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十日日記


2009-07-02

Link MySQL <5.1のDecimalは文字

MySQLには固定小数点型としてDecimal型がある。Decimal型はMySQL 5.1からはバイナリフォーマットで格納されているが、それまでは文字として格納されていた。詳しくは、「MySQl 5.1 Reference Manual」の「DECIMAL Data Type Changes」に掲載されている。

私がこのことに気付かされたのは、MySQL Connector/ODBC 5.1.5を使ってMicrosoft Access 2007からMySQL Server 4.1.20へのリンクテーブルを作成したときだった。フィールドの値が、すべて「#DELETED」と表示される。調べた結果、CHAR型を主キーにしている場合に発生するとの報告を見つけた。DECIMALもCHAR型の一種なので、同様の現象が起こるのだろう。

ちなみに、PostgreSQLでは主キーがTEXT型だとダメで、CHAR型だとOKという報告がある。

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2009-07-04

Link イノベーションのジレンマ

イノベーションのジレンマ クレイトン・クリステンセン『イノベーションのジレンマ』(翔泳社、増補改訂版、2001年)は、著者が破壊的技術と呼ぶ抜本的な技術革新に対して、それまで業界を支配してきた大企業が対応に失敗してしまう原因が内在的なものであると説く。すなわち、ある一定の期間中に企業を大きく成長させてきた経営慣行自体が失敗の要因だというのだ。優良企業は優良であるが故に失敗する、ということで、これが「ジレンマ」と書名に付けられている理由だろう。

破壊的技術の特徴は、単純で安価な一方で低性能であることだ。たとえばハードディスクドライブは、14"→8"→5.25"→3.5"と小型化していっているが、1段階小さなディスクが開発された段階では、現存する顧客が求める記憶容量に到達しておらず、アクセス速度も遅い。したがって主要顧客に内覧させても反応は冷淡なものであり、結果を知った担当者は上司への導入提案に消極的になる。それよりも既存技術を改善させていくほうが管理職にとっては低リスクだ。結局、大企業は破壊的技術を開発しても採用はしない。

破壊的技術を利用するのは小規模な新興組織である。市場規模が小さく利益率も低いため、大企業が相手にしないような分野を見つけて進出する。ディスクであれば、容量や速度といった従来の属性ではなく、大きさや耐衝撃性といった新しい属性に価値を求める分野だ(本書ではカーナビゲーションが例として挙がっていた)。新興組織は一般に低コストで量産し、利益を確保する。

ところで、技術革新は往々にして利用者が望む速度を超えて進む。かつては容量も速度も不足していた小型ディスクは、数世代の持続的な技術革新を経て必要十分な性能を備えるに至る。調査によれば、顧客は機能→信頼性→利便性→価格へと関心を移していく。ここへ来て、従来の大企業よりも低コストで製造できる優位を持った新興企業が下克上を起こし、上位の市場に進出してくる。この攻勢に従来の企業の多くは耐えきれず、淘汰されてしまう。

では、大企業は破壊的技術にどのように対処すればよいか。一番いいのは組織を分離することだという。従来の価値基準から離れ、市場規模に見合った小さな組織を作り、その技術に見合った新たな顧客を探すか、もしくは市場を開拓すべきだそうだ。破壊的技術の困難は技術ではなくマーケティングにある。一方、社を挙げて破壊的技術に対応するのは薦められない。よくて多大な犠牲を払うことになり、下手をすると倒産に陥る羽目になる。

著者はハードディスクドライブ業界を調査対象に選んだ。ディスク業界は遺伝学にとってのショウジョウバエと同じで、淘汰が早くて観察に適しているのだという。実際、小型化につれ次々と製造業者が入れ替わっている。なお、フラッシュ・メモリーがハードディスクにとっての破壊的技術になるかどうかを2001年の段階で論じているのはさすがだ。

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2009-07-05

Link Accessで他のテーブルの値を元に更新する

他のテーブルの値を元にテーブルを更新するときがある。たとえば下の画像で、左を「tblA」、右を「tblB」としよう。tblBには更新情報が入っていて、tblAのlabelをtblBのnewlabelで置き換えることを考える。

テーブル一覧

つまり、上のテーブルに対して実行したらtblAが

Accessでの結果

のようになるクエリが書きたいとしよう。

PostgreSQLでは、こうした場合にはサブクエリを使う。いまの例なら

   update tblA
   set label = (select newlabel from tblB where tblA.cd = tblB.cd)
   where tblA.cd in (select cd from tblB where tblA.cd = tblB.cd);

のようにする。ここで、2番目のselect文ではjoin句を使うことができるが、最初のset中のselect文のwhereをjoin句で置き換えることはできないことに注意。また、次のようにupdate文に対してfrom句を使うこともできるが、これはPostgreSQLの独自拡張である。

   update tblA
   set label = (select newlabel from tblB where tblA.cd = tblB.cd)
   from tblB where tblA.cd = tblB.cd;

ところが、Accessで上のようなことをすると、「更新可能なクエリであることが必要です」と言われて更新することができない。「AccessはUPDATEでサブクエリが使えない」と書いたことがある。

先週末、このことを思い出した。Accessで業務アプリを作成してきた人が隣にいたので尋ねてみると、次のように書けばいいのだそうだ。

   update tblA inner join tblB on tblA.cd = tblB.cd
   set tblA.label = tblB.newlabel

実際やってみると、あっさりと更新できてしまった。UPDATE文の中でjoin句が使えるとは知らなかった。(PostgreSQLでは不可能。)GUIで行なう方法は、「他のテーブルを基にテーブルを更新する」というヘルプファイルに書かれている。

それにしても、where句がないのに限定されたレコードだけが更新されるのが不思議だ。ためしにAccess式のSQL文をMySQL 4.1.20(データベースはMyISAM)で行なってみると、エラーこそ出なかったが全部の値が変わってしまう。

MySQLでの結果

   update tblA inner join tblB on tblA.cd = tblB.cd
   set tblA.label = tblB.newlabel
   where tblA.cd = tblB.cd

のようにwhere句を付ければ望みの結果が得られる。サブクエリよりもあっさりしているので、これからMySQLではこのように書こう。

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Link 通りすがり [on tblA.cd = tblB.cd で条件指定していると思ってますが、 いかがでしょうか?]

Link Access修行中 [Accessのテーブル間のデータ更新で大変参考になりました。]


2009-07-06

Link 素数は無数にある

先日、ベイズの定理について書いていたときに、モンティ・ホール問題を今野紀雄先生が図示していると紹介したページを読んだ。それで今野先生の著作に興味を持ち何冊か読んでみたのだが、ちょっと残念な結果だった。親しみやすく書こうと努力しているのは伝わるものの、話の枕が余談にしかなっていない。いざ本題に入ると典型的な数学教科書の記述に変わってしまう。

社会を変える驚きの数学 そうして読んだ本のうちに合原一幸編『社会を変える驚きの数学』(ウェッジ選書、2008年)という数理科学の雑文集がある。今野先生も「ランダムウォーク森羅万象」という題で執筆しているのだが、同書の中では諏訪紀幸「素数の神秘とその応用」がよい。

素数が無数にあることは背理法で示すのが典型的だろう。しかしオイラーは、無限級数を使って説明している。議論が粗いため現代では証明とはみなせないが、実にオイラーらしい話の展開だと感心する。

オイラーによる説明

ちなみに、最初のリンク先にある早稲田大学の問題にもベイズの定理が使えるのだが、こういうものも樹形図を書いたほう飲み込みやすいように思う。簡単に描いたものを下に載せておいた。

早稲田の問題の樹形図

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2009-07-08

Link 英語で論語

中国古典文献の英訳を読んでみたいと思って探してみた。いくつかあったうちで最もよいと思ったのは、フランス中国語教師協会が提供する「Chinese Classics and Translations」だ。同ページには、唐詩のほか『詩経』『論語』『大学』『中庸』『三字経』『易経』『老子道徳経』『孫子』『三十六計』が収録されている。

一例として『論語』を見てみよう。英語の書名は「The Analects of Confucius」というらしい。白文のほか、英語訳が2種類、フランス語訳が1種類ある。英訳は1861年のLeggeのものと、1979年のLauのもの。どちらも著作権の切れた書籍から取得したものだろう。

時代も異なれば訳者の個性も異なるからだろう。2つの訳が補完的な関係になっているのがおもしろい。たとえば有名な書き出し「学而第一」の最初の文、「子曰學而時習之不亦説乎」は、次のように訳されている。

The Master said, "Is it not pleasant to learn with a constant perseverance and application? (Legge)

The Master said, 'Is it not a pleasure, having learned something, to try it out at due intervals? (Lau)

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Link Robertonipr [Для Тельца гороскоп на завтра и текущий месяц уже доступен..]


2009-07-11

Link PHPとExcelとUNIXシェルと

ある企業が以前オープンソースとして提供していたWebグループウェアがある。その利用者から、ワークフロー機能のコメント欄で半角コンマを使うと、その文字以降が表示されなくなる、という知らせを受けた。

まずはテーブル設計を確認する。ワークフロー1件に対して1レコードになっていて、A→B→Cと流れるワークフローがあるとすると、1フィールドの中に「{"コメントA","コメントB","コメントC"}」と記録されるようになっている。半角コンマが区切り文字。……先が予想できる展開だ。

次にPHPで書かれたソースを見る。データベースからコメントの塊を取得したあとの処理は、次のようになっていた。

   $cm = ereg_replace("[{}]", "", $cm);
   $j = 0;
   $tok_cm = strtok($cm, ",");

   while ($tok_cm)
   {
       $arr_comment[$j] = ereg_replace("\"", "", $tok_cm);
       $tok_cm = strtok(",");
       $j++;
   }

やっていることは、文字列を分解して配列に入れることだ。分解するときに半角コンマで見境なしに分割するのが問題の原因である。私はPHP経験が浅いので、strtok()を使った例を初めて見た。このソースを書いた人はCの経験者なのだろう。

PHPは配列関数が多く、典型的な作業はすでに定義されている。上のコード片は次の2行で置き換えた。これで、コメント中に半角コンマを使っても支障がなくなる。

   $cm = substr($cm, 2, strlen($cm) - 4);
   $arr_comment = explode("\",\"", $cm);

ところで、この処理は実質的にはCSVファイルの行を配列にすることと変わらない。PHPにはCSVファイルを配列に読み込む関数fgetcsv()がある。引数に文字列をとって同じことをする関数があるかもしれないと思って調べてみたら、案の定あった(ただしPHP 5.3.0以降で有効)。

PHPは便利そうな機能をどんどん関数にする。先週も、mb_strwidth()を知って感心した。マニュアルには「文字列strの幅を返します」とあるが、これでは使いどころがわからない。この関数が効いてくるのは、PHPのソースはUTF-8で書いているが、データベースなど外部環境がそれ以外の文字コード(ShiftJISとかEBCDICとか)で格納される場合だ。外部環境の制約によって文字列が○バイト以内と決まっているときに、単純にstrlen()は使えない。UTF-8では半角カタカナも3バイトになってしまうため、外部環境が想定するバイト数と計算が異なるからだ。実際この関数は、ひょっとしてあるかな、くらいの気持ちで検索をかけて見つけたものだ。なければ自分で用意するわけだが、出来合いのものがあるところがPHPらしい。

こんなふうに、PHPは関数がフラットなレベルで、しかも脈絡なく増大していく。このさまを見て、私はExcelを想起した。Excelもまた、競合製品からの機能取り込みや独自の機能拡張を通じて、わりと脈絡なく関数が存在している。たとえばINDEX()とMATCH()との構文糖であるVLOOKUP()やHLOOKUP()は、Lotus 1-2-3から取り込んだものだ。また、条件付き合計値を出すSUMIF()の引数はSUMIF(条件,範囲)だが、条件が複数とれるSUMIFS()になるとSUMIFS(範囲,条件)と順序が変わる。Excelの人気とPHPの人気とには、相通じるものがあるのかもしれない。

もうひとつ思った点は、この脈絡のなさはUNIXのシェルに通じるということだ。UNIXのCLIのコマンド体系は体系と呼ぶのが憚られるような代物だが、これが味なのだろう。私自身はそれを所与として受け入れてきたので、これまで特に考えずに利用してきた。しかし、IBM OS/400の整然とした体系を目の当たりにして、その合理性に感嘆した。Windows PowerShellの動詞-名詞というコマンドレット命名規則も、この延長線上にあるのだろう。

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Before...

Link Louis Vuitton Speedy 30 Care Instructions [I gotta favorite this site it seems handy quite helpf..]

Link Louis Vuitton Yelp [Its pretty interesting that the mainstream media has chang..]

Link Oakley Store At Mall Of America [I dugg some of you post as I thought they were really b..]


2009-07-12

Link SPAMとHAM

リーダーズ + プラス V2 最近『リーダーズ+プラス』(研究社)のEPWING版を買った。辞書形式が独自のものだと8000円ほど安くあがるのだが、EBWinを使った串刺し検索は離れがたいものがある。

それまでは、高校生のころに『MacPower』(アスキー)という雑誌の懸賞で当選したMac版『リーダーズ英和辞典』(システムソフト)の辞書ファイルをEPWING形式に変換して長らく使ってきた。語彙や機能に問題はないのだが、1つ不便なことがある。EBWinの外字マップ機能と干渉するのだ。

この機能は、外字のうちUnicodeに収録されているものを文字に置換してくれるものだ。通常、外字はビットマップ画像として収録されている。このため「résumé」のようにアクサン記号が入った単語をコピーするとアクサン部分の文字が抜けて「rsum」となってしまう。EBWinの同機能は、こうした画像を文字に置き換えてくれる。

ところが、EBWinが想定しているのはEPWING版として販売されている『リーダーズ+プラス』の画像を文字に変換することであって、私が自前で変換した野良データとはマッピングが一致しない。そのため「résumé」となるべき箇所が「「rÒsumÒ」」のように誤って表示される。『リーダーズ』は複合語に対して第一・第二アクセントを見出し語に付けるので、複合語が正しく表示されない状態が長らく続いてきたのだ。この問題が解消され、気分が晴れた。

3〜4日前、あるブログを見ていて、魚肉ソーセージは日本のSPAMだという記述に出会った。私はSPAMと言ったらジャンクメールの意味しか知らないので、さっそく字引にかけてみる。すると『リーダーズ』に「【商標】スパム《豚肉のランチョンミートのかんづめ》」と出ていた。詳しいのはOALD7のCultural Guideで、次のように記している。

a US make of processed meat, sold in tins and usually eaten cold. It is made mainly from ham and was widely used to feed US soldiers during World War II, when it also became popular in Britain. It is still popular in the US today but less so in Britain. Because it is a simple and cheap food, people often make jokes about it. It is made by the Hormel Foods Corporation of Austin, Minnesota, and the city is sometimes called Spamtown.

これを読んで、メールソフトにThunderbirdを使っていたころの疑問が解けた。Thunderbirdには学習型の迷惑メールフィルターが備わっており、迷惑メールと通常のメールとをソフトウェアに記憶させることができるようになっている。このとき、迷惑メールが「SPAM」と記されるのは理解できていたのだが、通常メールが「HAM」となっていた意味がわからなかった。アマチュア無線と何か関係があるのかな、と思っていたくらいだ。肉のハムでもって、ジャンクでないこととかけていたのか。

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Link kxxt [はじめまして。全く通りがかりに書き込みますが、日本でもスパムはほとんどのスーパーで売ってると思います。チャーハンに入..]

Link na [教えていただいてありがとうございます。本当は買ってから返事を書こうと思っていたのですが、いつも買い忘れてしまいます。]


2009-07-14

Link Amazon.comのA to Z

Amazon.comAmazon.co.jpのロゴマークは、会社名の下に弧のような曲線がある。私はこの曲線を笑顔の口だと思っていた。だがよく見ると、AからZへと向かう矢印になっている。笑顔と同時に、「A to Z」で何でもあるという品ぞろえの豊富さを意味しているのだそうだ。

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Link Charla [Excellent way of describing, and pleasant article to get i..]

Link Murray [Its such as you read my thoughts! You appear to grasp a lo..]

Link Angel [I love it when individuals get together and share ideas. ..]


2009-07-15

Link アフタゾロン難民

正直、アフタゾロンの入手がここまで困難だとは想像していなかった。アフタゾロンとは、口内炎用軟膏の商品名である。

先週の木曜日、口唇炎を2つ作った。見かけは一般的な口内炎・口唇炎と変わらないものの、私の口唇炎はストレスやビタミンBの不足から勝手にできるものではない。もっと情けない理由で作ってしまう。私は唇が厚いため、左下の犬歯で自分の唇をかみ切ってしまうことが年に数回ある。だから、いつも同じ場所に同じようにできている。

さて、口内炎や口唇炎にはアフタゾロンが効く。信じられないほど効く。塗って数時間後には痛みが引いているのだから、その効能はすさまじい。私は学生のころに、当時住んでいた国立市の薬局で薦めてもらって愛用していた。もう買って10年ほどたつので今年のはじめに廃棄したため、新しいものを買い求めに行った。

まずは近所の安売り薬局に行くも、置いていない。かわりに新デスパというものを薦められたので買って使ってみたのだが、残念ながら話にならない。私にはメンソレータムのようにしか感じられなかった。それでいっそうアフタゾロンへの興味が募る。

アフタゾロンの主成分ははデキサメタゾンというステロイドである。まずまず強力な(mediumか?)ものだが、それを言ったらケナログだってステロイドだ。アフタゾロンのよさは、デンプン糊を彷彿とさせる固着性にある。私の発症の仕方では当然だが、傷ができた箇所は歯が当たる。(だから噛んでしまうのだ。)このためただの軟膏では、せっかく塗っても歯でこすり取られてしまう。

月曜・火曜と、昼休みを利用して職場の近くの薬局を7軒まわって調べてみた。アフタゾロンを置いていある店は1軒もない。ケナログが2軒。ケナログが私にはイマイチなことはわかっているので、日本橋蛎殻町のオバタ薬局にてデンタルピルクリームを買う。0.2%プレドニゾロン軟膏で、バブルスライムのようなジェルになっている。塗ってしばらくはいいのだが、効果が持続しない。残念だ。しかし、店の方の説明は的確だったので感謝している。

しばらく前なら通信販売で容易に買えたのだが、改正薬事法のため第2類医薬品に属する製品の販売に制限が加えられたため、以前は買えていた店が軒並み取り扱いを中止している。かろうじて実家の近所の三牧ファミリー薬局が扱っているのを見かけ、購入することができた。この店、薬事法対策が入念で感心する。

もし都区内でアフタゾロンが購入可能な店があれば、ぜひお教えください。

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Before...

Link メイ [しばらく行っていませんが、以前は歌舞伎町近くにある龍生堂薬局で取り寄せてくれました。お医者さんや薬剤師さんは、ケナロ..]

Link へルピース [3年ぐらい前ですが、神田須田町の三光歯科で処方してもらいました。]

Link こーめん [アフタゾロンを検索かけたらコチラにきました。 疲れたら口内炎が出来るアタシ的にはいろいろ悩んでいたのですが 偶然..]


2009-07-16

Link 創造はシステムである

創造はシステムである 中尾政之『創造はシステムである』(角川書店、2009年)を読んだ。まあまあというところ。創造のシステム化の話はともかく、日本の業界慣行に対する観察や意見はおもしろい。

まず注意しておかなくてはならないのは、同書による「創造」の定義は字引にあるものとは異なる点だ。

本書では、「創造」を「自分で目的を設定して、自分にとって新しい作品や作業を、新たに造ること」と定義した。/「広辞苑」(新村出編、岩波書店)で調べると、「創造」は単に「新たに造ること」である。だから本署では敢えて、それに「自分で目的を設定して」と「自分にとって新しい作品や作業を」の2つを加えて、創造の領域を広げたのである(p.3)。

とのことだ。残念ながら、上の文章が私には理解できない。修飾語を2つ加えて対象を限定したのだから、創造の領域は広がるのではなく狭まるのではなかろうか。

創造の過程をキャッチフレーズめいて表現すると、「思いを言葉に、言葉を形に、形をモノに」(p.31)となる。「言葉」は要求機能、「形」は設計解と置き換えてよい。また、思い→言葉の過程をリサーチ、言葉→形の過程をソリューションと著者は呼んでいる。

このリサーチは、そうやさしい作業ではないと著者は説く。しかも「日本は、要求機能を意識しない設計文化を醸成してきた」(p.53)。製造業では、自動車なら自動車を丸ごと1台輸入して分析するため、要求機能と設計解とを同時に持ち込むことになる。たとえばアクセルやブレーキはなぜ足で操作するのか。これは歴史的経緯から生まれた要求機能だが、こうした側面はあまり注目されない。「日本に足りないのは、リサーチできる人である」(p.58)と言うのだが、「お金はソリューションだけに払うのが日本の商慣習」(p.58)なのであれば、そうした人材が育たないのは至極納得のいく話だ。

ともあれ、ひとまず要求機能が定義できたとすれば、今度はいかに実現するかに話が移る。第2章で著者は「賢い頭の動かし方について、人類共通で誰でも使える一般手法を教える」(p.79)。その秘密兵器としてTRIZを紹介し、具体例を挙げながら解説している。ただし、こうした発想のパターンを活用するためには、身近な問題をいったん抽象化する能力が不可欠だ。著者はこのことを「思考の上下運動」と呼んでいるのだが、「半数の人間はこの思考の上下運動ができない」(p.92)という。誰でも使えるわけではなさそうだ。

つづく第3章では、独立設計と干渉設計とについて語られる。アメリカ人は独立設計を好み、日本人は干渉設計を好む。

何の製品にせよ、日本の企業は製品を最高条件に調整してから出荷する。だから新品はものすごく良い性能を持つ。ところが、前述したようにメンテナンスがしにくい。とにかく、すべての部品を調整して良好な条件を出しているから、ひとつの部品でも交換すると、もう1回、全部品の調整をやり直さないとならない。

工程設計でも同様である。手直しや手戻りの工程が異様に多い。日本の生産は歩留が高いと評価されるが、直行歩留は低い。日本では、工程ごとに不良品を手直しして良品に蘇らせて、次の工程に送るからである。だから、最初から最後まで良品で合格し続けた製品は、実は非常に少ないのである(pp.166-167)。

第4章は、独立設計をモジュラー型、干渉設計をインテグレイテッド型と呼び、どちらも必要であると説く。ピラミッドで言えば下層と上層をインテグレイテッド型が占め、ボリュームのある中間層をモジュラー型が占める。たとえば外食で言えば、最下層に来るのは個人の零細食堂、中間層がチェーン店、上位層が高級レストラン、という塩梅だ。

同書の欠点は、文章が下手なことである。「失敗学」の畑村洋一郎先生は文才がないと私は思っているのだが、最初の数ページを読んだときに同じ臭いを感じた。途中で「筆者の恩師の畑村洋一郎先生」(p.79)と出てきて、思わず笑ってしまった。「長期にわたって師事すると、その次に先生が何を言うのか大体、わかってくる」(p.80)というレベルになると、文章も似てくるものなのだなあ。

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2009-07-17

Link そらす力

日曜日の都議会議員選挙の感想は、読売新聞のWebページに載っていた蓮舫の破顔がとても魅力的なことだった。笑顔が素敵なのはいい。

ところで昨年来、マイクロソフトはOffice製品の販売テコ入れに力を入れている。個人利用者向けには二度の販促キャンペーンを打ったほか、6月からは企業向けにキャッシュバック(1ライセンスあたり8,000円)を始めた。また、他社の低価格オフィススイート製品との比較サイトも立ち上げている。オープンソースのOpenOffice.orgも仮想敵に含まれているだろう。

私個人はMS Officeを捨てる気はない。マイクロソフトが20年にわたって培ってきた互換性やノウハウは簡単に盗めるものではないし、ましてや低価格を売りにする製品の開発資源を当てにするのは無茶だ。キングソフトのOffice製品を試してみたが、表計算ソフトでAS/400にデータ接続してみると一瞬で落ちてしまった。Officeのライセンス料金は年額1万円ほどなので、あまり高いという感覚もない。同じ商用ソフトウェアでは、Adobe Creative Suiteに支払う料金のほうが高額だ。

しかしそれでも、低価格オフィスやOpenOffice.orgの注目度がもっと高まることを期待している。理由は簡単で、価格を売りにする競合製品を目の当たりにしたマイクロソフトは、自社製品の価格を下げることで対抗するからだ。たとえばネットブックの台頭に危機感を抱いたマイクロソフトがWindows XP Home Editionを1/3程度の価格で提供することにより市場を席巻したのは記憶に新しい。

だから、他者にはなるべく低価格オフィスを薦める一方で、自分自身はMS Officeを使いつづけるのが最良の方針だろうと思う。移行コストによって他者の生産性は落ち、マイクロソフトはOffice製品の価格を下げる。いいことずくめではないか。

関心を別にそらす方策を意識したのは学生のころだ。就職氷河期と呼ばれていた当時、校門前の立て看板ではベンチャー企業へのインターンシップや起業セミナーの案内を盛んに目にした。最初は不思議に眺めていたのだが、やがてその意図に気がついた。こうした看板に感化されてベンチャーに向かう学生が増えれば、給与の高い大企業への就職の競争圧力が緩和される。主催者の学生は他の学生にリスクテイクを煽り、自らのリスクを減らせるのだ。なかなかうまいと感心した。

そらす戦略は、選挙で使われてもいい。たとえば堅い支持母体があって組織票が望めるが浮動票は期待できないような政党がとるべき戦略は、他の政党の支持者を勧誘して取り込む努力をすることではなく、選挙への関心をを失わせて投票させないように仕向けることだろう。支持母体の団体員には期日前投票を行なわせておき、非団体員に対して投票日に泊まりがけの旅行に誘わせるとか。あるいは何らかの形で懸賞を作って海外旅行させるのも悪くない。勧誘による勢力拡大は、平時に行なえばよいことだ。

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2009-07-21

Link avast! 4でWindows Vistaのスリープ障害

2週間前、自宅で使用しているeMachines J4514(Windows Vista Home Edition SP2)にウィルス対策ソフトとしてavast! 4 Home Editionを入れた。すると、次の2点の現象が発生した。ただし、これらがavast!単独で発生するものではない可能性があることを注意しておく。

  • スリープを何度か繰り返すと、そのままフリーズするようになった。
  • Explorerにおいて、ファイルのアイコンが別の種類のもの(たとえばWord書類のアイコンがPhotoshop書類に)に変化するようになった。

前者は、ビデオ出力がなくなり画面が暗くなるものの、そこでPCが止まってしまう。復帰もできず、電源ボタンを長押しして強制的に電源を切るほかない。

後者は、アイコンの大きさを変えると正常なものになる。誤ったファイルアイコンがAdobe Creative Suite 4のものであることと、ExplorerのアイコンにオーバーレイするSugarSync Managerを使っているため、最初はAdobeアプリによってアイコンキャッシュが壊れたのかと思っていた。「アイコンキャッシュが変」というブログ記事で方法を知りWindows VistaのIconCache.dbを消したものの、再発する。

それで昨夜avast!を消去してAVG Anti-Virus Free Editionに戻した。今のところ、特に支障なく使えている。

Tags: PC

2009-07-22

Link 新潟・金沢・白川郷

今度の連休、泊まりがけで岐阜県の白川郷に行ってきた。合掌造の建築物を残す集落は世界遺産となっている。

白川郷には毎年150万人の観光客が訪れる。ただし、そのうちの大多数は滞在期間が1時間に満たない。飛騨高山など別の観光地を訪れる客が、その途中に立ち寄る例が多いそうだ。かくいう私も、数年前に訪れたのは飛騨古川に宿泊したついでだった。そこで今回は、白川郷にて合掌造の民宿に泊まることにした。

公共交通機関を使って白川郷入りするには、最終的にはバスを使わなくてはならない。問題は、どこから乗るかだ。名古屋・金沢・高山の選択肢があるうち、今回は金沢からにした。白川郷は岐阜県の北部に位置しているので、金沢からは1時間ほどで行ける。北陸鉄道・濃尾バスで共同運行している高速バスの運賃も1,600円と高くない。

もともとは東京から金沢へも高速バスを利用する予定だった。金曜の夜にバスに乗って土曜の朝に金沢に着き、午前中を観光に充てるつもりでいた。ところが間際になって同行者に米国出張が入り、帰国が金曜になってしまった。10時間以上の飛行のあとで8時間のバスは過酷なので、出発時を土曜の朝に変更する。

金沢までは、長岡(新潟県)経由で新幹線と特急とを乗り継いでいくことにした。私は北陸や越後といった裏日本を見たことがないので、これを奇貨としたい。また、長岡はRさんの出身地でもあり、Rさんが思い入れを抱く故郷にも興味があった。新幹線が2時間、特急が3時間と、金沢まで都合5時間かかる。なお、東京・金沢間の移動は、「東京−金沢間 連絡時刻表」に詳しい。いずれ北陸新幹線(長野新幹線の延伸)が2014年度に予定どおり開業したら、金沢まで3時間で行けるらしい。

長岡経由にしてよかったと感じたのは、特急・北越に乗り換えて柏崎から直江津に向かう途中で車内から日本海を眺めたときだ。くすんだ灰色の海を予想していたのだが、もっと青緑で美しかった。なお、直江津以西がJR西日本の管区だというのにも驚いた。

以降、何回かに分けて今回の小旅行を記録しておこうと思う。

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2009-07-24

Link レンタルおじいさん

7月22日の日記の話をつづける。

白川郷で世界遺産に指定されているのは荻町という集落で、こちらには合掌造の建物が数十軒ある。今回泊まった民宿も合掌造だ。

私自身は、日本昔話に出てきそうな合掌造の家屋に新奇性を感じない。むしろ既視感を抱く。今は亡き祖父母の家(山口県玖珂郡周東町三瀬川。現在は岩国市に編入)が、まさにそのものだったからだ。

しかし、白川郷の合掌造は複層構造になっているのが目を引く。たとえば加賀藩の典医の家系だった長瀬家など5階建てになっている。上層は養蚕の作業場として使われていたという。また、一軒家(一戸建という意味ではない)だった祖父母の家と異なり、合掌造の家屋が軒を連ねるのは確かに風情がある。これだけの家屋を残したのは立派なものだ。

田舎暮らしは、都市住民が幻想を抱くほど甘いものではないと思う。限界集落と言ってよいであろう祖父母の家にはNHK地上波の電波も満足には届かず、クロネコヤマトも配送してくれなかった。白川郷の互助制度である結は、プライバシー観念の希薄な共同体だ。私には絶対に住めない。

野外博物館を見学して知ったのだが、まわりの集落では集団離村しているところもある。越中桂と飛騨加須良との廃村過程がビデオ上映されていたのを興味深く眺めた。博物館では、こうした村から家屋を移築し展示している。これらの集落は、現在はダム湖の底で眠っているそうだ。

ところで民宿には3組の宿泊客がいた。そのうちの1組は5歳の男の子を連れた老夫婦と思しき方々で、隣の部屋に泊まっていた。夕食時に男の子が「じいじ」「ばあば」と言っていたので、おそらくは孫であろう。そのときは何も考えていなかった。

ところが翌朝、老夫婦は5時に起床して起床したのち、男の子の父親と思しき人間に電話をかけた。木造家屋の壁は薄い。私はすっかり寝ていたので気づかなかったのだが、老夫婦がつけたテレビの音で起こされた同行者は不機嫌な気分で電話を耳にし、その第一声に驚いた――「お疲れさまです」。老夫婦は一部始終敬語だったのだそうだ。

いかに義理の息子とはいえ、親が徹頭徹尾敬語を使うのは不自然だというのが同行者の意見である。そして、代理祖父母の可能性を示唆した。代理祖父母。もっと平たく言えば「レンタルおじいさん」「レンタルおばあさん」か。

帰宅してから調べてみると、代理祖父母制度は実際に存在する。西欧が中心で、ドイツやフランスで導入されている。たしかに、地域の高齢者が子育てに参画するのは悪くない。むかし遠山啓だったか、幼稚園と老人ホームとを一緒にして幼老院を作ろうという提案を読んだことがあったが、それよりもいいかもしれない。

これからの市区町村レベルの行政の役割は、箱物を作ることより人材のコーディネートが重要になるのではなかろうか。近年流行という婚活パーティーを奈良市が主宰してニュースになったけれども、代理祖父母の登録なども価値あることだと思う。いまの日本で子育てすると、親に負担が集中する。それを和らげることができれば、少子化対策に繋がるかもしれない。

戦前の日本の農村地帯の風習のひとつに「拾い親」という習わしがあった。これは、産まれた子供をいったん道祖神のあたりに捨てておき、信頼する第三者に拾わせて自宅まで送り届けてもらうものだ。その第三者は拾い親と呼ばれる。このほか取上親や名付け親など、子供に複数の親を立てることがある。こうした風習は、親に万一のことがあったときのリスク分散だろう。

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2009-07-26

Link 濁酒(どぶろく)と聖地

泊まった民宿から歩いて10分足らずのところに白川八幡神社という神社がある。この神社は「どぶろく祭り」で名を知られているそうで、ふだんでも御神酒として濁酒を振る舞っている。民宿の方によれば1〜2杯ならおかわりもできるというので、足を運んでみた。

どぶろく祭りの館で入館料300円を支払ってビデオ映像を見たあと、御神酒の濁酒をいただく。濁り酒というと甘口を想像するのだが、こちらは酸味がけっこうある。アルコール度数は16.2度だそうだ。結局おかわりしてしまった。

本殿にまわる。右手には絵馬が掲げられている。私は七夕の短冊や神社の絵馬を見るのが好きなので足を運んでみた。意外なことに、絵馬の内容はアニメオタク的なもの過半数を占めている。同行者によると、白川郷は『ひぐらしのなく頃に』という同人ゲームの舞台になっているのだそうだ。アニメ化もされるほど人気を博したとのことで、熱狂的なファンのあいだでは白川郷は「聖地」と目されることもあるらしい。なるほど、絵馬には「聖地巡礼」と書かれたものもある。

荻町地区は6時間もあれば十分に回ることができる。今回は丸一日近くあったので、のんびりと一巡した。町全体はこじんまりとして質素であり、金の落としどころは少なかろう。観光客の多くが宿泊せず通り抜けてしまうのも無理はない。連休などの週末を除けば、民宿の宿泊客は外国人がほとんどだそうだ。

温泉で汗を流したあと、16:50のバスで金沢に戻る。到着予定時刻は18時を回っているので、観光は不可能だろう。行きを夜行バスから電車に変更したため前日は金沢観光の時間が取れず、兼六園をまわるのが精一杯だった。兼六園で食べた餡ころ餅はイマイチだった(伊勢の赤福餅と比較すると落ちる)ので、夕食の海鮮丼に期待したい。

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2009-07-27

Link 女子力を垣間見る

白川郷を出たバスは、18時すぎに金沢駅に到着した。新宿行きの夜行バスが22時発なので、4時間近くある。荷物をコインロッカーに入れ、歩いて近江町市場に向かう。途中で立ち寄った名鉄エムズという百貨店が閑散としていて驚いた。19時前だが、3階で見かけた客は2人。

場内の店は混んでいた。20分ほど待って店内に入り、特製海鮮丼を注文する。隣の席には女性4人組が陣取っていて、そのうちの1人が同じく特製海鮮丼を注文していた。それが届いたときに発せられた台詞に衝撃を受ける――「宝石箱が来た」。吹き出すのをこらえていたら、彼女たちは一眼レフの大きな写真機を持ち出し「宝石箱」の撮影をはじめた。

撮影会が進行する一方で、私たちの海鮮丼は来ない。注文して20分が経った。たかが海鮮丼でこんなに時間がかかるのはおかしい。オーダーが通っていないのではないか――と同行者は言う。それで店員の方を呼び止めて確認する。しばらくして、「ただいまお作りしております」との返事だった。実際には通っていなかったようである。

それから5分ほどして、我々の席にも海鮮丼が届いた。大きい。中身が多いだけでなく、高坏の鉢が大きいのだ。また、マグロには金箔が貼ってあった。味はおいしく、満足のいくものだった。

レジを担当していたのは経営者と思しき方だった。レジは旧式のもので、クレジットカードの機械も見当たらない。現金主義者のようだ。

私が支払いを済ませているとき、同行者が私を呼ぶ。行ってみると、赤九谷の大きな水甕を眺めていた。水甕が回っている。私も一緒になって見ていたら、やがて店長がやってきて、次のように言った。「いいでしょう、これ。うしろが壁なんで見えにくいものですから、ターンテーブルを置きました」。同行者が「ピンクがちょっとかわいい」と合いの手を入れると「500万です」とのこと。

同行者が私を呼んだのは九谷焼に魅せられたからではない。水甕をターンテーブルに乗せる俗悪さを見せたかったからだ。そしてそれを称賛と勘違いした経営者の行動。同行者は、次のようにまとめる。「金沢は初めてやし数時間しかおらんけど、わりと見栄っ張りな土地柄やな」。

9時すぎに金沢駅に戻ってくると、駅付近は昼間とは違う様相を帯びていた。トランクを持った若い女性がそこかしこにいる。どうもその日は関ジャニ8というアイドルグループの公演日だったそうで、全国から来たファンが帰宅のためバスターミナルに集結しているのだ。

金沢周辺の路線バスは発達している。停留所には「新交通システム」と書かれていたけれど、どこ行きのバスがどの停留所にいるのかが手に取るようにわかる。バスが地下鉄がわりの近距離輸送手段となっているのだろう。そのためバスターミナルも立派なものなのだが、そこに集まる夜行バスの量が半端ではなく、一部のバスはターミナルに入りきらない。

出発10分前になってようやく目的のバスの担当者を見つけることができた。新宿経由、横浜・町田行きバスの定員は40名と思われるが、乗客39人のうち36名までが女性である。彼女たちの雑談の声で夜は眠れないかもしれないと危惧していたが、昼間に体力を使い果たしたのか、車内は予想以上に静かだった。

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2009-07-28

Link 路線情報と定期券

私がふだん利用している路線情報サイトはYahoo!路線情報だ。Symfonyで作られた同サイトは、「新幹線を使う」オプションがオン・オフできる点が気に入っている。一方、最近導入された入力補助機能は気に入らない。上では、入力補助機能を外したものにリンクさせている。

携帯電話(au、W62S)では、EZナビウォークに搭載されている「乗換検索」をそのまま使っていたのだが、モバイル版のYahoo!路線情報も利用することにした。PC版で登録した駅が呼び出せるので入力の手間が省ける。また、EZナビウォークでは有料の時刻表閲覧が無料でできるのも嬉しい。ただし、「乗換案内」と異なり東京の路線バスには未対応だ。

それで1つ、あると便利だと思った機能がある。それは、定期券区間を登録させる機能だ。一般に路線検索では、出てきた候補を、(1)到着時刻、(2)乗換回数、(3)料金という3つの軸で並び替えできるようになっている。しかし、もし途中で定期券区間があれば、また話が変わってくることもあるのではないか。

たとえば私が神田から新中野(丸ノ内線)まで帰りたいとしよう。このときの候補としては、(1)JR中央線で四ツ谷まで行き、丸ノ内線に乗り換えるか、(2)地下鉄銀座線で赤坂見附まで行き、丸ノ内線に乗り換えるかだ。所要時間は(1)のほうが少ない(24分対32分)が、料金は前者が高い(310円対230円)。また、赤坂見附での乗り換えは銀座線・丸ノ内線が同一ホームなので楽だ。これだけなら、私は後者を選びそうである。

しかし私には定期券がある。このため、(1)ではJR区間の料金だけでよいし、(2)なら銀座線区間2駅分の料金だけでよい。これを考慮に入れて考え直すと、料金は(1)が150円、(2)が160円となる。すると、(1)でもいいかな、という気になってくる。

このようなとき、あらかじめ登録しておいた定期券情報を利用して料金を自動的に算出してくれると便利だ。

Tags: web

2009-07-30

Link 日本ではOffice 2007の英語UIキットが買えない

Microsoft Office 2007で、メニューやヘルプといったUIは標準で日本語・英語表示切り替えができてほしい。海外の書籍やWebページを読むときには、書かれている英語メニューが日本語のどれに該当するのか迷うことがある。また、外国人に伝えるときには日本語のメニューをいかに英訳するかわからない。

現状、Office 2007日本語版で英語UI表示にするための最も簡便な方法は、Microsoft Office Multi-Language Pack 2007を2万円強で購入することだ。しかしこのソフトウェアは名前のとおり多言語キットで、アラビア語からロシア語まで36言語も付属する。英語だけでいいから、もっと安く販売してほしい。

実は、米国をはじめ世界各国ではすでに可能になっている。米国マイクロソフトのOffice Language Pack 2007では、言語パックが1言語あたり25ドルでダウンロード販売されているのだ。すぐに買おうとしたのだが、日本に向けては販売してもらえなかった。

Web界隈を当たってみると、「Microsoft Banishes Japan from Language Pack Market?」という2008年5月13日の記事がある。マイクロソフト日本法人は単独の言語パックについて「順次リリースする予定です」と記したまま、1年以上放置しているようだ。

Tags: PC


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