トップ «前の日記(2007-12-04) 最新 次の日記(2007-12-06)» 編集

十日日記


2007-12-05

Link Apressの書籍

Illustrated C# 2005 11月6日の日記で、C# 2.0のマトモな本を読まなくてはならないと書いた。1ドルが107円になったの機にAmazon.comで注文した本の中の1冊に、Illustrated C# 2005(Apress、2006年)がある。このまえ届いて、きのう開封したところだ。

原稿料が単語数で算出されるからか、米国の教科書は文章がくどくて閉口することがある。計算機関係の書籍でもその傾向は否めなくて、『プログラミングPerl』を見たときには、あれだけ簡潔を旨とする言語の作者がグダグダな文章を書くのに驚いた。その点でも、K&Rは見事だと思う。

さて、同書の特徴は書名に端的に出ているとおり、図解が多用されている点である。どこかのニューズグループで誰かが書いていたのだが、「Wordで書かれた文書は数式が少なく、LaTeXで書かれた文書は図が少ない」といった意味の警句があった。図解すれば一目瞭然の内容を、描くのが面倒だからという理由で文章にしてしまった経験は何度もある。同書はまだ13ページしか読んでいないのに、すでに図が8枚入っていた。その気力には頭が下がる思いだ。

この本以外にもいくつか買ったので思うに、Apressの書籍は読みやすい。Apressの書籍の本文はAdobe Utopiaの9ptで、優美さはまったくないが楽に読める。逆の例はMicrosoft Pressで、ルネサンススタイルの細身な本文書体は確かに優雅ではあるものの、それは計算機書籍向きではない。細身なので文字や行間を大きくとってあるのだが、そのせいでページを浪費してしまう。

いま調べてみたら、Adobe Utopiaの制作者はAdobe GaramondやMinionと同じくRobert Slimbachだった。UtopiaはType1フォントがアドビから無償提供されているので、メトリックファイルと合わせてCTANでダウンロードできる。Windows版のpLaTeX(角藤版)をインストールした人は、すでに組み込まれているはずだ。

さらにSukarabe's Easy Livingの記事を読む。A Survey of Free Math Fonts for TeX and LaTeX1に載っているfourier-GUTパッケージは、テキスト書体にUtopia、数式書体にFourierを使用していて、たいへんよい感じだ。

Tags:
[]


プロフィール

渡辺 慎太郎(na@10days.org)

分野別表示

Admin | Client | Dev | Excel | Linux | PC | PDA | Web | iPad | web | 家電 | 文具 | | 英語 | 言語 | | 音楽

月別表示

1999|07|
2003|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|

最近の記事

雨量情報 dictionary.com Yahoo google Yahoo! 路線情報 東京アメッシュ l-mura l-aka l-momo 目次 r-mura r-aka r-daidai r-kiiro asahi.com nogulabo r-sora r-midori r-midori r-momo