2008-02-27
Link 死因いろいろ
『英作文の栞』を読んでいて、不覚にも笑ってしまった例文があった。
571. He was starved(burnt, frozen, drowned, choked, poisoned, hanged) to death.
571. 彼は餓死(焼死・凍死・溺死・窒息死・中毒死・縊死)した。
よくもこれだけ死因を並べ立てたものだ。付け加えるなら圧死(crushed)くらいか。撃たれて死ぬ(shooted to death)のは、「〜死」とは言いがたい。感電死・爆死・ショック死は「〜死」で終わるがto deathの形にしにくい。いや、She was shocked half to death.くらいなら言えるか。
この小冊子の例文が中学英語教科書から採られたものであることは、同じ話題が分散して載っていることから窺い知ることができる。人物で例を挙げると、ジョン万次郎やフランクリン、ナイチンゲール、キュリー夫人に関連する文が、本文に散在している。どの文とどの文とが同じ出典なのかを考えたりするという、いささかマニアックな楽しみ方もできる。
226. How tall is Betty? --She is five feet two inches tall.
は、あの『Jack and Betty』だろうか。
致命的にまずい例文もある。
347. She became the first Negro singer that ever appeared with the Metropolitan Opera Company.
このsheはたぶんレオンタイン・プライスだろうが、Negroはないだろう。2004年に刷り直している(27刷)のだから、そのときにでも修正しておくべきだった。