かせていくことには変わりない。

Tags: PC


プロフィール

渡辺 慎太郎(na@10days.org)

分野別表示

Admin | Client | Dev | Excel | Linux | PC | PDA | Web | iPad | web | 家電 | 文具 | | 英語 | 言語 | | 音楽

月別表示

1999|07|
2003|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|

最近の記事

雨量情報 dictionary.com Yahoo google Yahoo! 路線情報 東京アメッシュ l-mura l-aka l-momo 目次 r-mura r-aka r-daidai r-kiiro asahi.com nogulabo r-sora r-midori r-midori r-momo