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十日日記


2011-04-04

Link 自宅のパソコンを買い換える

先月、2008年9月に購入したeMachines J4514が故障した。コールドブートに失敗して再起動を繰り返す。ビデオカードなど拡張機器を外して起動できるようにはしたが、数時間使っていると画面出力がサイケデリックになったりする。おそらく原因はマザーボードだ。私は不使用時には電源を落とさずスリープで対処しているので、ふつうの使い方よりは負荷が高い。そう言えば、前の機械(Gateway GT4012j)も2年半でマザーボードがやられた。

急いで代替機を探す。今回は、職場で購入して好印象を持ったドスパラの製品にした。選んだのはPrime A Regulus MFというAthlon II X2 220(2.8GHz)を搭載した安価なモデルで、標準構成から変更したのは電源(350W→400W)とOS(Windows 7 Home Premiun 32bit→Professional 32bit)くらいである。価格は45,981円。

ドスパラは納期が早い。当初は納期3日の見込みで3月12日に到着するはずだったのだが、先の地震によって計画は完全に覆ってしまった。翌月曜に受け取ったものの、仕事が忙しかったり祖父母の墓参りに熊本を訪問したりと、PCの設定をするだけの余裕がなかった。きょうようやく基本的な設定が済んだところだ。

去年あたりには、次に買うPCには64bit版のOSと8GB以上のメモリーとを積もうかなどと考えていた。しかし実際に購入したのは、前とほとんど変わらない仕様の機種である。使用感にもほとんど変化がない。私の使い方では、この程度の性能があれば十分なようだ。

Tags: PC

2011-04-08

Link リフレクティブ・マネジャー

リフレクティブ・マネジャー 中原淳・金井壽宏『リフレクティブ・マネジャー』(光文社新書、2009年)を読んだ。同書には、管理職をめぐる2人の研究者の対話が収録されている。

印象に残っているのは、プレイング・マネジャーについての中原先生の意見だ。人員削減に伴ってプレイング・マネジャーが増え、管理職が忙しくなった、という話は珍しくない。ただ、そもそもプレイしないマネジャーに対して部下たちが慕う気持ちになるだろうか、という。中原先生は1975年生まれで、私と生年が2年しか違わない。そのせいか、この感想は深く共感できる。

昨年度、産業技術大学院大学でPMBOKベースのプロジェクト管理について学んだ。PMBOKでは、プロジェクト・マネジャーは管理が仕事であり、プロダクトについては管轄外だということになっている。たしかに、大規模なプロジェクトではそれでもいいかもしれない。しかし私には、そういう経験がない。いまもプロジェクト管理をやっているけれど、管理だけでは仕事が回らないことは確実に言える。

PMBOKはBody of Knowledge――つまり知識体系であり、これを墨守したところでプロジェクトは成功しない。むしろ人間力の部分が大事だ、とも聞いた。これはその通りだろう。しかし、知識体系は本当に正しいのだろうか。私がPMBOKに対して抱いた違和感は、マネジメント手法そのものが変化している中で、プロジェクト管理の手法は取り残されていないか、というものだ。

正規軍には正規軍の、ゲリラにはゲリラの戦い方がある。ゲリラ式のプロジェクト管理を考えてみたいと思うようになった。

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2011-04-12

Link 制約条件の理論

ザ・ゴール ゲリラ的なプロジェクト管理の手法について調べ物をしている際に、「制約条件の理論」(TOC)というものを目にした。イスラエルの物理学者が提唱したもので、もともとは製造業の生産管理の効率性を上げるために作られたという。そこで、TOCが人口に膾炙するきっかけとなった小説――エリヤフ・ゴールドラット『ザ・ゴール』(三本木亮訳、ダイヤモンド社、2001年)を読んでみた。

小説という形態をとっているため、学ぶべき事柄が散在している。以下にメモしておく。

まず、生産管理にとっての指標は3つだけであるという(p.97)。それは、(1)スループット、(2)在庫、(3)作業経費だ。ただし、「在庫」などは定義が通常とかなり異なるので注意が必要である。

  1. スループット:販売を通じて(生産ではない)金を作り出す割合→入ってくる金
  2. 在庫:販売目的の物を購入するために投資した金すべて→滞留している金
  3. 作業経費:在庫をスループットに変えるために費やす金→出て行く金

ただし、ここでは付加価値は考慮されない。たとえば直接経費は「在庫」には入れない。そして、ボトルネックが市場にないかぎり、スループットを高めるべきだという。工場では、依存的事象と統計的変動とが重ね合わさってスループットに影響を及ぼす(p.139)。

p.217の会話では、工場運営の9つのルールのうち最初のものとして「需要に合わせるべきは生産能力ではなく製品フロー」という説が出てくる。(残り8つのルールについては見つけられながった。)資源をボトルネックと非ボトルネックとに分けて、ボトルネックを最大限活用し、生産能力を高めるように全力を注ぐべしという。また、非ボトルネックへの過剰投資を避けること(p.318)も重要。

p.357の会話では、資材が工場を通過する時間を4分類している。

  1. Setup(段取り)
  2. Process Time(処理時間)
  3. Que Time(自分が他の資源の空きを待つ時間)→ボトルネックの部品で多い
  4. Wait Time(他の部品の到着を待つ時間)→非ボトルネックの部品で多い

同書を読んだだけでは、TOCを理解したことにはならないだろう。また、新しい指標による生産管理についても不明な点がある。もう少し勉強する必要がありそうだ。

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2011-04-14

Link 謙虚な講演者

パブリック・スピーカーの告白 スコット・バークン『パブリック・スピーカーの告白』(オライリージャパン、2010年)は、マイクロソフトでInternet Explorerのプロジェクトマネジャーを勤めていた著者が著述家・講演家として独立して生計を立てる中で出会った出来事を交えつつ、講演に関する心構えやコツを述べたものだ。

エピソードは別として、主張内容に突飛さはない。練習を怠らない(p.20)とか、講演の冒頭でアウトラインを説明するとよい(p.90)とか、常識的なことが書かれている。それだけに、誰もが取り組めるだろう。著者は米国人としてはかなり謙虚なほうではないか。ちょっとおもしろかったのは、来場者を前に集めるコツとして運動不足ではないかと問うて聴衆に手を上げさせ、「ちょうどいい運動があります」と持って行くことだ(p.49)。講師が授業を行なう際のコツとかなり通じるところがある。

オライリーの書籍の組の悪さはあいかわらずで、1行に47文字も詰め込まれた本文は読みにくく、その点が残念だった。

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2011-04-17

Link Poor Man's SmartphoneとしてのiPod touch

Apple iPod touch 8GB MC540J/A 仕事や学校の関係でスマートフォン環境があったほうがいいと思い、3月から店を覗いて各製品を物色してきた。その中で最も感銘を受けた機種はGalaxy Sで、学生の身分を利用してドコモの応援学割に加入(auからの乗り換え)するつもりでいた。しかし、最終的に選んだのはiPod touch 4Gである。スマートフォンは買わなかった。

スマートフォンを購入しなかった最大の理由は経済的なものだ。もともと私は携帯電話をあまり使わないので、月々の利用料金も2,000円を下回る。学費の納入で貧乏(大学院の学費は所得から控除してほしいものだ)なのとケチな性分とから、月払いが4,000円ほど上乗せされるのは耐えがたい。また、陸続と新端末が発表される環境で、現行機種に5万円も投資するのも躊躇してしまう。

そんな折、iPod touchに目が行った。PDAとして考えれば、8GBモデルで2万円を切る同機種はお買い得である。液晶パネルこそIPSではないが、iPhone 4と同じ解像度(960px×640px)を誇る。職場も学校もWi-Fi環境が整っているので、ふだん利用する分には困らない。

iPhone+Android スマートフォンサイト制作入門 iPod touchでこのページを見て、読めたものではないことに愕然とした。サイドバーが出っ張り、本文が1~2文字しか表示できないようになっていたのだ。修正したので、いまはそれなにり読めると思う。

スマートフォン用のWebサイトを構築するのは、携帯電話用のサイトを作るのに比べるとPC寄りなので、最初思い浮かべていたほど難しくはない。jQTouchなど、スマートフォンならではの操作感を実現するためのライブラリも便利に使える。サイト制作のコツについては、たにぐちまこと『iPhone+Android スマートフォンサイト制作入門』(アスキー・メディアワークス、2011年)が簡潔でよくまとまっていた。

Tags: PDA

2011-04-24

Link ピボットテーブルの解説書

業務におけるデータ分析では、複数の角度からデータを集計することがある。OracleやDB2、Microsoft SQL ServerといったRDBMSを使っている場合には、SQL文を駆使すれば必要なデータを取り出せる。しかし私は、SQL文自体は単純なものにしておいて、Excelのデータ接続機能によって得られたテーブルをピボットテーブルを使って分析することを人に薦めている。

データを「見える化」する Excelピボットテーブル大事典 寺田裕司『データを「見える化」する Excelピボットテーブル大事典』(改訂2版、シーアンドアール研究所、2010年)は、ピボットテーブルに焦点を当てた解説書である。Excel 2010にも対応しているのが特徴だ。私自身も知らなかったのだが、同書によればExcel 2010は2007に比べてピボットテーブルも強化されている。MicrosoftのTechNetにも掲載されていない微妙な改善点まで調べてあるのは立派だ。

本書では6章50節にわたってピボットテーブルの活用例を掲げている。私がメモしている部分は、

  • 第25節 複数のワークシートにある表を集計する
  • 第32節 商品の売上の落ち込みや成長を分析する
  • 第33節 集計元にない目標額を追加する
  • 第34節 累計と目標達成率を追加する
  • 第43節 ヒストグラムを作成する

第25節については、Excel 2007での方法を私は知らなかった。実際、Excel 2003までのウィザードを利用する必要があり、以前のショートカットキーを使う必要がある。第32節から第34節は、ピボットテーブルではお仕着せの表示しかできないと思い込んでいた私の誤解を正してくれた。また、第43節についても目から鱗だった。Excelでヒストグラムを作成する方法としては、アドインの分析ツールを使うものとばかり思っていたためだ。

ほぼすべての操作が図版入りで説明されているので、親しみやすい。一読する価値はあると思う。

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2011-04-25

Link JR九州の車両はかっこいい

春の彼岸、父方の祖父の墓参りで熊本県荒尾市に出かけた。1泊2日の旅程で、羽田から福岡空港へは空路、その後鹿児島本線に乗って荒尾まで行く。墓参りを終えたのちに熊本まで出て一泊し、軽く観光して熊本空港から羽田に戻る、という段取りだ。

熊本市内は、私の予想をはるかに上回る規模だった。さすが鎮台が置かれただけのことはある。出かける前は勝手に前橋みたいな感じだろうと思っており、自らの憶測を反省した。外装が黒い熊本城は、姫路城や小田原城とは違った男らしい美しさがある。また、夏目漱石の旧居にもお邪魔したが、その際のタクシーの運転手の方の親切さには感激した。熊本交通株式会社の乗務員番号00002106の方、ありがとうございました。

もうひとつ印象的だったのは、JR九州の車両はかっこいいという点だ。たとえば新幹線では、JR東海のN700系やJR東日本のE5系(はやぶさ)などを美しい造形だとは私は思わない。九州新幹線(800系)は、JR西日本の500系ほどではないにしろ700系よりは改善されている。

驚くべきは普通列車のデザインだ。荒尾から熊本まで乗った列車は2両編成の小さなものだったが、赤い外観と黄色い内装が実に垢抜けていた。いま調べてみると、815系だったらしい。JR九州写真館というウェブサイトで、詳しい写真を見ることができる。

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2011-04-26

Link 予備日の集約と逆算による工程管理

マネジメント改革の工程表 岸良裕司『マネジメント改革の工程表』(中経出版、2006年)を読む。この本は、TOCのクリティカルチェーンマネジメントによる工程管理を解説したものだ。

第3部までは、短納期を実現するための方法に充てられている。プロジェクトが長くなるのは、各人がサバを読むためだと著者は指摘する。関係者と腹を割って話し合うことで五分五分のラインを見出し、各人が貯蔵している予備時間をタスクの最後尾や合流地点前に「親方バッファ」としてまとめることで、成員にゆとりが生まれ発奮するという。進捗管理では、親方が「あと何日かかる?」と聞きに行き、「何か問題はないか」と尋ねるだけでよい。

第4部は「目標を共有する」と題され、目的(Objectives)、成果物(Deliverables)、成功条件(Success Criteria)の3点からなるODSCを話し合って決めるとよいという。この際、バランスト・スコアカードの4つの視点(財務、顧客、業務プロセス、成長と育成)に加えて、経営理念や社会貢献の観点からも検討することが大事だそうだ。

第5部の「工程表を作る」というのもシンプルで、ゴールからの逆算で考えていく。これは私たちも列車の乗り換え時などで日常的にやっていることだ。具体的には、「その直前にやることは何か?」「本当にそれだけか?」という2つの質問をゴールから逆にたどっていくだけである。

同書の美点は、なすべきことがシンプルな点だ。著者の他の本も手に取ってみたい。

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渡辺 慎太郎(na@10days.org)

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