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十日日記


2009-06-01

Link Virtual Serverのバックアップスクリプト

Virtual Server 2005 R2 SP1上で走らせている仮想マシンのバックアップについて書いておこうと思ったまま何カ月も忘れていた。詳しくは、「Microsoft Virtual Serverのバックアップ――注意点と対策」という記事を読むとよい。

仮想マシンのバックアップを取ることは、そのマシンを停止させているあいだであれば難しくない。仮想HDDファイル(.vhd)を写すだけだ。ただ、この方法を実稼働環境で採用するには問題がある。HDDファイルの大きさはギガバイト単位になるのも珍しくないから、ファイルを複製しているあいだにマシンを停止させるとなるとダウンタイムが長くなるのだ。

かといって、稼働中のままVHDファイルを複製するのは危険である。複製中に内容が変わってしまうだろうからだ。幸いWindows Server 2003にはボリュームシャドウコピー(VSS)があるが、VSSでスナップショットを作って複製するしても万事解決とはいかない。仮想マシンのメモリの状態まではスナップショットできないからだ。

よって、先の記事にあるとおり、仮想マシンをバックアップするには次の手順を踏む。(1)仮想マシンをサスペンドし、(2)ボリュームシャドウコピーを作成し、(3)仮想マシンを復帰させ、(4)シャドウコピーからVHDファイルとサスペンド情報とをバックアップする。(2)の作業は一瞬にして終るから、スクリプトさえ作っておけばダウンタイムは数秒間で済む。

私は、Nils-erik Auraaaker氏によるVirtual Server Backupというスクリプトを利用させてもらっている。スクリプトのほかに、Volume Shadow Copy Service SDK 7.2に含まれるvshadow.exeが必要だ。(SDK全体をWindows Serverにインストールする必要はない。)

Tags: PC
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

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2009-06-03

Link 会員制電子図書館Safari Books Online

Professional Excel Development 最近、『Professional Excel Development: The Definitive Guide to Developing Applications Using Microsoft Excel and VBA, and .NET』(第2版、Addison-Wesley、2009年)が届いたので読んでいる。この本はExcelでの開発技法を包括的に記した数少ない書籍で、Excelを飯の種にしているならmustに近い。Amazon.comでも、28本のレビュー中の24本が5点満点を与えている(6月2日現在)。

私自身なるべく早く読み通そうと思っているのだが、持ち歩くには大きな制約がある。1176ページもあり、かさばるうえに重いのだ。この本を鞄に入れて自宅と職場とを往復してみた結果、二度とやりたくない気分になった。

そんな折、ふと最終ページを見ていたら、「FREE Online Edition」という文字列が目に入った。この書籍の購入者にはオンライン版への120日間のアクセス権が付与されるとある。それにはSafari Books Onlineというサービスを通じるのだという。

Safari Books Onlineについては、おぎろぐの記事を参照。一言でいえば、計算機関連の書籍を主に集めた会員制電子図書館である。月額料金で42.99ドル(Safari Library)、22.99ドル(Safari Bookshelf)、9.99ドル(Safari Basic)の3コースがあり、支払い額に応じたサービスが得られる。いちばん高いコースだと、出版前のドラフト版も見ることができる。

さっそくアクセスして同書に書かれていたクーポンコードを入力すると、Safari Basicコースの45日間(120日間ではなかった)の購読権が得られた。PDF表示だけでなくhtml表示もできるし、全文検索も可能だ。計算機関連の書籍の中には、(1)コピーすべきコード片が含まれ、(2)旬の期間が短く、(3)ページ数が多いものが珍しくないから、電子化に適していると言える。

参加出版社は胴元のO'Reillyのほか、Addison & WeslayやApress、McGrawHill、Microsoft Press、Peason Education、Sams、Wileyなど41社が名を連ねているSpringer Verlagが参加してくれると嬉しいのだが、分厚い洋書が本棚を占拠している我が家の現状を考えると、現時点でも購読する価値はありそうだ。

Tags: web

2009-06-07

Link 知識の剪定

フィンランド教育 諸葛正弥『フィンランド教育 成功のメソッド』(マイコミ新書、2009年)を読む。フィンランド教育に関する著者の本を以前読んだときに、指導案が具体的で感心した記憶がある。だが今回の書籍はフィンランドに名を借りた自己啓発本だった。せっかくだから読み進める。

本書は自分語りが中心なので書くべき内容があまりない。「過去と他人は変えられない」とか「子どもは主役でなくてはならないが、主人であってはならない」といったような言葉が出てきたのを憶えている。また、フィンランドでは作文を発表したあと皆で改善点を話し合い、それに基づいて作文を1から書き直すという。こういう「変化のある反復」は、たしかに有効だろう。私の経験では、作文を提出しても数行のコメントが返ってくるだけだった。

薔薇とガーデニングショウに出かけて観賞しているとき、バラはとても手がかかる園芸植物だと聞いた。日光と栄養とを与え、病気や虫の対策もしなくてはならない。また、花を奇麗に咲かせるためには適切な剪定が必要なのだそうだ。『星の王子さま』に出てくるバラも、わがままで手がかかっていた。

Outliers 私は教育については素人だけれど、人もまた剪定が必要なのかもしれない。『Outliers』によれば、あることについて一人前になるには1万時間継続的に取り組むことが必要という。この数字が正確なのかどうかは定かではないが、桁は合っている気がする。1日3時間として9年ちょっとの計算だ。深く考えずに多方面に手を伸ばしていると、何も身につかない危険がある。

若いころには色々なものに目が向きがちな一方で、持ち時間が希少であるという意識は希薄だ。情報過多の時代の指導者に求められるのは、(1)指導対象の関心を有機的に結びつけ、その中で最も抽象度の高い(抽象度の高いものほど応用が利く)分野に誘導すること、(2)不必要な情報に目が向かないようにすること、になろうか。

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2009-06-08

Link スケジューラーの先入観

OutlookやGoogle Calendarなどのスケジューラーでは、予定表の切り替えが日・週・月の3段階になっているものが多い。私はなるべく先まで予定を見たいので「月」にしている。この場合には紙のカレンダーのように予定が表示されるのだが、これに関しては不満がある。月の日数が進むにつれ、先の見える範囲が狭まってしまう点だ。下旬になると、2週間先の予定までしか画面に入らない。

似たようなことは一般のカレンダーソフトでも起こる。たとえば月の初めころ、先月末付近を確かめたくなることがある。ところが月が切り替わったという理由で、たった3日前が確認できなかったりする。時間は連続しているのに、月ごとに切り替えるのは理不尽だ。特に、紙の制約のない電子カレンダーでそうなっているのはよくない。

幸いにも、カレンダーのほうは事態に気づいてくださっている人がすでにいる。Windows Vistaのサイドバー用ガジェット「カレンダー」は、先月末もさりげなく表示してくれる。とてもいい。

一方、スケジューラーのほうは改善の萌芽が見られない。Google CalendarではCustom Viewという機能があり、4週間先までを表示させるように設定すれば先に挙げた問題は解決するように見える。しかし4週間では短いのだ。せめて6週間、できれば8週間先までの予定が見たい。1画面に入りきらなかったらスクロールすればいいだけだし、先の週ほどセルの縦幅が小さくなっていってもよいと思う。

Tags: PC web

2009-06-09

Link 国際郵便事故?

先週木曜日のこと、Amazon.comで注文していた書籍3冊の不在配達票が届いていた。伝票が1枚ではなく2枚なのは、3冊とも1000ページ級の技術書のため諸般の事情で小分けしたのかもしれない。ちなみにこのうちの1冊は、先に取り上げた会員制電子図書館Safari Books Onlineに収録されている。同サービスをもっと早く知っていれば注文しなかったのだが。

Amazon.comから国際郵便で書籍が送られてくるときには、必ずしも手渡しになるわけではない。あるときは、段ボール箱を包んだ厚手の袋ごとドアの前に置かれていた。箱だけでなく、袋にも英語の荷札が付いている。米国からはこのような形態で送られてきているようだ。

金曜日の20時過ぎ、日本郵便の配達員が2名がかりで袋の荷物を持ってきた。その場で袋が開けられ、荷札2枚と段ボール箱2箱とを私に手渡す。ずっしりと重い。

配達員が引き払ったのち、手近な箱を開ける。すると中に入っていたのは大型本で、妖精がどうのこうのという明らかに違った本である。慌ててもう1箱を開けてみると、私が頼んだ書籍は3冊ともこちらに入っていた。

欠品ではないからよかったものの、Amazonめ面倒なことをしてくれたなと、最初に開けた箱に戻って納品書を確認する。そもそも私宛てではない。静岡の方宛てになっている。段ボールを見ると、こちらの宛名も静岡の方だ。一方、袋の荷札は2枚とも私宛てになっている。

袋詰めしたときの荷札づけに手違いがあったことはわかった。だがいったい、これはどの段階でなされるのだろうか。Amazon.comの配送センターか、それともUSPSか。とはいえ、どちらに問題があろうと連絡するのは面倒なので、おそらく何の責任もないであろう日本郵便に電話し、引き取ってもらうことにした。

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2009-06-11

Link SSHでマウントするDokanSSHFS

LinuxマシンのディレクトリにWindows PCのExplorerから触りたいとき、いわゆる正攻法と思われるのはSambaを使うことだ。だが、ひと月ほど前からDokanSSHFSを使っていて、これがけっこう便利なので紹介したい。

DokanSSHFSは、SSHで接続した計算機のディレクトリをWindowsのローカルドライブとしてマウントするソフトウェアだ。汎用のユーザーモードファイルシステムライブラリであるDokanライブラリと組み合わせて使用する。FUSE-sshfsをWindowsで実現したものたと言えば話が早い。

この種のリモートをローカルに見せかける仕組みは、接続先がネットワーク的に遠いときには注意が必要である。それさえ意識していれば、とても便利なソフトウェアだ。sftpを使う機会が激減した。

Tags: PC

2009-06-16

Link 日本語→英語→英語

今年の2月に突発性難聴を患ってから、しばらくヘッドホンの使用を控えていた。それから数カ月して再発の兆しもないので、先月半ばから通勤時の英語聴取を再開している。

コーパス口頭英作文 今回は聴き取り能力の向上は脇におき、瞬発力を鍛えられないかと考えた。そのための教材を探していたところ、松井孝志先生のブログで阿部一・浦島久『コーパス口頭英作文』(DHC、2007年)が目に止まったので、使うことにした。

この本には700の文が収録されている。最初の文は「I'm sad.」、最後の文は「She was smiling when she saw me.」だ。見てわかるとおり、徹頭徹尾中学生レベルである。課ごとに定型表現をまとめてあって、第1課は「I'm 〜.」、第2課は「You're 〜.」、第3課は「Are you 〜?」……と続いていく。

ただし、文法が簡単だからといって侮ってはいけない。聴いて意味がわかることと、それが英語として口に出てくることとのあいだには壁がある。たとえば第3課に出てくる「あなたは自信がありますか?」に対する英語は「Are you positive?」だ。私はこの表現を知らなかった。第14課「I like 〜.」で「私はあなたの服装が好きです」を「I like your outfit.」としている。このoutfitも知らなかった。

英語の学習書を買ったときには、身近な英語使いに内容を確認してもらっている。私が彼女の英語力を肌で感じたのは、地下鉄銀座線に乗っていたときだった。不審物を見かけたときには通報せよという旨の電車内の貼紙に「Please inform the train crew immediately ...」と書いてあるのを見て、怪訝な顔をしている。聞くと、上の内容は単に「Alert the crew ...」で十分であり、注意書きのくせにくどいというのだ。家に帰ってOALDでalertを引いてみると、たしかに「to warn sb about a dangerous or urgent situation」とあり、簡にして要を得ている。こういう言葉がさらっと出てくるのが、本物の英語力の証だろう。

その英語使いをして、本書の例文は本当によく使うものばかりだという。私のような素人が見ても、構成になるほどと思わされるところがある。たとえば比較級と最上級とは項目が立てられているのに、原級はない。これはきっと頻度から出てきたのだろう。

さて、私が同書をすばらしく思ったのは、構成もさることながら、付録CDの音声収録の仕方にある。それぞれの文を日本語→英語→英語と読んでいく。この順番とリズムとが非常に学習しやすいのだ。日本語が出た瞬間に英語が閃くかどうかを確認し、すぐに答え合わせができる。英語が2回繰り返されるのもよい。英語→日本語よりもモノになる。半月ほど使っていて、それを強く感じる。一般的な学習参考書――特に例文集は、本書にあやかって日本語→英語→英語という順番に音声収録したほうがよいように思う。

Tags: 英語

2009-06-18

Link 和文を読み上げらないExcel 2007

Office Excel 2007 での変更点」というページにあるとおり、Excel 2007には追加された機能がある一方で、削除されたものもある。そして、上のリンク先には載っていないものの、実質的に日本語版では削除されたと見なしうるのが「セルの読み上げ」機能である。

Excel 2007では、読み上げコマンドが軽視されている。標準ではどこにもツールバーがないので、「読み上げコマンドが表示されない」というページに従って自分で読み上げボタンを用意しなければならない。しかも、標準状態では日本語の文字列を読み上げられないのだ。

事情を簡単に説明しよう。Office 2002以降では、Speech API 5.xを使って音声を合成している。たとえばWindows VistaにはSAPI 5.3が組み込まれており、標準の話者として「Microsoft Anna」が登録されている。ただし、Windows Vista日本語版でも話者はAnnaのみで、和文の読み上げは行なえない。

Excel 2002や2003には、SAPI 5.x対応の日本語音声合成エンジンとしてLH Kenji、LH Naokoが同梱されており、これらの話者を追加インストールすることができた。しかしExcel 2007ではどういうわけか同梱が中止され、Webからの獲得も行なえない。78,901,234をSeventy eight million……と読まれては、かえって混乱する。

対策としては、Excel 2002や2003のエンジンを流用するか、ドキュメントトーカなど有償のSAPI 5.1対応エンジンを購入するしかなさそうだ。

Tags: Excel

2009-06-21

Link ベイズの公式例を樹形図で

一般読者向けの読み物で確率が話題になるとき、ベイズの公式の例に出会うことがある。それもたいていは病気の検査の例だ。たとえば次のようなものを考えよう。

ある検出法では、某病気に罹っている人の95%を陽性として検出する。その一方、罹っていない人の1%に対しても誤って陽性反応(偽陽性)を示す。また、この病気の罹患率は0.5%である。いま、ある人が検査で陽性反応を得たとき、この人が実際に罹患している確率を求めよ。

ベイズの公式の導出や、式を使って上の問題を解く方法については、上のリンク先にあるWikipediaの記事の「Example 1: Drug testing」を参照。例こそ薬物検査になっているが値がまったく同じなので、答も変わらない。

直感的統計学 ところで、吉田耕作『直感的統計学』(日経BP社、2006年)という本がある。著者は1975年以来24年間にわたってカリフォルニア州立大学経営学部で統計学を講義していた。同書はこの講義録を元に日本語に起こしたものだそうだ。経営学部だけあって例がビジネスに直結しているし、使われている数学も日本の高校文系レベルである。また平均やバラツキを大ざっぱに把握するコツについて事細かに触れていて、良書だと思う。

本書では、ベイズの公式が114ページから数ページにわたって触れられている。そこでの計算方法が樹形図を使うものだった。ちょっと目新しかったので紹介したい。

ベイズの公式を樹形図で

まず、原因・結果と流れる樹形図を作る。今回は、病気が原因で陽性という検査結果が出るのだから、病気(D)か否かで分岐し、さらに陽性(E)か陰性かで分岐させる。そして、それぞれの確率を書き込んでいく。そうやってまずは確率の一覧を作り、ベイズの公式に当てはめている。機械的なのが魅力だ。

もっともこれくらいの例であれば、数字にスレた人間は暗算で概算を行なう。同書では触れていないが、数字を大づかみする重要性を説いている同書の主張にも沿うので、ここで合わせて紹介する。

この問題は、陽性反応が出た人間のうち実際に罹患している割合を求めるものだ。病気の罹患率は0.5%なので、1000人いれば5人が罹患している計算になる。この人たちは全員陽性反応が出るとしよう。また、誤って陽性反応を出してしまう確率が1%あるので、995人のうち1%の9.95人に陽性反応が出る。約10人でよいだろう(下のカルノー図を参照)。

カルノー図

すると、陽性反応が出るのは5人+10人で15人、このうち実際に罹患している人は5人だから、求める確率は約5/15すなわち1/3になる。実際の確率が33.22%なので、いい線を行っていることがわかる。

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2009-06-22

Link 信用偏差値

この前の会食時、私と年齢の近い方がクレジットカードを持っていないと知って驚いた。使う・使わないにかかわらず、クレジットカードは1枚は持っておいたほうが何かと便利だ。貸金業法や割賦販売法の改正が施行される来年以降は、今年よりも審査が厳しくなる可能性もある。

信用偏差値 岩田昭男『「信用偏差値」――あなたを格付けする』(文春新書、2008年)を読んだ。内容・根拠の薄さと一貫性・説得力のなさは、まるで雑誌記事を読むがごとくである。そう思って著者略歴を見たら「主に雑誌で活躍中」の「メディアに強いジャーナリスト」だったので、妙に納得した次第だ。

218ページの本書だが、まったく無内容なわけではない。信用偏差値――クレジットスコアに関する記述はほとんどないが、著者の憶測やら読者への推薦やらを無視して事実だけを追えば、A4用紙数枚の報告書程度には価値がある。15分で読める内容なので、私自身は読んでよかったと思っている。

米国では、フェア・アイザック社というソフトウェア会社が各業態の信用情報を一手に担っている。さらに同社はFICOというスコアを算出し、各社に提供している。米国ではこのスコアが信用に直結しており、ローンやリボ払いの金利から就職の有利・不利までがスコアで左右されるという。著者のいう「信用偏差値」である。ちなみにスコアは350点〜850点で評価され、620点未満がサブプライムと呼ばれる。

スコアの算出方法は企業秘密だが、(1)返済履歴、(2)利用額・与信額比率、(3)履歴の長さ、(4)ローン利用の実態、(5)新規取引の有無という5項目の加重平均のようである。米国で最重視されるのは返済が滞りなく実施されているかどうかであり、負債の額は問題ではない。このあたりが米国らしい。また、返済の前倒しも履歴を消すことになり、信用を得るという点では不利だという。

日本の場合、信用情報を集める機関は全国に5つあるそうだ。クレジットカードはCIC、消費者金融は全国信用情報センター連合会(全情連)とテラネット、銀行は全国銀行個人信用情報センター、外資系はCCB(p.28)。これらのデータがバラバラだったために多重債務問題が発生していたと考えた政府は、貸金業法を改正して信用情報のデータ共有を図ることとした。本年6月にはスタートする予定だと同書には載っていたが、もう始まっているのだろうか。

個人的には、iD導入をめぐるNTTドコモと三井住友銀行の思惑が興味深かった。クレジット事業はブランド・イシュア(カード発行)・アクワイアラー(加盟店開拓)の3者で展開する。NTTドコモはブランドであり、iDの普及にあたってイシュア・アクワイアラーを三井住友に任せた。(ただしドコモ自身もDCMXのイシュアである。)一般的に電子マネーに対して冷淡な三井住友が応じたのは、三菱UFJニコスの誕生によってVISAカードの国内第1位を奪われることを危惧したからだという。VISAインターナショナルは各国の第1位のイシュアに対して情報を優先的に提供するのだそうだ。

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2009-06-23

Link スリランカのカレー

この前、自宅の近所にあるコートロッジ中野店にカレーを食べに行った。先のリンク先に「スリランカ名誉領事館のビル地下」とあったり、「スリランカ公使館直営のお店」と紹介しているページもある。真偽のほどは知らないが、皿やティーカップからおしぼりに至るまで店名をあしらった独自のものを使っている。

私が注文したのはランチのCセットで、牛羊鶏から選べる肉はマトンにした。ナンに似て非なるものは、プレーンゴダンバというそうだ。カレーと食べてもよいし、一緒に出されたマンゴーのジャムに付けてもおいしい。それに加えてライスも付いてくるので、量は少なくない。味は全般的にインド料理より塩気がある。付け加えるなら、最後に出てくる紅茶がおいしかった。考えてみたら本場だから当たり前か。

ちなみに中野近辺で昼間のコストパフォーマンスが高いカレー店はパペラだろう。

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本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

Link 小雪 [熱くなってきてインド料理はいいですよね! 私はカレーが一部のものをも除いてあまり好きではないのですが、あるインド料理..]

Link na [今ごろ自覚したのですが、私は羊肉が好きみたいなんですよ。とはいえ、ジンギスカンやラムしゃぶだと量が多すぎますので、カ..]

Link 小雪 [羊のカレーか・・・^_^;三越のビアガーデン行ったことある!すごく安くてびっくりなのに割引券もくれるなんて素晴らしい..]


2009-06-24

Link RobocopyでACLを含めた保管

Windowsで強力な同期ソフトと言えばRobocopyだろう。サーバー管理者にとってはACLも複製されるのが助かる。Windows Vista以降には標準搭載されているし、Windows XPやWindows Server 2003向けにはリソースキットツールの形で提供されている。

このページで使い方を書いて屋上に屋を架すよりも、有用なページにリンクを張っておいたほうがよさそうだ。まず「Robocopyでフォルダをコピー」では、Robocopyの説明書を日本語訳している。たいへんな労作だ。「robocopyまとめ」では、同期コマンドの具体例が得られる。また「時間を指定してフォルダを同期させる@ROBOCOPY」では、Robocopy GUIというGUIラッパーも紹介している。

ひとつ補足をしておく。ミラーリングで注意したいのは、すでに存在するファイルのセキュリティ権限だけを変更した場合だ。通常の

robocopy SOURCE DESTINATION /copyall /mir /z /np /r:0

のようなミラーリングでは、ファイル更新日が同一のためにコピーされない。慎重を期すなら、上のあとで

robocopy SOURCE DESTINATION /copy:sou /mir /is /z /np /r:0

を実行するといいかもしれない。

ところで、Richcopyというソフトウェアを半月ほど前に知った(TechNetの紹介記事)。コピー速度はWindows界で最速らしい。CLIツールとしても使えるので、こちらを導入するのもよさそうだ。

Tags: PC

2009-06-26

Link ACM会員になる

ソフトウェア関係の洋書をWebで読むならACM会員になるとよい。年額99ドルで、Safari Books OnlineとBooks24x7とが一挙に購読できる。

会員制電子図書館Safari Book Onlineのことを以前に書いた。私はすぐに会員登録して現在に至るまで便利に利用しているが、Wroxの書籍が含まれていないのが残念だった。私が好きなApressの本も多くない。

これらの書籍を電子的に読む方法はないものかと探しているうちに、The Joel on Software Discussion Groupの投稿に出会う。それによれば、Books24x7には収録されているという。購読料は年額499ドル(ITProの場合)と、けっこうな料金である。

ちょっと手が出ないと諦めかけていたら、下のほうの画面で

With an ACM membership, you get (somehwat limited) access to both Safari and Books24x7. It's an excellent deal.

という投稿を見つけた。さっそくACM(Associations for Computing Machinery)にアクセスし確認したところ、上の話は事実に見える。Webで会員申込ができ、費用はProfessional Membershipで年額99ドルだ。Safari Books Onlineの最も安いものでも年間100ドル以上するので、なるほど「an excellent deal」と言えよう。さっそく会員になった。

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2009-06-30

Link Office 2007とメイリオとは相性が悪い

Office 2007には日本語ClearTypeフォントのメイリオが同梱されていない。また、お仕着せの設定の中でメイリオを使ったものもない。メイリオ自体はWindows XP向けにも無償配布しているのだし、西欧版Officeは標準書体を同じくClearTypeのCalibriにしている。CalibriはWindows VistaにもOffice 2007にも収録されているのだから、メイリオだってVistaだけでなくOffice 2007に付ければいいのに、と思っていた。

しかし、そうならないのには理由があるようだ。先月のこと、米国マイクロソフトのページで得られるAccessのサンプルファイルを眺めていたところ、Calibriの読みやすさに当てられてしまった。それ以来、Office 2007でメイリオを指定することが増えたのだが、Excel 2007で印刷をかけると、画面上では奇麗に見えていたメイリオの印字字間がおかしくなる経験をした。またWordでメイリオを指定すると、行間が異常に空いてしまう。

Wordの件については、「Word 2003またはWord 2007でメイリオフォントを使用した場合に行間が大きく空く」という記事がマイクロソフトのサポートに載っている。ただ、そこで述べられている対処法は行間を手動で固定するというもので、スマートでない上に副作用も起こる。(たとえば別行立て数式で積分記号など大型の文字を入力すると下が切れてしまう。)おまけにService Pack 2では「Office 2007 SP2をインストール後に、Word 2007でメイリオフォントなどを使用した文書を開くと、行間が広がりページレイアウトが崩れる場合がある」と、事態はむしろ悪化している。

もっとも、私は今のところ副作用を承知でWord 2007についてはメイリオを標準書体とした雛形を作成し、利用している。願わくば、Office 2007 SP3あたりで改善されてほしい。理想を言えば、MS明朝やMSゴシックに対しても専用のボールド体を与えてほしい。MS明朝のボールドにはHG明朝Bがあるし、MSゴシックは現行のものをボールドとしてHGゴシックMあたりを標準の太さにすればよいだろう。

Tags: PC


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渡辺 慎太郎(na@10days.org)

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