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十日日記


2007-08-01

Link 学習英英辞典を政党にたとえると

  • OALD……自民党
  • LDCE……民主党
  • CALD……公明党
  • COBUILD……共産党
  • MEDAL……国民新党

基本的に各辞典とも中道へ向かっていて特色が薄まりつつあるのだが、COBUILDだけは「オール与党」体制に反対し独自路線を取っている。例文を考えると、COBUILDは学習英英辞典としては相応しくないとすら思う。

ネタに走って舌足らずになってしまったが、COBUILDは例文において徹底した「実例」主義をとっている。「作例」では現実の英語を切り取ったことにならないというわけだ。それはそれで1つの見識なのだが、学習辞典における例文はexampleだけでなく典型(prototype)としての役割もあると思うのだ。高校時代に敬遠していたOALDを再評価するのは、定義が明確なだけでなく、例文が短く憶えやすくなっていることもある。(もっともOALDはOALD6で「化けた」らしいので、高校時代に感じた難解さは単に私が未熟だったことだけではないかもしれない。)

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2007-08-02

Link 不安定なCTU

昨年8月、自宅のインターネット接続をADSLからFTTH(フレッツ・光プレミアム)にした狙いは、ひかり電話を利用することで通信費全体を下げることにあった。けっして速度向上を期待したからではない。それまで使っていた通信速度は1Mbpsだったが、それで十分だったのだ。しかし、FTTHによる通信品質の安定は、オマケとして少し期待していた。

ところが実際には、通信品質は確実に下がっている。この原因はNTTから貸与された日立製CTU(加入者網終端装置)にあると睨んでいる。CTUはルータを兼ねた端末装置でLinuxベースで動いているのだが、この装置は回線切断のあとに自動再接続しないことがしばしばある。今年6月からの自動再接続失敗記録は以下のとおりだった。6/1、6/11、6/28、7/1、8/1。毎月1日は絶対に失敗するようになっているのだろうか。

ひかり電話が一般電話よりも不安定になるのは覚悟していたが、インターネット接続がADSL時代よりも不安定になるのは想像の埒外だった。今後もこの調子が続くようなら、CTUの取り替えを要求しなくてはならない。

Tags: PC

2007-08-03

Link 史記列伝を読みふける

休日くらいは出世間にあれと、岩波文庫の『史記列伝1』を読んでいた。とはいえ、第一から第十までと第十四を読んだところで日付が変わったので、再び本を置いて俗世に戻る。ここまで読んだ中で物語として面白かったのは、伍子胥列伝(第六)と蘇秦列伝(第九)、張儀列伝(第十)あたり。後半2名は合従連衡として著名である。

『論語』には収録されていない孔子の言葉が意外と出てくる点で、仲尼弟子列伝は興味深い。孔子の弟子というと、やたら寵愛されていたが生活力のない顔回、直情径行・猪突猛進な子路、才気煥発し口達者な子貢が思い浮かぶ。子貢は実業家のためか『論語』において孔子の評価は今ひとつなのだが、『史記列伝』を読むと外交官としてもなかなかのものである。

こういう書物は本来ゆっくり読むべきものだ。いつか時間ができたら、こういった典籍を読んで日々を過ごしたい。

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2007-08-06

Link バカボン、ハマちゃん、六平太

油断した。少し前に仕事で無理をしていたとき、ヘルペスの前兆を感じた。そこでアシクロビルを飲んで過ごしていると、数日後にカサブタができた。ヘルペスが5日足らずで完治した(薬を使わなければ通常は2週間ほど)と喜んで薬の使用をやめていたら、きのう再び前兆を――しかも前よりも大きな前兆を感じたのだった。慌てて薬を飲み直しても時すでに遅く、翌日朝には水疱が4つできていた。痛かゆくて、仕事の能率が落ちている。

ところで、ちょっと前の『ビッグコミック』か『オリジナル』かは忘れたけれど、『釣りバカ日誌』の北見けんいちが描いた昭和30年代の絵を載せていた。その説明文を読んで知ったのだが、『総務部総務課山口六平太』の高井研一郎とともに彼らは赤塚不二夫のアシスタントをやっていたのだという。あの漫画的な絵は赤塚を受け継ぐものだったのかと納得する。

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2007-08-09

Link Skypeの起動を早くする

晏子 『史記』のせいで春秋戦国時代に頭がスリップしてしまい、そのまま宮城谷昌光『晏子』(新潮文庫)『管仲』(文春文庫)を読んでいた。ブックオフがブックオフオンラインイーブックオフとは別物で、詳しい事情は知らない)を開店したという報道記事を読んで閲覧しているうちに、つい買ってしまった。今朝ようやく読み終えた。

管仲 ところで万年筆をもらった。パーカーのソネットだが、昔よりもニブが硬い。ソネットはかつて妹が愛用していて、その当時は当たりが柔らかかった。もっとも私は手が大きいほうなので、ソネットでは軸が少々細い。ペリカンM800くらいがちょうどよい。とはいえ死蔵するのは忍びないので、専らメモ書きに使っている。無駄話終了。

Skypeは、版を重ねるにつれ起動が遅くなっている気がしなくもない。デュアルコアのGateway GT4012jでは気にならないが、シングルコアのeMachines J6442では少し苛立つ。それで適当に検索をかけていたら、Skype起動軽量化と題したブログ記事を見つけた。方法は至極単純で、“c:\Program Files\Skype\Plugin Manager”のフォルダの名前を変えればよい。各種プラグインが使えなくなるが、それは一向に構わないだろう。

Tags: PC

2007-08-10

Link PC不要の情報教育

高校生のとき、最もくだらないと思っていた科目は古文だった。より正確には、平安時代の古典文学だった。あれは現代日本語文の源流ではないし、そこから得られる精神性などなきに等しいのだから。私が課程設計者だったら、中学で和漢混交文を実施したあと、高校では漢文一本に絞る。そもそも古典を課程から外すかもしれないが。

しかし教育実習で母校に行ったとき、もっとくだらない科目が誕生しているのに気がついた。それは「情報」である。私が見たときには、銘々の生徒がPowerPointを使って自己紹介のスライドを作っていた。はっきり言って小学校の図画工作以下だ。技術家庭の試験で、Enterキーの写真があって「このキーは何というか」と尋ねる問題もあるらしい。不運なMacユーザーは「Return」と書いて×をくらうことになる。

しばらく前に世界史未履修問題が話題になったことがあるが、普通教育としての高校教育で行なう内容を真剣に考えた学校であれば、情報の時間には数学をやっても何の不思議もない。(学習指導要領は法令ではないので、拘束力が私立高校にまで及ぶかどうかは微妙なところ。)論理とか数列とか数え上げとか、そのあたりの数学はたしかに情報科の基盤をなすものだ。

さて、奥村先生のブログで知って注文した本に、『コンピュータを使わない情報教育 アンプラグドコンピュータサイエンス』(イーテキスト研究所)がある。これは小学生を対象に、PCではなく教具を使って計算機の基本原理を「体感」するための授業実践集である。正直なところ、「エラー検出」とか「最小全域木」などは高校生にも使えるのではなかろうか。少なくとも、PowerPointでプレゼンごっこをしているよりは、ずっと為になる。

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2007-08-14

Link 『英文構成法』所感

英文構成法 安かったので、佐々木高政『英文構成法』(第5版、金子書房、1973年)を古本屋で買う。著者の書籍としては『和文英訳の修行』のほうが有名だが、『構成法』は『修行』の前段階にあたる書籍である。初版は1949年というから、相当に古い。著者略歴が書かれていないが、佐々木氏は一橋大学名誉教授だそうだ。

前書きには、次のようにある。

ふつう文法書では動詞の性質によって文型を5つに分けるが、これでは大ざっぱすぎて実際には役立たない。かといってあらゆる場合をすべて包括しようとすれば、分類がさらに分類を生み、あまりにもわずらわしすぎて、これまた実用には適さなくなる。

いわゆる基本五文型を擁護しておくと、分析法には機能的アプローチと構造的アプローチとがあるが、五文型は文の機能に着目した分類で、意味をとる読解に最も向いている。ところが書く段になると構造的な見方が特に重要になるので、上のような意見が出るのだ。このあたりのことは、安藤貞雄『現代英文法講義』でも簡単に触れられている。

この種の動詞分類で最も有名なのはホーンビーの動詞25パターンだろう。だが、五文型すら頭に入らない人間が25のパターンを憶えるのは不可能事である。それでは『構成法』は何パターンかというと、全24パターンだった。基本五文型を細分化するという形式をとれば咀嚼しやすかったかもしれないが、これは独立した並びになっている。

この動詞24パターンにしても基本五文型(ないし拡張した七文型)にしても、各要素がフラットに列挙されている点で、まことに人文的だ。おそらく理科的な発想をする人間であれば、第四文型や第五文型は第三文型の下位分類とし、独立した項目を立てないだろう。第一文型は第二文型の特殊型(微分方程式で言えば同次と非同次との関係のように)にしてしまう。つまり理科的に見れば、SVCとSVOがあれば十分だ。それを初めて文書にした「かんべやすひろ」氏は偉いなあ。

24パターンのうち最初に来るのは「主語×完全自動詞」で、いわゆる第一文型になる。たしかにそれは整然とした配置だが、受験の名手である森一郎なら必ずや第三文型相当を先頭に持ってきたと思う。実際に使用するにあたっては、順番と例文の古さを考慮に入れつつ学習を進めることとなろう。

100ページちょっとの紙幅ではあるが、「第三部 文と文のつなぎ方とそのつづめ方」が同書の最も良質な部分ではなかろうか。

時間/場所/理由・原因/目的・結果/条件/接続/様態/比較/等位接続/関係代名詞

と10通りある。必ずしも文法分類に従っているわけではなくて、たとえば「条件」の部分では、「If-Clauseを使わない『仮定』の表わし方」(p.241)など、「実質的に」条件の意味になるような文章を4分類し6ページにわたって記していて、たいへん参考になる。

  • A different wording might the meaning clearer.
  • As the peninsula has such a long coast line, the climate is milder than it would otherwise be.

などなど。

『構成法』では、「やさしい言葉を使ってわかりやすく素直に書けば、それでいい」(p.301)と述べ、我流をや気取りを否定している。

戒むべきは独りよがりの「独創」である。外国語でものを書く時の「独創」ほど剣呑なものはない。

剣呑なんて言葉を目にするのは久しぶりだが、「やさしい言葉」というのが要注意で、それは当人の語彙力に大いに依存することだ。『構成法』の文章は日本語・英語ともに決して易しくはないと私は思う。

  • Rip now felt a vague apprehension stealing over him.
  • Civil war is the most deplorable form of evil that can befall a nation.

なんて、書く以前に訳せない高校生が多いのではないか。こういう古典的な「名著」を安易に薦めるのは考えものだ。ちなみに私が受験生のころは、大田博司『シンプルクッキング英作文』(研究社)という参考書を使っていた。ちょっと毛色の変わった本で、私はそういう本ばかり選んでいたのだ。

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本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

Link mktsue [昭和28年発行 佐々木高政著 英文構成法 が出てきました。1954年4月23日ー6月27日一回目 学習終了のメモがつ..]

Link mktsue [昭和28年版で 一人でまなびました。最近見つけて くたくたになった本は宝物のようです。アメリカでも学びましたが、英語..]


2007-08-15

Link 自動再印刷機能がない

ひさしぶりに不機嫌である。

プリンターにはリコーのG7570というA3両面ジェルジェットプリンターを使用している。2度の故障を経験しつつも修理して使いつづけているのは、B4判にて小冊子形式で印刷する上では捨てがたい長所があるからだ。

ほとんどのレポート類はA4判(米国ならレター判)で公表されるが、私はそれをB4判の小冊子形式で印刷し、ホチキスで中綴じして読むことが多い。こうすれば40ページの報告書が紙10枚に収まり、場所の節約になる。

この種の印刷には、ジェルジェット式はレーザーやインクジェット式よりも適性がある。第一に、熱を出さないため両面印刷時に紙が曲がらない。第二に、ゲルインクなので蛍光ペンを塗っても色落ちしない。ただし欠点もあって、プリンタードライバーのせいかPDFファイルの日本語フォントを印刷すると文字がかすれるのだ。売り文句の「仕事用」というのは、「多少汚くても気にするな」という含意があるのではないかと勘ぐっている。

今回、24ページの書類を小冊子形式で20部刷った。1部あたり紙6枚の計算だから、都合120枚必要になる。

この120枚分を用意するまでに、紙詰まりが40回起こった。不良率25%というところだが、私はそれに腹を立てているのではない。摩擦の制御は難しい上、用紙の摩擦係数は環境で大きく変化する。印刷がB4判であるのも災いしている。排出機構の両端のローラーはA3判なら引っかかるが、B4判では引っかからず空転する。しかし「B4判まで」のプリンターなど消滅してしまったので、これも仕方がない。

私が腹を立てているのは、「印刷に失敗したら再試行せず失敗しっぱなし」である点だ。たとえば、計6枚のうち1枚目の表で用紙詰まりが発生したとしよう。パネルを開けて詰まった用紙を取り除き「印刷再開」ボタンを押す。すると、何事もなかったのように次の紙には「1枚目の裏」が印刷されるのだ。「1枚目の表」は二度と出てこない。つまり両面印刷の表面で印刷に失敗すると、自ずから次の紙が無駄になる。この結果、紙詰まりの40枚とは別に、36枚が裏白紙で反故になった。120枚刷るのに76枚も失敗していたのでは、ちょっとやりきれない。50部刷る予定だったが、20部で打ち切った。

失敗した紙の部分だけ印刷すればいいではないかという指摘もあろう。しかし小冊子形式では、そう簡単にはいかない。なぜなら全24ページの場合、1枚目の表に印刷されるのはp.24とp.1、裏に印刷されるのはp.23とp.2である。つまり印刷指定で「pp.1-2,pp.23-24」のように複数範囲を指定できるようなアプリケーションでないと、この手は使えない。今回使用していたソフトでは、それができなかった。

解決は難しくない。紙詰まりを起こしたページが再印刷されるような機構をプリンターに組み込むだけだ。ジェルジェットプリンターは行単位でデータを送るラインプリンターなので、PCから送られてくる印刷データを変換して印字部に流す機能しかなく、レーザープリンターのようなページ情報をもつためのRAMが存在しない(かもしれない)。しかし仮にもカラーレーザー方式の対抗馬として作ったのなら、それくらいのRAMはつけておくべきだ。HPでも、ビジネス用のインクジェットプリンターには96MBのRAMを載せている。

というわけでリコーには、G7570の後継機種には自動再印刷機能をつけることを望みたい。もっとも、その前にジェルジェット事業部が存続できるかどうかも心配ではあるが。

Tags: PC

2007-08-16

Link FAXを受信者側から停止させたい

FAXの受信者から何らかの信号を送って送信元FAXに送信をキャンセルさせるような各社共通仕様が実装されれば便利だと思う。

間違いFAXには何度か経験している。いちばん焦ったのは、夜中の1時過ぎに「4t×2台手配しました」とだけマジックで書かれたFAXだった。あるいはまた、福生のスーパーの地図が送られてきたこともあった。こういうのは、まあいい。

困るのは、電話専用機にFAXがかかってくることだ。受話器を上げてもピーとしか言わない。受話器を切っても、たいがいのFAXは5分ごとにリダイヤルを数回繰り返す。これが鬱陶しい。不運が重なると、また間違いFAXかと思って不機嫌に出た電話の相手が得意先だったりする。

そういうわけで、標題のような機能が電話機にあれば便利だ。専用のボタンでもいいし、「###」みたいな番号でもいい。メール全盛のご時世に提案するのも何だが、どんなものだろうか。

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2007-08-17

Link 東国行きへ

スーツケースをひとつ提げて行くの。

というわけで、今回のコミケ(19日)の場所は「東5 へ27-a」です。アズサ出版名義で、数学に関連した他愛のない小冊子を販売していることでしょう。ちなみにアズサ出版という名前は、私や創刊者が住んでいた国立市のアパートに由来します。お暇なら来るなり1週間に10日来るなり、どうぞよろしく。

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2007-08-20

Link 金貨を買う

甥の誕生記念に何を贈るか頭をひねっていたのだが、欧州では赤ん坊に金貨を握らせる風習があるというのを目にしたので、金貨に決める。すぐには買いに行かなかったのは円高を待っていたというセコイ事情である。

金は「万一のための資産」だと思う。キャピタルゲインを当てにするべきではない。天変地異や内乱など不測の事態が起こって有価証券が価値を失ったときでも、貴金属ならば通用する。そのときのために、少しずつ貯めて保管しておくものだ。いざというときには、それだけ持って家族ともども国外脱出すればよい。

さて、某貴金属店に足を運んだときのこと。店員はさすがに慇懃だが、ちょっとずれている感があって、それが妙におかしかった。以下、その一場面。

店員「では、金貨の重量をご確認いただきますね」
私「はい、どうぞ」(入念だなあ!)
店員「お渡しする金貨はすでに封入しておりますので、こちらの同じ金貨を使ってお計りいたします」
私「ええ……」(同じという保証はどこにあるの?)

店員は「同じ金貨」をデジタル測定器の上に乗せた。示した数値は31.15g。1toz=31.1035gで金貨は24Kだから、この数値は明らかに変だ。気まずい沈黙……。

店員「あの、若干重く表示されておりますが、実際には31.1035gですので……」
私「機械の調整が不十分なんですかね」(狂ってるなら最初から計るなよ!)

ちなみに我が国では24Kの金貨が人気を集めているが、柔らかいので雑な人は傷つけてしまう恐れがある。そういう人は22Kの金貨を買うとよいのだが、入手性が劣る。今回は、赤ん坊の名前とデザインとが最もマッチしていたという単純な理由でウィーン金貨(24K)にした。

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2007-08-21

Link Veni, vidi, voravi

在京中は行く先々でご馳走に預かり、来た・見た・食った――と文字通りの食客状態だった。私の書くものには食べ物に関する記述が皆無だという指摘をいただいたので、以下に書いてみたい。

まずは代々木のアヒリアというインド料理店から。代ゼミがあるほうの出口を出て右に30秒ほど歩いた薄汚い雑居ビルの3階にある。店内も狭いが、ちゃんとした店だ。インド料理についても無知だが、店によって出てくるナンには違いがあって、ここのはふっくらしている。羊肉が好きなので、マトンのキーマカレーを注文。さすがはインド料理で、辛みが20分後に襲ってくる。おいしゅうございました。

次は表参道のバルバッコアというブラジル料理店。ここは何度か来ていて、豪快なシュラスコと繊細な持てなしに毎度ながら感心する。ちょうど会話が一段落したときとか、見計らったようなタイミング(実際に見ているのだろうけれど)で皿を下げにくる。岩塩を使った肉はうまい。そういえば、食べるのに夢中でポルトガル語の牛の部位をまったく憶えていない。最近は混んでいて予約が取りづらいのだそうだ。おいしゅうございました。

あとは……何を食べたか憶えていない。食べ物に関する記述が皆無なのは、あまり関心がないかららしい。

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2007-08-23

Link 積極語彙を増やす単語帳

各人の語彙にはactiveなものとpassiveなものとがある。日本語は統一されてはおらず、前者は積極語彙や能動語彙・発表語彙、後者は消極語彙や受動語彙・受容語彙などと訳される。意味は名前のとおりで、自分から使うことができる単語は積極語彙に含まれ、見たり聞いたりしたら意味がわかるが言葉が出てこないような単語は消極語彙にあたる。

誰しも語彙の数はactive<passiveなのだが、受験生のころに単語帳で英単語を暗記していた私のような人間は、そのバランスがかなり崩れている。active<<<passiveといった具合だろうか。入試に出題されるのは読解問題がほとんどなのだから意味がとれればいいと考え、書く練習をサボっていたツケだ。

英英辞典の読書も米国の語彙増強本も楽しんで行なっているが、基本的にはpassiveな語彙を増やすためのものである。これらをactiveな語彙に転換するためのドリルがあればよいと思っていた。そしてそれは実際に存在したのである。

ピーナツ銅 先週の土曜日に早稲田の古書店で買った本の中に、清水かつぞー『英単語ピーナツほどおいしいものはない』(南雲堂、1992年)というものがある。金銀銅と3つのコースになっていて、店先に並んでいた銀と銅とを買ってみた。この本は表向きには大学入試対応を謳っているが、語彙のpassive→active転換に打って付けである。

本の構成はシンプルだ。1回につき表裏2ページの構成で、それぞれ10個の連語(コロケーション)を憶える形式になっている。1冊につき777個の連語が含まれているので、大ざっぱに言えば1冊1500語というところだろうか。3冊で4500語となり、たしかに大学入試には十分な語彙かもしれない。

ピーナツ銀 最大の特徴は、英語→日本語ではなく日本語→英語の並びになっている点である。たとえば「賃上げ要求」という言葉から「wage demands」を思い浮かべるようになっている。3日ほどかけて銅メダルコースを一通りやってみたのだが、知っていても出てこない単語は少なくない。あと何回か繰り返して、この程度の語彙はすべてactiveになるようにしたい。

同書のいいところは、「さっさと進む」という点だ。そのための工夫が2つ盛り込まれている。ひとつはヒントの採用、いまひとつは語群の列挙である。

たとえば「血管」というところには「bl..d ve...ls」とある。仮にヒントがなければ他の単語――すなわち「vein」などと考えてしまい、裏の解答を見て「そんなのありか」と思ってしまうかもしれない。しかし「bl...d」とあれば「blood vessels」のほうに誘導されるだろう。このように、ヒントは解答を思い出しやすくするだけでなく制約する役割も果たしているのだ。

ピーナツ金 ヒントを見ても思い浮かばない場合のために、著者は語群を用意している。そのページで問題となっている単語群をアルファベット順にして、ページの隅に印刷しているのだ。パッと出てこない単語など自分のものにはなっていないのだから、さっさと語群を頼りにして次に進み、かわりに何度も繰り返すべし――という主張だろう。

一見するとキワモノっぽい感じがするし、中のコラムは自意識過剰で少し気持ち悪いのだが、やる価値はあると思う。アマゾンのレビューによれば著者は故人とのことだが、幸いまだ絶版ではない。

Tags: 言語

2007-08-26

Link n年ぶりの秋葉原

ホテルは水道橋だったので、ひさしぶりに秋葉原に顔を出してみる。つくばエキスプレス開通後も駅は工事が進められ、以前は人通りがまばらだった箇所にはヨドバシカメラができ、活況を呈している。新宿店よりは梅田店に似たヨドバシ・アキバの店内を見て回っただけで疲れてしまい、結局電気街には行かずじまいだった。

1年に1回くらいはメーカー製PCを見てまわるのも一興である。BTX仕様の廃止が決まったあとのGateway製品はATX上で通風を工夫したわけでもなく、事実上の下位ブランドであるeMachinesと差別化できなくなっている。デスクトップPCの筐体に見るべきものはなかった。強いて言えばHP製品くらいか。

結局買ったものといえば、PCI Express x1のeSATAカード(ラトックREX-PE30S)だけだ。かつて外付けHDDへのインターフェイスにはFireWireとUSB 2.0とのどちらが適切かといった議論が交わされていたが、そのどちらでもなくeSATAで決まりだろう。特に何もしなくてもブート可能になる意義は大きい。

Tags: PC


プロフィール

渡辺 慎太郎(na@10days.org)

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