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十日日記


2007-09-27

Link Mac難民のためのファイル形式変換ソフト

かつてアップルは「Switch」と称してWindowsユーザーのMacへの移行を説いたのだが、実際にはMacからWindowsへと「逆Switch」した個人・法人も数多く存在することだろう。

MacからWindowsへと移行するときに困るのは、蓄積した文書類の再利用だ。その文書を作成したアプリケーションに現行のWindows版が存在しない場合には、下手をすると死蔵されかねない。表計算ソフトはMacでもExcelが一般的(ExcelはMac起源)だが、日本語ワープロソフトとしてはクラリスワークスやAppleWorks、EGWORDなどがあり、これらで作成した文書をWindowsでも読めるようにしておきたい。

そこで使うのがファイル形式を変換するソフトである。代表的なソフトとしては、アンテナハウスの「リッチテキスト・コンバータ19」(以下RTC)と、システムポートの「コンバートスター17」(以下CS)とがある。どちらもワープロ専用機の文書を変換することを謳っており、Macの文書を変換する際には安価版を選べばよい。今回、標題にあるように「MacからWindowsへ移行する」と仮定した上で、両者の適・不適を確かめてみた。

コンバートスター セレクト 17 結論。コンバートスター(CS)を選ぶべし。

RTCの優位点は、マックライトIIにも対応している点と、商品名のとおり文字列操作に強いところだ。後者を具体的に述べると、たとえばMacとWindowsとでは文字コードが異なる外字として括弧数字があるのだが、それを適切に変換する。CSでは括弧が省かれ、ただの数字になってしまう。

それ以外の点、たとえば体裁に関して言えば、これは圧倒的にCSが優れている。それが最も明瞭に現れるのはEGWORD文書の変換時で、図版入りの文書を期待以上に正確に変換する。(体験版があるので、気になる向きはぜひ確認されたい。)一方のRTCは、但し書きにもあるとおり画像は文書末に追いやられ、しかも解像度は印刷に耐えない水準にまで落ちる。

表の再現もCSは見事だ。これはクラリスワークスで試してみたことだが、自由度の低いWordの表機能で見事なほどの変換をする。Wordの透明線を使った力業なのだが、それでもレイアウトが再現できているのだから文句はつけられない。

こんなに優れたソフトだが、私はCSを3日前まで知らなかった。Webサイトでも、ワープロ専用機の文書変換を強調しているのが残念でならない。それにインストール時に、フロッピードライブについて問い合わせてきたりするのは鬱陶しい。そんな機能よりもバッチ処理のためにコマンドラインがほしい。

変換対象を絞りこみ、「Mac2Win文書変換」など機能が明確にわかる名前付けをして1万円以下で販売すれば、少なくともMac OS Xが登場してMac難民が大量に出ていたころにはかなり売れたであろう。今でもワープロ専用機からの脱出組よりはMac難民のほうが多いと思うのだが、どうだろうか。

Tags: PC
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