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十日日記


2007-05-10

Link The sooner the better

語呂合わせというと歴史の年号が最も著名だが、年号よりは事柄を語呂合わせにしたほうが便利だと思う。以前どこかで見て感心したのは「聖徳太子あほ! 字ぃ書けん」という一文で、「飛鳥文化」「法隆寺」「十七条憲法」「冠位十二階」「遣隋使」とキーワードが揃っている。最後の3つがきちんと年代順に並んでいるのもよい。

印欧祖語には格が8つあったそうで、それらは主格・呼格・属格・与格・対格・奪格・具格・処格である。暗記すべく、語呂合わせをひねり出してみる。「主人を呼んで金属与え、対価奪って具を処分」。いまひとつだが、語呂合わせを考えているあいだに八格を知らず知らず憶えていて、もはや作る意味がなくなってしまった。

標題にある「The sooner the better」(早ければ早いほどよい)は、「the+比較級」と呼ばれる有名な慣用表現である。『現代英語語法辞典』(大修館書店)を寝しなに読んでいると、その名の見出しがあり、興味深いことが書かれている。

元来このtheは古代英語の助格(Instrumental case)の名残であって、2回使われる場合の初めのtheはby what(i.e. by how much)(...すればするほど)の意であり、後のtheはby that(i.e. by so much)(それだけよけいに)の意(p.1088)。

上の「助格」は「具格」のことだ。whyはwhatの具格で「by what means」みたいな感じだから、得心がいく。なお、「the+比較級」が1回きりの場合には、主節であるby thatのほうである。同書に挙っていた例文

The result is all the more disappointing because she had put in so much effort.

には「悔しさ」が表れていると思う。

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渡辺 慎太郎(na@10days.org)

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