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十日日記


2008-10-01

Link さよならのシャンパン

日曜日、伊勢丹新宿店に足を運ぶために丸ノ内線に乗っていると、若い母親と3歳ほどの息子とが、座席に座って算数の計算問題を出し合っている。最初のうちは母親が問題を出して、それを子供が答えていた。やがて子供が出題側にまわり、母親に対して「1000-50」の問題を出す。

黒い服に身を包んだ母親は目を閉じて上を向きながら、ちょっと考えたふりをして「950」と答えた。すると子供は「ちがうよ」という。「ゆう君、ちがってないよ。1000-50は950で合ってるよ」「えー?」。話がややこしくなってきた。

母親は懸命に理由を説明するわけだが、なかなか埒があかない。それはそうだ。繰り上がりや繰り下がりの概念を口だけで説明するのは困難なうえ、母親の説明が序数的なもの(これは素人にはありがち)なのも不都合だった。最後には、やり込めるような説得になる。親が子供に勉強を――特に抽象的な基礎概念を教えるのは難しいものだ。

品川のお寺の花

伊勢丹での目的はシャンパンを買うことだ。お世話になったIさんが還暦を機に東京を離れるので、お祝いと餞別を兼ねる。Iさんは、向こう見ずだった若いころの私やRさんの、いわばnestorみたいな存在だった。

お酒の選定能力はないから、還暦祝いだと理由を告げ、店員の女性に推奨品を説明してもらう。「定番なのは○○ですが、きっちりした味の□□が一番のオススメですね」と一家言をもってそうな方で、私は気に入った。一番の推奨品をお願いする。案内され、レジへ向かう。

レジでは包装を尋ねられるのだが、そこでノシの話題になる。「ノシには快気祝いでよろしいでしょうか」「快気祝い? 還暦祝いですよ」「え?」。どうも、担当の方は快気祝いだと思い込んでいて、レジの方にもそう伝えたらしい。数秒間の妙な空気のあと、おかしさに笑いがこみ上げてくる。

「たいへん失礼いたしました。申しわけございません」とレジの方は言うのだが、顔が笑っている。となりのレジ担は完全に破顔している。私に薦めてくれた方だけが恥ずかしそうにしているので、喜ばしいことには変わりないのだからと取り繕う。実際、単なる買い物で予想外に笑わせてもらったのだから、感謝したいくらいだ。

食事をしたのは、国分寺の淡菜房というお店。Rさんが予約をとってくださった。ひとしきり歓談して会計をすませたところで、店員の男性のひとりがこちらに向かってくる。「○○とお聞きしたんですが……」と話しかけるその方は、なんと偶然にもIさんの教え子だった。

ちなみに上の写真は、先週末に北品川のどこかのお寺で撮ったもの。はじめバラかと思ったのだが、よくわからない。何の花なのだろう。

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Link IdeorneIrrevy [,chan luu &#3..]

Link ペリー [知らないことが沢山あって、楽しく拝見しています。 この花は八重咲きの木槿(ムクゲ)だと思います。 ]


2008-10-02

Link 雪芽奇蘭はおいしい

体が重くて動きにくいと痛切に感じたので、9月から減量を真剣に考えるようになった。体重計、ダンベル、VAAMと、必要なものを買いそろえて取り組む。とはいっても運動のための時間はとれないので、通勤時に新宿から歩いて帰宅し、風呂前にウエイトトレーニングをしている。

この1カ月での効果はどうだったか。パソコンの故障で1週間ほど完全につぶれてしまったものの、先月比2.5%減というところで、それなりに納得のいく数字が出ている。基本的には、月平均で2〜3%ほど体重が落ちていけばよいと思う。

自然の変化は指数的(乗法ベース)なのに、人間はそれを線形的(加法ペース)なものと捉えがちだ。このまえもニューヨークダウが過去最大の下げ幅を記録したと盛んに報道されていたけれど、物価が上がるほど幅が大きくなるのは当然である。本来は無名数化して「下げ率」を見るべきだろう。

ともあれ、気をよくしたので昼休みも歩くことにしてみる。日本橋近辺は、銀座につながる洒落た街並みと、人形町周辺の古い商店街とが同居していて、歩くにはとても楽しいところだ。

その人形町の薬局で偶然見つけたお茶があって、ダイドードリンコの「聘珍茶寮ウーロン茶〈雪芽奇蘭〉」という。烏龍茶は好物ではないのだが、このお茶はかすかに甘い香りがして、予想外においしい。これから職場に常備しておくことにしよう。

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Link 珊瑚 [ありがとうございます。雪芽芽茶は婆ちゃん農園には沢山あります。]


2008-10-04

Link ゴミと下水道

10月から中野区でもゴミの出し方が変わった。プラスチックやゴム・皮革が、「燃やすゴミ」に分別される。ただし、カップや袋・パック・トレーなどは「プラスチック類包装容器」に分別され、再利用するのだそうだ。また中野区は、23区の中でも家庭ゴミの有料化に積極的である。

こうした区のゴミ政策は、おそらく下水道の負担を増大させる結果をもたらす。

まずプラスチック類包装容器については、「中身を空にし、水で洗い流すなどして、汚れを落としてから」出すことになっている。食品トレーが代表的だろうが、そこで有機物が下水道に流れ込むことになる。これは下水や河川の富栄養化につながる。

また、もし家庭ゴミの有料化が実現すれば、おそらく料金は体積による従量制となる。そうすると、人びとにはゴミを出す量を減らす誘因が生まれる。その結果、生ゴミをトイレの汚水に直接流す人間が増加するだろう。

石油は森林と異なり事実上回復不能な資源なのだから、いつかは枯渇する。しみったれたレベルで節約しても仕方がない。それよりは水質を維持するほうが大事だと私は思う。分別の手間や人件費も含めて考えれば、プラスチックはぜんぶ燃やしたほうがよくはなかろうか。

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2008-10-07

Link Access 2007を使ってみる

これまでAccessにはあまり関心が持てなかった。RDBMSとしても開発環境としても、どうも中途半端な感がある。前者にはPostgreSQLやSQL Serverが、後者にはVisual Studioがあるのだから、どうも積極的に使う気にならなかった。

このたび簡単なファイルを作ってみて、ようやく便利さを味わうことができた。DB自体はSQL Serve 2008にあるものをリンクテーブルして使い、Accessファイルでもつのは単純な作業用テーブルだけだ。そこから抽出して帳票に至る定型的な仕組みは、とても簡単にできる。

スクリプト言語にも通じるところがあるけれど、GUIを持った簡単なアプリが再コンパイル不要で作れるのは便利だ。実は最初ExcelからSQL Server 2008にアクセスするものも作ったのだけど、餅は餅屋というべきか、帳票まで考えるとAccessのほうが楽だし処理も早い。

Excel VBAではRangeやWorksheetsなど独自のオブジェクトがある。Access VBAでも、DoCmdやFormsといったオブジェクトがある。そういう部分に慣れさえすれば、あとはVB6の知識がそのまま使えるだろう。

意外だったのは、Excel 2007と違ってSQL Serverへの接続がODBC経由しか用意されていない点だ。OLEDB接続機能もない。データソースをファイルやレジストリに用意しなくてはならないため、私はODBCを好まない。Excel 2007の強化点がデータ周辺だったことにくらべると、Access 2007の主要な強化点は出力周辺のようである。(添付ファイルデータ型や複数値ルックアップフィールドなどの強化はある。)

ちなみに、ExcelやAccessその他からOLEDBやODBCを使用してSQL Server 2008に接続するためには、Microsoft SQL Server 2008 Native Clientをインストールする必要がある。どうせ利用者に別個のインストールを強いるのだったら、背後のDBはPostgreSQLでもよかったかもしれない。

Tags: PC

2008-10-08

Link 野村監督は名将なのか

野球にあまり詳しいほうではないのだが、そこに表われる数字には興味がある。かつて大リーグ・アスレチックスのGMが、統計的手法を用いたチーム編成を行なって話題になったことがあった。

さて、次に掲げるのは、パリーグのチームデータをランダムに並べたものである。野球に詳しい人は、A〜Fチームの最終順位が、下のデータから想像できるだろうか。

    得点  失点 得失差  打率 防御率
A    637   605     32  .262  3.933
B    556   641    -85  .265  4.050
C    533   541     -8  .255  3.544
D    627   607     20  .272  3.885
E    662   648     14  .268  4.144
F    715   626     89  .270  3.858

得失点差だけを見ても、Fの優勝とBの最下位とは容易に想像できるだろう。問題は、それ以外だ。この先を見るのは少し我慢して、考えてみてほしい。

答を打ち明けると、正解は

F - 西武
A - オリックス
C - 日本ハム
E - ロッテ
D - 楽天
B - ソフトバンク

となる。先のデータを順位順に並び替えると、次のようになる。

      得点  失点 得失差  打率 防御率
西武   715   626     89  .270  3.858
オリ   637   605     32  .262  3.933
日ハ   533   541     -8  .255  3.544
ロテ   662   648     14  .268  4.144
楽天   627   607     20  .272  3.885
ソバ   556   641    -85  .265  4.050

数字だけを考えると、私は楽天の順位に関して不思議の念を抱くのだ。得失点差はプラスだし、チーム打率はリーグ1位、チーム防御率も同3位につけている。クライマックスシリーズに出場したとしても、けっしておかしくない数字ではなかろうか。

それなのに、実際には最終試合までソフトバンクと最下位争いを繰り広げていた。なぜなのだろう。

巷では、野村監督は知将だとか名将だとか言われる。Googleで検索すると、「野村監督+知将」で1,130,000件、「野村監督+名将」で54,600件が引っかかる。日ハムのような数字と順位だったら、弱小チームで上々の結果だと私も納得する。だが、今季の数字からでは名采配と支持することはできない。

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2008-10-11

Link 学びの系譜/プロに会う

竹橋の国立公文書館が、秋の特別展として「学びの系譜」を開催している。江戸時代から現代に至るまでの教育関係の史料を展示したものだ。木曜・金曜は20時まで開いているので、木曜に足を運んだ。

古いものでは、昌平坂学問所で使用された四書五経の白文がある。私は白文というと漢文そのものだと思っていたのだが、訓点のうち読みがないだけで、返り点や一二点、ピリオドは付されていた。あと、『西国立志編』だったか、「Heaven helps those who help themselvees.」の文言が本の柱の部分に筆記体で記されていた。

気に入ったのは、海軍兵学寮(兵学校の前身)にて日本で初めて行なわれた運動会である競闘遊戯会のプログラムである。なかなかしゃれていて、競技の名前がすべて四字漢語になっている。「燕子学飛」(つばめのとびならい)は15歳未満の300ヤード競争、「秋雁群翔」(あきのむくどり)は15歳以上の600ヤード競争など。また、このとおり単位はヤードだ。1等から3等には景品もあるが、便箋やらハンカチやら小刀やら、微笑ましいものである。まあ、名誉のほうが大きかろう。

競闘遊戯会が行なわれたのは1874年。太政大臣に提出された「兵学寮競闘遊戯興行届」を読むと、署名に海軍卿・勝安芳とある。征韓論分裂で多くの者が下野したのち、勝海舟が海軍卿に収まったのだそうだ。

公文書館を出たのち、竹橋を渡りながら帰宅順路を思案した。(a)東西線で中野まで行って徒歩。(b)神保町まで歩き都営新宿線で新宿三丁目まで出て、丸ノ内線に乗り換え。新宿のジュンク堂に寄りたくなったので、後者を選択する。ほしい本があったのを思い出したからだ。

6階の理工書コーナーに行き、ほしい本を何冊か探す。ところが書名・著者・出版社のうちそれぞれ1つしか正確には憶えていなかった。うち1冊は著者名がわかっていたので、書店の端末から書名を知ることができた。ところが棚で見つけることができない。もう1冊は、端末でも見つからない。

片方でも手に入ればいいかと思って、店員の女性に「どうしても見つからないんです」と案内をお願いした。その人は即座に棚まで案内してくれた。その本は表紙が見えるように棚に並べてあって、不運にも同じ置き方をしている隣の書籍が覆い被さっていたのだった。

メジャーリーグの数理科学 手際のよさに感心したので、もう1冊のほうも尋ねてみた。「もう1冊のほうは書名すら不確かで、出版社がシュプリンガー・フェアラークだったと思うんです。野球の統計を扱ったものなんですけど」と言ってみると、即座に「ああ、『メジャーリーグの数理科学』ですね」と返ってきたので、二の句が継げなかった。

偏見と言われるかもしれないけれど、おそらく女性で野球に興味をもっている人は男性よりも少ないと思うし、さらに統計学なんて男性でも関心をもつ者は少なかろうと思う。そんな状況で書名を記憶しているだけでなく、書棚の場所まで把握しているこの女性は、本物のプロだ。

ジュンク堂書店・大阪本店は大阪で私が満足できる数少ない書店だった。(なぜか私は紀伊國屋書店が肌に合わない。これは新宿本店も梅田店も同様。)そのためすでに贔屓が入っていたのだが、今回の件で完全にジュンク堂新宿店のファンになった。これからは毎週通い勤めよう。

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2008-10-15

Link Access 2007雑感

中小企業向けAccess開発実践ノウハウ Access初心者の身ではあるが、Access 2007+SQL Server 2008という組み合わせで作業したので、その記録と感想とを残しておくことにする。

他のOfficeアプリケーションと同じように、Access 2007でも推奨されるファイルフォーマットがmdbからaccdbへと変わっている。ACCDBファイル形式とMDBファイル形式の相違点を読むかぎり、SharePointを利用する向きには便利なようである。個人的には「ファイルが壊れにくくなったのか」というところが気になるのだが、何もアピールされていないということは、そちらの方面での改善はなさそうだ。

当初はリンクテーブルを使って普通にクエリを作っていた。が、あまり速度が出ない。改善方法として検討したのが、(1)パススルークエリを使用すること、(2)Access Data Project(アップサイジング)を利用すること、の2点である。

(1)で悩んだのは、パススルークエリを作る場合のADODB.Commandの書き方である。accdbでは何か大きな変化があるのかと思って調べたのだが、見つからない。結局、

Dim cmd As ADODB.Command
Set cmd = New ADODB.Command

With.cmd
  .Properties("Jet OLEDB:ODBC Pass-Through Statement") = True
  .Properties("Jet OLEDB:Pass Through Query Connect String") = ...
End With

のような従来の書き方(かどうかは知らないが)でよかったようで、取り越し苦労に終わった。

次に(2)なのだが、もはやマイクロソフトはADPに力を入れているように見えない。Accessプロジェクトについて(ADP)のヘルプはAccess 2003のものであり、Access 2007のヘルプでは「ADP」は登録されていない。マイクロソフトとしては、SharePointに注力したいのだろう。こちらのほうがWebとの相性がよい。

ただ、使用してみて、Accessの気楽さはWebアプリと補完する関係にあるのではないかと思った。たとえば世の中にはオープンソースの買い物カゴが複数存在している。しかし、それらが販売管理システムと呼べるような管理画面を持っていることは少なく、持っていたとしても当該企業がほしい情報を出しているとはかぎらない。

そのときの選択として、Webアプリそのものを改修する手はもちろんある。オープンソースなのだから、そちらが本流かもしれない。しかし、そうするとバージョンアップの際の整合性が問題になる。それに、他人のソースを読み込むのは面倒なものだ。

使用されているRDBMSはMySQLかPostgreSQLと相場が決まっている。これらは両方ともODBCドライバーが提供されているから、Accessからでも接続することができる。それなら、必要なデータの加工や帳票作成は、Accessでやってしまったほうが早そうである。データベースの解析は必要になるが、Web系のDBでそんなに複雑なものは稀だろう。

Accessに関係する書籍は何冊か読んできたが、このまえジュンク堂で購入した前野好太郎『中小企業向けAccess開発実践ノウハウ』(翔泳社、2007年)はAccessらしい部分を解説してあって、悪くない。あとは、OpenOffice.orgのBaseがどれほどのものなのか調べてみたいと思っている。

Tags: PC

2008-10-19

Link 雑司が谷は鬼子母神

チグハグな日というのがある。土曜日は、まさにそういう1日だった。

まず、寝坊したところから妙だった。体内時計のおかげか、通常は心で決めた時間に自然と起きることができる。そのため目覚まし時計を使っていない。ところがこの日は予定をオーバーして9時前まで眠りつづけていた。どうも、前日の帰宅時に2時間ほど歩いたのが響いたようだ。予定を1件飛ばす。

この日は中野で昼食の約束をしていた上、14時には吉祥寺で別の方と約束していた。先日池袋で注文した靴と服とを取りに行くのは、午前中が適切だ。朝食後すぐにサンシャイン60に出向く。例によってサンシャインシティ内で道に迷った挙げ句、いざ着いてみると「社員研修につき本日の営業時間は12時から」という旨の案内板が店の前に置いてある。空振りだが、仕方がない。夕方に寄ることにしよう。

昼食はJR中野駅南口にある五右衛門というスパゲッティ屋である。この店は、特にどうと言うこともないのだが、フォークではなく箸が出てくるのが最大の特徴だ。そのあと寄ったスターバックスで先の話題になった。副都心線の池袋駅からサンシャインまでは距離がある。副都心線の駅はJR池袋の西にあり、サンシャインは有楽町線の東池袋に近い。

そのとき、百円ショップで買った地図をテーブルの上に広げていた。6月に開業したばかりの副都心線のデータは載っていないが、都電荒川線の雑司ヶ谷という駅が見つかる。副都心線でも、池袋の手前は雑司ヶ谷だ。夕方にサンシャインに寄った帰りは雑司ヶ谷を使ってみようと決める。方向音痴のくせに見知らぬ道を歩くのが好きなのだ。それに実を言うと、池袋駅はあまり好きではない。

さて、靴と服とを受け取った帰り、偶然そばにいたサンシャイン警備員の若い男性に雑司ヶ谷までの道を尋ねる。「それは何線の駅ですか?」と言うので副都心線だと返答すると、どうも道を知らないような装いだ。そこで、都電荒川線もあると言うと、荒川線の駅なら知っていると言い、わざわざビルの外に出て道を教えてくれた。

荒川線の駅は「東池袋四丁目」だった。基本的には、線路沿いを南に進んでいけばよいはずだ。しかし線路沿いに道はないので、勘を頼りに適当に進む。途中で道に迷いかけたが、祭りに遭遇したのは幸運だった。彼らは団扇太鼓をしている。法華経の祭りか。やがて再び軌道に出たので、近くにいた中年の男性に道を尋ねる。ほどなくして副都心線・雑司が谷駅に到着した。

道に迷ったこともあって、30分以上歩くことになった。意外と遠いものだなと思って案内板を見てみると、なんと副都心線・雑司が谷駅の都営線接続駅は雑司ヶ谷ではなく鬼子母神前となっているではないか。道理で遠いことに合点がいった。警備員の方が知らないのも無理はない。鬼子母神といえば法華経なので、先の団扇太鼓にも納得した。

なお、副都心線のデータはGoogleマップには中途半端にしか掲載されていないが、Yahoo地図にはしっかりと掲載されていた。

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2008-10-20

Link OpenOffice.org 3.0 BaseとPostgreSQL

先日、OpenOffice.org 3.0日本語版が正式公開された。鎌滝雅久氏よるマイコミジャーナル上の記事にあるとおり、世間の耳目を集めているのは(a)Mac OS Xネイティブ対応、(b)Microsoft Office System 2007書類の読み込み対応、(c)Calc(表計算)のExcel VBA一部対応、といったところだ。Calcについては、セル単位で排他制御がかかる「ドキュメントの共有」など、便利そうな改善もある。

CalcやWriter(ワープロ)、Impress(プレゼン)と比較すると、Base(データベース)の扱いはとても地味なものだ。先の記事ではまったく取り上げられていないし、公式ページの説明を読んでも、Baseに関してはごくわずかな記載しか見つけることができない。

しかしながら、OOoの普及戦略としてBaseを足がかりとすることは十分に考えられるのではないかと私は思う。それは、次のような理由からだ。

WordとExcelとは、Microsoft Office Systemの最廉価版にも搭載されているだけあって、たいへん広く普及したソフトウェアだ。長い歴史を有し、多くの利用者を抱えている。Office 2007でのUIの変更では批判が殺到したことからわかるとおり、利用者はUIや互換性に敏感だ。WriterやCalcをWordやExcelのクローンとして捉えてしまうと、どうしても非互換に目が向いてしまう。

これに対して、Accessの立場は先の2つのソフトウェアとは異なる。まず、Office Professional以上でないと搭載されていないため、利用者数はずっと小さい。それだけでなく、平均的な利用者の質も違う。Accessはれっきとしたリレーショナルデータベースシステムだから、WordやExcelほど無意識には使えない。習熟には相応の思考力を要する。だから、Accessを使いこなせている利用者は知的水準が平均よりも高く、新しいソフトウェアの導入も合理的かつ柔軟に取り組めるだろう。

つい先日、AccessはWebベースの業務アプリの弱い部分(帳票や柔軟な画面制御)を補う点でWebアプリと補完財の関係にあるのではないかと述べたのだが、それと同じことがBaseにも当てはまることに気がついた。Baseのフォームやレポート機能はWriterの図形描画機能と差込印刷機能とを合成したような感じで、Accessに慣れた身には違和感があるが、最初からこういうものだと受け入れれば自然に感じられるかもしれない。

さて、OOo Baseを既存DBのクライアントとして使用してみた。メニューの中に「MySQL」があるのはWeb界で最大のRDMSだからか、あるいはSunが買収したからか。PostgreSQLはないので、PgOleDbを使ったADO接続か、psqlodbcを使ったODBC接続を選ぶことになる。ここでは後者を選択すべきだ。PgOleDbは2006年4月以降更新がされていないし、接続しても列名が取り出せなかった。

Tags: PC
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Link 2 [無料のWIN mac両方使えるパーソナルデータベースになるならば、すごい事だと思いますがどうなんでしょう・・・]

Link na [個人用かどうかはさておき、代表的なプラットフォームで動くことは重要ですね。]


2008-10-21

Link ドメイン環境下で自動ログオンを行なう方法

あらかじめ断っておく。この方法は保安面で極めて好ましくないので、導入には慎重でなくてはならない。私がこれを採用したPCは、iSeries(AS/400)のプリンタセッション専用に使用する無人マシンだけだ。

Active DirectoryやNTドメイン環境下でWindowsを自動ログオンさせるためには、レジストリを操作する必要がある。この方法は「How to Enable Auto Logon to Windows XP and Vista Joined as Domain Member」(My Digital Life)で知った。

  1. regeditを起動する。
  2. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon」を開く。
  3. 「DefaultUserName」「DefaultPassword」「DefaultDomainName」キーを開き、ユーザ名/パスワード(平文)/ドメインを入力。キーがない場合には、文字列値としてキーを作成する。
  4. 「AutoAdminLogon」キーを開き、値(文字列)が0であれば1にする。なければキーを作成。
  5. 「AutoLogonCount」キーが存在していれば、削除する。
Tags: PC
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Link Fluorite [まったく同じ用途で設定を探していたらこのページがヒットしました。 ありがとうございます(^^)]


2008-10-23

Link 海と梅

おととい、「梅」と手で書くつもりが誤って「海」と書いてしまった。なぜ両者を混同したのか考えているうちに、いくつか連想したことがある。

「海」と「梅」とはどちらも表音文字であり、音符(毎)が同じだ。さらに、「うみ」「うめ」と訓読みも似ていて、どちらにも/m/が含まれる。実は訓読みではなく、字音が転化したものかもしれない。たとえば銭の訓読み「ぜに」は、「せん」が訛ったものだ。

手元の『大辞林』に当たってみると、「うめ」に関しては思ったとおりだった。イチョウなどと同じく中国から持ち込まれたものらしい。「うみ」のほうは、基本語すぎてわからない。古語は「わた」だった。「わだつみ」とは海神のことだ。ただし、ピンイン変換しても/m/の音素は出てこない(上海が好例)ので、字音という線は間違いらしい。

Tags: 言語

2008-10-30

Link 舌切り雀/雉の恩返し

昼休みの時間帯、減量推進のために日本橋界隈を歩くことにしている。最近は、人形町や水天宮前を散歩することが多い。『世界大百科事典』によれば、このあたりは日本橋界隈で唯一戦災にあわなかったらしい。町並みが古いのもうなずける。

頭の中だけにあったものを、実際に目にするのは嬉しいものだ。人形町で見つけたものは、チロリアンの千鳥屋、人形焼の重盛、鉄板焼の今半、京樽の総本店、変わり種では井上工業の本社など。最後の会社は現在こそボロ株として有名だが、かつて田中角栄が勤務していたのだとTさんに教わる。そして先日破産してしまった。

最大の感激は、甘酒横丁に店を構える「岩井つづら店」を見たときだ。足袋屋を見たときにも思わず福助のコマソンが頭をよぎったが、つづらを見たのは生まれて初めてで、かなり興奮してしまった。つづらといえば、舌切り雀に出てくる「大きなつづら」「小さなつづら」しか知らなかったからだ。

舌切り雀は動物報恩譚に分類される民話だ。花咲か爺とか鶴の恩返しとか、この手の話は珍しくない。それらの中で私がいちばん深く憶えているのは、「雉の恩返し」である。子供の頃に聞かされたときには、ひじょうに怖かった。周囲に知っている人がいないのだが、検索してみるとヒットした。

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プロフィール

渡辺 慎太郎(na@10days.org)

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