トップ «前の日記(2007-07-11) 最新 次の日記(2007-07-15)» 編集

十日日記


2007-07-12

Link strainの解釈

以前ブックオフの百円本売り場で見つけた本に、柳瀬尚紀・千倉真理『やるっきゃない英文読解』(日本翻訳家養成センター、1984年)がある。千倉真理はラジオのミスDJ(当時)なのだそうだが、私は知らない。子供のころ視聴習慣のあった唯一のラジオ番組は「眠れるラジオ」(FM大阪)だった。中島らもや桂吉朝の無駄話を好んで聞いていたものだが、いまや2人とも鬼籍に入っている。

本の内容を簡単に紹介しておくと、千倉真理の英文和訳を柳瀬尚紀が添削していく様を対談形式で記したものだ。雰囲気は80年代にあふれており、平野文のエッセイを読んでいるような気分になる。

暇なときにチラチラと眺めていたら、次の文章に出会った。

これはぼくがケンブリッジ大学の偉い先生から直接聞いたことがあるんだが、英語の辞書は何がいいかっていうのを見るにはstrainだというんだね。strainという項目を徹底的に引っぱってみてね、そうするとよくわかるなんていうことを聞いたことがあるんだが……(中略)……英米人でもstrainという語はわりに難しい語らしい(pp.120-121)。

一読したときには「あっそう」と帝王的間投辞が頭の中をよぎったが、一昨日まで完全に忘れていた。それを思い出したのは、例の単語帳を読んでいて、次のごとく例文に突き当たったからだ(p.67)。

Thrillers and action movies only succeed if they don't strain our credulity too much.

これを読んだとき、このstrainがどういう意味なのか判断に迷った。文意は「あまりに荒唐無稽な話だと観客は興ざめする」ということだと思う。ここでの「strain」は「stretch to limit」の意味だと私は受け取ったのだが、違うかもしれない。

そうそう。CLDの[GuideWord]に感心していたのだが、実はOALDにも似たものがあったのに気づいていなかった。OALDは手元に電子辞書版しかなく、実物の紙面は10年以上見ていない。ちゃんと「読む」のなら紙の辞典が必要だ。

Tags: 言語
[]


プロフィール

渡辺 慎太郎(na@10days.org)

分野別表示

Admin | Client | Dev | Excel | Linux | PC | PDA | Web | iPad | web | 家電 | 文具 | | 英語 | 言語 | | 音楽

月別表示

1999|07|
2003|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|

最近の記事

雨量情報 dictionary.com Yahoo google Yahoo! 路線情報 東京アメッシュ l-mura l-aka l-momo 目次 r-mura r-aka r-daidai r-kiiro asahi.com nogulabo r-sora r-midori r-midori r-momo